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【SONY】自分の知らない「自分」に出逢う

[ Category: SONY|掲載日時:2019年12月02日 15時00分]


SONY α6400 + E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS
SONY α6400 + E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS
焦点距離:350mm(全画素超解像ズーム2倍) 絞り:F6.3 シャッタースピード:1/1600秒 ISO:200


いつからだろう、「新しい事」を億劫に思うようになったのは。

いつからだろう、「いつもと同じ」選択しかしなくなったのは。

いつからだろう、「面白い事」を探しているはずなのに、そのくせ二の足を踏むようになったのは。


いつからだろう・・・。



「写真」を撮る人は、様々な「分野」の写真を自分の好みに応じて選び、撮影を楽しんでいると思います。

「風景」、「ポートレート」、「料理」、「動物」、「飛行機」、「天体」、「ブライダル」、「スポーツ」、「旅行」、「商品」、「建築」、「コマーシャル」・・・。

自分の未知の分野に挑戦する事は、それまでの自分の殻を破る行為だと思います。

気づけば、いつも「スナップ」。今日も「ポートレート」。一つの分野をとことん追求する。それも楽しい。
でも、たまには、未知の分野に踏み出してみよう!
その時、自分の「心」はどう感じるだろうか。



「わくわく」するだろうか。



今まで一度も挑戦した事のない「野鳥」
今回はSONY α6400 + E 70-350mm F4.5-6.3 G OSSの組み合わせでトライしました。

果たして、どう写るか・・・。




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SONY α6400 + E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS
SONY α6400 + E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS
焦点距離:16mm 絞り:F6.3 シャッタースピード:1/400秒 ISO:100

 自宅から徒歩で数十分のところに、かなり太い河川があります。遠くの山々まで見渡せる素晴らしい快晴。撮影にはもってこいの天候です。
 前日の夜は、カメラの設定をしながら、「明日の撮影はうまくいくのだろうか・・・。」と、不安と期待が混じった、得も言われぬ感情につつまれていました。
 「たかが撮影にそんなにネガティブにならなくても・・・。」と思われる方もいらっしゃると思います。ですが、自分の性格は新しい事に対しては、必要以上に身構えてしまう癖があります。それが楽しい事とわかっていても・・・。

SONY α6400 + E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS
SONY α6400 + E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS
焦点距離:16mm 絞り:F6.3 シャッタースピード:1/1250秒 ISO:100

 ですが、そんな不安はこの日の天気によって一掃されました。抜けるような青空、それを見事に反射する川面。少しだけ紅葉が始まった山々。朝の冷たい空気を大きく吸い込むと、私はバッグからカメラを取り出しました。


SONY α6400 + E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS
SONY α6400 + E PZ 16-50mm F3.5-5.6 OSS
焦点距離:16mm 絞り:F6.3 シャッタースピード:1/160秒 ISO:100

 対岸まではこれだけ距離がある川です。現在のEマウント(APS-Cセンサー用)で最望遠の E 70-350mm F4.5-6.3 G OSSを用意しました。35mm換算で525mmとかなりの望遠レンズです。ですが、全長は約14cmと短く、重さは約625gとマンガ週刊誌一冊分の重さしかありません。持ち運びや取り回しの良さは折り紙つきです。

 αシリーズのボディには画素補間により、通常のデジタルズームよりもずっと画像の劣化が少ない「全画素超解像ズーム」と呼ばれる機能があります。最大2倍とできるので、525mm×2=1.050mmとなります。これだけの望遠があれば、かなり有利に撮影できると思っていました。さて、結果は・・・。



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SONY α6400 + E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS
SONY α6400 + E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS
焦点距離:350mm(全画素超解像ズーム2倍) 絞り:F6.3 シャッタースピード:1/1000秒 ISO:100

 まずは、サギの仲間とご対面。「野鳥」の分野は“ど”のつく素人なので、撮影しながらも「この鳥の名前はなんだろう?」と分からないまま撮っていました。川幅が広いが故に、なかなか近づく事が出来ず、望遠端で2倍の全画素超解像ズームをかけてもこのサイズが限界でした。当初の考えだと、もっと顔のアップくらいまでいけるだろう・・・。と考えていましたが、そう簡単にはいかないようです。


 ですが、それがかえって「楽しい」と感じました。


 本来なら自分の思い通りに行かないのは嫌な事です。ですが、この時は「どうしたらもっとアップで撮れるか」「どうしたらもっと追尾して撮れるか」と「撮影」という行為にのめり込んでいました。出来あがりの写真、その善し悪しではなく、撮影行為自体にこれほど「楽しさ」を感じたのはいつぶりだろう・・・。


SONY α6400 + E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS
SONY α6400 + E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS
焦点距離:350mm(全画素超解像ズーム2倍) 絞り:F8 シャッタースピード:1/1000秒 ISO:100

