Select Language

【緊急検証】ライカ「SL(Typ601)」でシグマ「DG DNレンズ」は使用できるのか

[ Category: SIGMA|掲載日時:2019年08月29日 14時00分]


null


2018年、秋の開催としては最後となった独フォトキナで大きな話題となった、ライカ・パナソニック・シグマの3社による戦略的協業「Lマウントアライアンス」。
3社から提供される数々のLマウント互換製品群により、マウントとしての拡張性が更に広がることに心を躍らせたお客様も少なくない事と思います。

写真の本質を追求し続けたライカが生み出した、フルサイズミラーレス一眼『SL(Typ601)』。
マイクロフォーサーズで培ったノウハウを余すことなく投入し、先進技術の粋を集めたパナソニック『DC-S1』『DC-S1R』。

null


そして、2019年7月、
シグマの新製品発表イベントにて、この夢の共演ともいえるLマウントの専用設計レンズがついに登場しました。
同マウント専用にAF駆動方式や通信速度の最適化といった制御アルゴリズムを開発し、まさに専用設計というにふさわしい性能を備えた「LマウントのDG DNレンズ」

発表会の際に、シグマのスタッフの方から、ライカボディとの互換性について、今後更に磨きをかけてゆく旨の声も聴くことが出来ましたが、
この度マップカメラでは情報のアップデートを待ちきれないお客様の為に、オフィシャルよりも一足早く、シグマ『DG DNレンズ』とライカ『SL(Typ601)』との互換性を独自にリサーチ致しました!

Lマウントをご検討いただいているお客様、是非ご参考になさってみてください!




早速検証を始めましょう。

今回、検証したのは、シグマ『Contemporary 45mm F2.8 DG DN』と
同時発売の『Art 35mm F1.2 DG DN』という、ミラーレス専用設計レンズ2本です。


検証方法は、「ボディにレンズを装着し、レンズ側の絞り管を操作した時に、実絞りがボディ側にきちんと連動するか!?」
という、いたってシンプルなもの。

まずは比較も兼ねて、互換が既に確立しているパナソニックのLマウントボディ『LUMIX DC-S1』との組み合わせで検証です。

null


まずは、『Contemporary 45mm F2.8 DG DN』から、
絞り開放から徐々に絞り込んでゆき、使用頻度の高いF5.6、更には最少絞りまでを検証しましたが、
当然、問題なくレンズの実絞りがボディの液晶に反映していることがみてとれます。

null


215gという既存のLマウントAFレンズとしては最軽量となるこのレンズ、質量のみならず常用出来る描写性能も兼ね備えたとメーカーがコメントし、撮影での出番も多そうなレンズだけに、直感的に物理的なリングで露出を変更できることは嬉しい限りです。

null



続いては、同社初の開放F1.2を誇る大口径の『Art 35mm F1.2 DG DN』。
せっかくのハイスピードレンズですから、実用的な中間の値とともに、開放での撮影を試みたいお客様も多いと思いますが、こちらもパナソニックボディでしっかりと連携していました。

null



さて、検証内容をご確認いただいたところで、いよいよライカボディ『SL(Typ601)』の登場です。

「プロフェッショナルによる写真の世界の新時代を切りひらく」をキャッチコピーに登場した、“Made in Germany”の35mm判フルサイズセンサー搭載ミラーレスカメラ。
その言葉の通り、発売以降数多くのハイアマチュアや。プロの作画要望に応えてきた、ハイエンドモデルです。

この『SL(Typ601)』との互換性については、
シグマ新製品発表会の場でも今後更に改善させてゆく、といった発表があったように、まだまだ途上という印象を持たれた方もいらっしゃるのではないでしょうか。

また、当社スタッフがシグマレンズ発売時に独自に検証した際には、「実絞りがボディ側に連携しない」というネガティブな情報も受けており、少々不安が残ります。


先ほどと同様に、まずは『Contemporary 45mm F2.8 DG DN』から検証開始です。

null


レンズを装着し、恐る恐る絞り管を操作、祈るような気持ちでボディの液晶を眺めてみた結果がこちらです。
しっかりと連動していることがご確認いただけることと思います!

null


純正ライカSLレンズには、描写性能を追求した高性能レンズが多く存在し、高い評価も得ていますが、そのスペックが故に大きく重たい玉が多いこともまた事実。
だからこそ、こうした軽量・小型レンズの存在は非常に大きなものではないでしょうか。


45mmの動作確認で多少肩の荷が下りた私、期待を込めて次なるレンズも挑戦です!

null


ボディの形状、ことに曲線の使い方が印象的なライカ『SL』、ハイスピードレンズとのマッチングは非常に良いのですがはたして動作はいかに、

null



こちらも、開放から最少絞りまで、着実に連動していました。
また、ブログからお伝えすることは難しいですが、手元の検証の上では両方のレンズともAF駆動も問題が無いように思えました。

