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SONY 『α9II 』『α7R IV』開発者インタビュー Vol.1

[ Category: SONY|掲載日時:2019年12月12日 19時23分]


SONY α7R IV/α9II/α6600 インタビュー

フルサイズミラーレスという新しいカメラのジャンルを作り出し、カメラ業界を牽引するまで成長をしたソニーのαシリーズ。その中でもプロスポーツや報道カメラマン向けのプロ機材として進化した『α9 II』や、6100万画素の超高画素でありながら、俊敏性も兼ね備えた『α7R IV』など今年は話題性の高いカメラを登場させました。今回のインタビューではこの2機種を皮切りにα全体のコンセプトや性能、商品の魅力について語っていただきました。


今フルサイズミラーレスを牽引している存在として、高画素・高画質が特徴の『α7Rシリーズ』と20コマ/秒のブラックアウトフリーでのサイレントシャッター連写など今までのカメラに無かった性能を持つ『α9シリーズ』があります。改めての質問になってしまうと思いますが、この2シリーズの特徴やコンセプトを教えてください。

中西 氏:
α7Rシリーズは高画素とスピード性能の両立をコンセプトとしているシリーズです。特に6100万画素のセンサーを搭載した『α7R IV』は画素数の高さのみが取り上げられやすいのですが、スピード性能にも妥協なく、6100万画素でのフル解像度で10コマ/秒の高速連写に対応するなど、その高い高速性能、そして拡張でISO102400の高感度性能を併せ持つ点が特長です。風景、ポートレート、動体撮影など特定のジャンルにとらわれない多種多様なシチュエーションの作品撮りに対応できる高画質かつ万能なモデルになります。

α9シリーズは革新的な積層型CMOSセンサーで一眼レフの“メカの限界の壁”を乗り越え、ミラーレスだからこそ様々なブレークスルーを果たすことができたシリーズです。例えばファインダーの消失が一切なく、常に被写体を肉眼で捉えられるブラックアウトフリー撮影や、60回/秒のAF/AE演算、さらには1秒間に20コマ撮影できる連続撮影が主な機能です。今までの機械式シャッターを搭載したカメラでは連写コマ数が構造上の制約に縛られてきました。そこでα9は電子シャッターを改善することによって、今までの高速連写機では撮れなかった写真、例えば秒間12コマや14コマでも撮ることが出来なかった1秒間の中にある瞬間を捉えられるカメラになっています。さらには最新のソフトウェアアップデートによりリアルタイムトラッキングやリアルタイム瞳AFの動物対応などが追加され、発売当初は比較的プロ中心でしたが、現在では写真趣味層にまでユーザーのすそ野が大きく広がってきています。その性能を踏襲し、さらにプロスポーツフォトグラファーや報道カメラマンのご要望をヒアリングして、通信系や操作系を進化させた『α9 II』を発表しました。通信系においては1000BASE-Tの有線LAN対応や、これまでの2.4GHz帯域に加え、5GHz帯域の無線LAN(Wi-Fi)対応により、一分一秒が勝負のスポーツ・報道の現場でいかに早く納品できるか、というところに注力しています。操作系に関してもグリップを握りやすくした点や、マルチセレクターやAF-ONボタンの操作性の向上が挙げられます。

各シリーズの根底には共通して「今まで撮れなかったものが撮れる」というコンセプトがあり、常に独創性と先進性を目指しながら各シリーズの進化を目指しています。

α9シリーズ等に搭載されている積層型センサーと、現在主流とも言える裏面照射型センサーの各メリットとは?

中西 氏:
「裏面照射型」のメリットとしてはより集光効率を高められるので、より暗い状況でも光を集めて高い画質を実現することができます。

「積層型」は裏面照射型の種類の一つで、センサー内部にメモリーを積層配置しており、膨大な出力信号を一時その内蔵メモリーに保管することで、信号を滞らせることなく圧倒的な読み出し速度を実現しています。それによって先にも申し上げたような、“メカの限界の壁”を乗り越えることができました。α9での世界初のメモリー内蔵積層型センサー採用だけでなく、実はこうした世界初の技術は初代α7/α7Rのときから実現してきました。

フルサイズミラーレス機を代表する存在となったα7/α9シリーズとイメージセンサーの進化の歴史に関して、もう少し詳しく教えてください

SONY α7R IV/α9II/α6600 インタビュー

中西 氏:
2013年、初めてミラーレス構造でフルサイズセンサーを搭載したカメラが登場しました。α7とα7Rです。フルサイズ機でありながら実現した小型軽量デザインは衝撃的だったと思います。しかし、まだまだ課題も多く、その分期待も大きかった機種でした。次に大きな節目と言えるのが2015年に登場したα7R IIです。フルサイズで初の裏面照射型センサーを搭載した機種です。本来ならば画素数を上げることによって感度性能面でデメリットも発生するのですが、α7RIIは4240万の高画素でありながら高感度耐性も実現しました。この機種ではカメラグランプリ2016を受賞し、多くのプロや写真趣味層の方が、αのフルサイズミラーレスシステムを支持していただくきっかけとなったモデルだと思います。その次の転換期が2017年に積層型センサーを搭載したα9になります。この機種でもカメラグランプリを受賞しましたが、このモデルの登場により、報道を主としたプロの世界にもαが踏み込む契機となりました。やはりイメージセンサーを作っているからこそ、このような世界初のカメラを世に送り出し続けることができ、そこに多くの方が評価してくださっているのだと思います。





 



[ Category: SONY|掲載日時:2019年12月12日 19時23分]

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