 水中の魚を狙っているのでしょうか。捕まえるまでには至りませんでしたが、その瞬間が来るのを今か今かと待ち構えていました。

SONY α6400 + E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS
SONY α6400 + E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS
焦点距離:350mm(全画素超解像ズーム2倍) 絞り:F7.1 シャッタースピード:1/1000秒 ISO:100

 すっく、と頭を持ち上げ、周りを警戒しているのでしょうか。野鳥撮影において注意すべき事は、撮影に集中しすぎて、野鳥を追いかけ回さない事。と、前日の夜に学んだ事を思い出して、追いかけまわしてプレッシャーを与えないように、遠くから撮らせてもらいました。



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SONY α6400 + E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS
SONY α6400 + E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS
焦点距離:350mm 絞り:F7.1 シャッタースピード:1/1000秒 ISO:100

 次は、飛行中の撮影に挑みました。α6400にはフルサイズ機で培った動体予測アルゴリズムを本機に最適化し搭載されています。撮像エリアの約84%をカバーするAFセンサーが、動きの予測しづらい野鳥を的確に捕えていました。
 ただ、いつ飛び立つか分からず、かつ高速で飛行する鳥を補足し続ける事は、想像していた以上に難しい事でした。飛び立つのを待ち続けている時、少しでも気を抜くとその瞬間に飛び立っており、初動が遅れてしまいました。また、望遠端での撮影なので、少しでも大きくカメラを振ると、追い越してしまったり、それをまた発見するのに時間がかかったり。と、普段しない撮影方法に四苦八苦しながら撮影しました。

SONY α6400 + E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS
SONY α6400 + E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS
焦点距離:350mm 絞り:F6.3 シャッタースピード:1/1000秒 ISO:100

 ですが、ここでも「楽しい」という感情が自分の奥底からふつふつと湧きあがってきて、夢中でファインダーを覗き続けている事に気がつきました。前日までの不安な気持ちはどこへやら、気が付くと何時間も撮影を続けていました。


SONY α6400 + E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS
SONY α6400 + E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS
焦点距離:350mm 絞り:F6.3 シャッタースピード:1/1600秒 ISO:200

 2羽が連なって飛行しています。α6400のAFはとても良く追従してくれました。初心者でもAFをカメラに補助してもらえば、アングルに集中して撮影できる。ミラーレスカメラの最前線をゆくSONYの技術力の高さを実感しました。


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SONY α6400 + E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS
SONY α6400 + E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS
焦点距離:350mm(全画素超解像ズーム2倍) 絞り:F6.3 シャッタースピード:1/1600秒 ISO:200

 これは、「セキレイ」の仲間でしょうか。サギの他にも小型の鳥が川辺をひらひらと飛びまわっていました。人の近くにも寄ってはきますが、警戒心が強いのか、すぐに飛び去ってしまいます。もちろん近づく事は難しく、ここでも全画素超解像ズームに頼りました。撮影データがJPEGのみになったり、「オートフォーカスエリア」の設定が無効になり、中央付近を優先したAF動作になる。など制限はありますが、もう一寸寄りたいと思った時には非常に便利な機能です。


SONY α6400 + E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS
SONY α6400 + E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS
焦点距離:350mm 絞り:F6.3 シャッタースピード:1/1600秒 ISO:200

 飛び立ってから着水までを連続シャッターで捕えました。翼を大きく広げて着水する瞬間を切り取りました。画面の中でこれだけ小さいサイズの被写体ではありますが、細かく分割されたα6400のAFセンサーが的確に追い続けてくれました。

SONY α6400 + E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS
SONY α6400 + E 70-350mm F4.5-6.3 G OSS
焦点距離:350mm(全画素超解像ズーム2倍) 絞り:F6.3 シャッタースピード:1/1000秒 ISO:400

 遠くからお互いを警戒しているのか、距離をとりつつも少しづつ2羽が近づいていました。意識はしていると思うのですが、それぞれが正反対の方向を向いているのは少し可笑しかったです。



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 気が付くと、撮影を始めてからかなりの時間が経過していました。集中している時は、時間の流れ方が違って感じるとはよく言ったものですが、この時は正にあっというまでした。それだけ自分が未知の分野への撮影行為に没頭していたのだと思うと。新しい事に挑戦することの楽しさを見いだせた気がしました。

 新しい分野を一つ開拓した私。


今後も、野鳥は撮り続ける事でしょう。そしてさらに、また新たな分野を、ひとつ、またひとつと開拓していければ、さらに楽しい事が待ち受けていると感じました。と同時に、写真の「分野」の広さ、そして一つ一つの奥深さを再認識しました。やはり写真は楽しい!

 今年も後1カ月を切りましたね。皆さんは何か「やってみたい」と思ってはいるけども、まだ手を出せてない。なんて事はありませんか?どうせなら、今年中にやってみませんか?






なあに、簡単です。


ちょっとだけ、自分の背中を押してあげるだけでいいんですから。







↓今回の撮影で使用した機材はコチラ!↓






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[ Category: SONY|掲載日時:2019年12月02日 15時00分]

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