従来、ライカボディで他社レンズを使うためには、マウントアダプターという選択肢しかありませんでしたが、このLマウントアライアンスによって、ついにライカのボディとレンズが直に使用できるようになりました。
そして、フォトキナ以降、言葉上では理解していたつもりであったはずの“アライアンス”というワードの意味も強く実感した瞬間でもありました。

検証結果に満足しこの記事を執筆していた矢先に、同じくシグマから発売開始された『Art 14-24mm F2.8 DG DN』、
こちらは絞り管がなく、ボディ側の操作に依存する形ですが、同レンズに関しても絞りはきちんと動作し、AFも駆動しました。

null


画像からは判別できないので心苦しいですが、
ライブビューを使えば、ボディの絞り操作によって、画面の明暗が変化する事がお分かりいただけます。
気になる方は、店頭では実際にデモ機でご確認いただけますので、是非当社スタッフまでお声掛けください!



今回の検証は大成功に終わりましたが、一方で「ライカ」「シグマ」両社のホームページ上もくまなく探してみでも、今回の『SL』『DG DNレンズ』の互換性について公式にはまだ発表等はなされていないようです。(※19年8月23日現在)
ご使用になる場合には、あくまで、マップカメラにおける“独自見解”であり、公式見解ではないことや、今回の検証によって、製品のすべての動作を保証するものではない事をご理解いただけますようお願いします。

また、使用される際には、ボディのファームウェアを必ず最新バージョンにアップデートした上でのご使用をお願いいたします。


これからもマップカメラでは、
お客様がお手元の機材で試すことの難しい検証を、逐次行ってゆきたいと思います!


皆様も是非、シグマの「アーティスティックな表現に対する探究心」と、ライカが考える「写真の本質」の追究から生まれた両ブランドの珠玉の製品を堪能されてみてはいかがでしょうか。


▼今回使用した機材はこちら▼
























〓〓タイムズフォト〓〓

[ Category: SIGMA|掲載日時:2019年08月29日 14時00分]

面白いと思ったらコチラをClick!18票


null

いざ、晩秋の鎌倉へ[2019年12月08日]

筆者は以前、晩秋の頃となると毎年のように京都や奈良に出かけていました。 しかしここ数年、自らの忙しさや、現地の混雑ぶりから足が遠のいておりました。 「今年もきっと現地に行けば美しい紅葉が見られるのだろう」という思いがあり、 天気の良い休日のこと、急遽、近場ではありますが鎌倉へ。 用事があり出発が遅れ、昼頃からのお出かけとなりました。 ひとまず鶴岡八幡宮にお参りに。この地...
続きを読む
OM-D E-M5 Mark III

【OLYMPUS】OM-D E-M5 Mark III で早速パナライカを試す【カメラを愉しむ vol.5】[2019年12月07日]

更なるプロフェッショナルモデルへと進化した「OLYMPUS (オリンパス) OM-D E-M5 Mark III」。121点オールクロス像面位相差AFによる高速、高精度なオートフォーカス性能を小型・軽量ボディが魅力的な新製品。 これに組み合わせるレンズは「Panasonic (パナソニック) LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm F2.8 ASPH. MEGA O.I.S.」。 正直121点のオールクロス像面位相差AFの高性能をフルで活かすならやはりオ...
続きを読む
東京紅葉Z50

【Nikon】東京紅葉Z50[2019年12月07日]

東京で秋を感じたいと思い、 皇居・丸の内エリアにNikon (ニコン) Z50 と Nikon (ニコン) AF-P DX NIKKOR 10-20mm F4.5-5.6G VR、 Nikon (ニコン) AF-P DX NIKKOR 70-300mm F4.5-6.3G ED VR を持参して撮影にいきました。 ※Nikon (ニコン) マウントアダプター FTZ装着しています。 まず最初にイルミネーションで有名な 丸の内仲通りを歩きます。 通り沿いにオブジェが並んでいます。 ま...
続きを読む
楽器を撮る。

【Canon】楽器を撮る。[2019年12月06日]

楽器を演奏する姿はかっこいい。 カメラを手にしてから、一番に撮りたいと思っていたのが、バンドのライブ写真だった。 私がギターを弾くという事もあり、自然に浮かんだ被写体だったからだ。 ひとつひとつのバンドが個性的で、撮影している時はとても楽しく、過ぎる時間はあっという間だ。 ライブ写真の中で、ギターに注目して今回のブログを書いてみた。 新品のギターも好きだが...
続きを読む
null

【SIGMA】しぐまびより Part33[2019年12月05日]

ひかり。 背の高いビルが立ち並ぶ街の日向と日陰のコントラストは一層強く、 その時その時にしか見れない街の風景の連続だったりする。 あとで撮ろうと思っていたらチャンスを逃してしまう、なんてことは何度も経験しています。 同じ街に何回足を運ぼうが、同じ顔を見れることはない。 何度も何度も通ったからこそ見れる瞬間があるのだと思います。 強くて明るい光と淡くて柔ら...
続きを読む