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【街で見つけた形にフォーカス】形、裏道、自分の道【HasselBlad】

[ Category: HasselBlad|掲載日時:2020年01月08日 11時00分]


X1D × 原宿


X1D + XCD 90/3.2
【 X1D + XCD 90/3.2 | 1/1000 | f3.2 | ISO 100 】


早いもので令和2年が明けて、もう一週間が経ちました。
初詣、七草粥などなど、新年の醍醐味を満喫してらっしゃいますでしょうか。

原宿某所

年明け前の話になりますが、年末にHasselblad X1Dを持ち出す機会がありました。
一目みれば"それ"とわかる独特な「形」。
この一台を持って歩き慣れた原宿の街を散策しました。

X1D + XCD 90/3.2
【 X1D + XCD 90/3.2 | 1/125 | f3.2 | ISO 100 】

表参道の裏道。
「表参道は裏を歩いてこそ"通"」と上京当時に叔父に教わりました。
カメラを持ち歩くにしても、
この街は裏道にこそフォトジェニックなものが隠れていることがあります。
さてこの一枚は、被写体こそ決して面白いものではないかもしれません。
カフェのテラス席に残されたグラスと器。
きれいに片付けられているなかで、これだけ残されていて、
このシルエットが浮かび上がっていました。
その浮かび上がっている様子と裏道の落ち着きを表現したく、
露出はアンダー、絞りは開放で撮影してみます。
出てきたのはX1Dならではの"立体感"。
見たときのまま、その浮かび上がるグラスの「形」。
質感を感じる器の描写も筆舌に尽くしがたいものがあります。
圧縮した掲載画像ではわかりにくいですが、
グラスの真ん中にしっかり筆者が写っています。
圧倒的描写力、X1Dの手ごたえをいきなり感じた瞬間でした。

X1D + XCD 90/3.2
【 X1D + XCD 90/3.2 | 1/60 | f3.2 | ISO 100 】

バイクや車だけでなく、
表参道の裏道やショップが並ぶ通りにはアイコニックなものが多いです。
何気ない看板などが、
カメラを持つと、途端に撮りたくなる「形」に感じるはずです。
いつも出歩いている街こそ、カメラを持って出かけましょう。

X1D + XCD 90/3.2
【 X1D + XCD 90/3.2 | 1/20 | f5.6 | ISO 100 】

ドアって撮りたくなる「形」をしていると思いませんか。
原宿某所のこのドアは筆者のお気に入りの被写体です。
違うカメラ、違うレンズを持って原宿を訪れるたび、
必ずこのドアを撮影してその"違い"を楽しんでいます。
まったく同じ被写体、ほとんど同じ撮影設定でも、
撮影するカメラやレンズで出てくる画はまったく違うように筆者は感じます。
この一枚でも、X1Dの描き出す"立体感"に驚きました。
あえて平面的な「壁紙」のような画をイメージして真正面から撮影しているのですが、
対して影がないにも関わらず、各所の造形が浮き上がってくるように感じます。
単に5000万画素だからというだけでなく、Xシステムはレンズの描写力も無視できません。

X1D + XCD 90/3.2
【 X1D + XCD 90/3.2 | 1/30 | f3.4 | ISO 100 】

シンプルな「形」のモノこそ撮りたくなることがあります。
この、ほぼ正方形というシンプルな看板も筆者のお気に入りの被写体です。
そのシステムでどんな色表現をし、どんな背景のボケを描き出すのか、
いつも試しに来る場所です。
f3.4(無意識に少しダイヤルに触れてしまったようです)というのは、
中判だとこのようにボケるのかと、とても印象深い描写です。

Nikon Z6 + Leica M50mm F0.95 ASPH.
【 Nikon Z6 + Leica M50mm F0.95 ASPH. | 1/800 | f0.95 | ISO 400 】

せっかくなので、この看板を撮った過去の写真をいくつかご紹介しましょう。
こちらは先ほどの写真とほぼ同じ構図で撮ったものです。
使ったのはNikon Z6と、
マウントアダプター経由でLeica M50mm F0.95 ASPH. つまり現行ノクティルクスです。
ほとんど似たような撮り方をしたとはいえ、
センサーサイズも違えば、開放F値も違い、メーカーも違います。
この組み合わせだからこそ、と思える描写の違いが楽しめます。

Fujifilm X-T3 + XF 16-80/4
【 Fujifilm X-T3 + XF 16-80/4 | 1/120 | f4 | ISO 2500 】

ボディやレンズの毛色が変われば、撮り方自体が変わることもあります。
こちらはFujifilm X-T3と大人気のXF16-80/4の組み合わせで撮ったものです。
色が賑やかな背景や看板の赤色を強調するためにVelvia(ビビッド)を選択し、
F4でも十分なボケが得られるよう、望遠端でぐっと看板を引き寄せて撮影しています。


いつも変わらない、シンプルな「形」だからこそ、
その時持って行ったカメラやレンズでどのように撮るのも自由自在。
その「形」や背景から浮かび上がってくるインスピレーションを素直に受け入れ、
思ったままに撮影できるのです。

X1D + XCD 90/3.2
【 X1D + XCD 90/3.2 | 1/30 | f3.2 | ISO 100 】

カメラを持って歩いていると、見かけた車を撮りたくなることはありませんか。
(※マナー違反にならないように気をつけています)
その気持ちを駆り立てるのは、
色でしょうか、艶でしょうか、それとも「形」でしょうか。
筆者は見慣れない「形」をした車に惹かれます。
その「形」全体を撮るのも面白いですが、筆者はその一部を切り取って撮影することが多いです。

X1D + XCD 90/3.2
【 X1D + XCD 90/3.2 | 1/45 | f3.2 | ISO 200 】

X1Dを持ち出しても、ほかの機材であっても、
筆者がやっていることは本質的には変わりません。

その「形」をどう撮影し表現するのか。

筆者は持ち出したカメラやレンズ、
そして「形」を含む被写体や情景、
それら全てから"直感的"に導き出されるインスピレーションに身を任せて撮ることが多いです。
それゆえか、似たような構図や表現の写真が増えることもあります。
筆者の友人は、筆者の撮った写真がわかるそうです。
褒められているのかいないのか…、悩ましいところです。

令和2年、今年はもっと"引き出し"やネタを増やしていきながら、
豊かな発想力を身に付け表現できるよう精進し、
撮影はもちろん、心・技・体、さらに成長できる一年にしたいと思います。

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