Select Language

【D780徹底レポート!】第二回 魅惑のDタイプレンズ

[ Category: Nikon|掲載日時:2020年02月12日 14時00分]


この度発売となったD780、その魅力をマップカメラNikon担当スタッフがご紹介するブログ連載の第二弾。
第二弾でご紹介するのはDタイプとも呼ばれる、カメラ内蔵モーターによってAFを駆動させるレンズ3種とD780の組み合わせです。

DタイプレンズはZシリーズでもマウントアダプターFTZを介することで装着することができますが、内蔵モーターがないためAFは駆動しません。しかし、Fマウントを受け継いだD780であれば、旧来のFマウントモデルと同じくばっちりとAF撮影も可能です。また、ライブビュー撮影時にはタッチAF、瞳検出などZシリーズでもおなじみの機能がDタイプレンズでもお使いいただけます。
105mm, 135mm, 180mm


今回は105mm,135mm,180mmの中望遠レンズ3種をチョイスしました。
表面がざらざらとしておりマットな質感が格好いいレンズたちです。

Nikon D780 + Ai AF 180mm F2.8 IF ED

さて、試写用の被写体には骨董品店で見つけた大正時代のリキュールグラスを選びました。ガラスには気泡が入っており、口縁部も少し傾いていますが、大変かわいらしい佇まいです。
前ボケ担当に鳥獣戯画 兎のお香立て、後ボケ用に水鳥埴輪のレプリカを配置し撮影を試みました。

まずは、
Ai AF DC-Nikkor 135mm F2D


こちらのレンズはDC(Defocus Image Control)というボケ味をコントロールする珍しい機能が付いています。
レンズ前玉側についているDCリングをF(フロント)側に回すと前ボケを強調しR(リア)側へ回すと後ボケを強調することができます。
また、DCリングを絞り値よりも大きな数値にすることでソフトフォーカスのような使い方も可能です。
今回は豪快に楽しもうと思いDCリングをF側、R側共に最大まで回してみました。

DCリング:F側 最大(前ボケ強調)

Nikon D780 + Ai AF DC-Nikkor 135mm F2D<br />
前ボケ担当のお香立てが柔らかなボケに溶け込んでいます。対して後ボケは少しシャープに感じます。
F側最大まで回しているため、輪郭が揺らぎ、ソフトフォーカスのような効果が得られました。

DCリング:無補正

Nikon D780 + Ai AF DC-Nikkor 135mm F2D
DCリング無補正の状態、105mm F2ともなるとピント面は大変薄くピントの合った畳部分が一直線に伸びているのが見て取れます。ピント面はかなりシャープでD780に搭載されたセンサーとも相まってガラスの表面が忠実に表現されています。

DCリング:R側 最大(後ボケ強調)

Nikon D780 + Ai AF DC-Nikkor 135mm F2D
後ボケ担当の水鳥埴輪が上記の2枚に比べ背景に溶け込むように柔らかくボケています。お香立ては少しくっきりとして、輪郭がもうすこしで見えそうです。




続いて、
Ai AF DC-Nikkor 105mm F2D

こちらは135mmの後発として発売されたレンズです。
105mmという焦点距離のレンズは後の世代でも活躍しており、
ヌケの良いマクロレンズ、AF-S VR Micro-Nikkor 105mm F2.8G IF-EDや高い点像表現、ボケ味を追い求めた三次元的ハイファイの設計思想をもったAF-S NIKKOR 105mm F1.4E EDなど特徴的なレンズがラインナップされています。

DCリング:F側 最大(前ボケ強調)

Nikon D780 + Ai AF DC-Nikkor 105mm F2D
135mmよりも少し広くなった画角、同じ条件で撮り比べをすると改めて球面収差をコントロールしボケ味を変化させるという面白さがわかります。

DCリング:無補正

Nikon D780 + Ai AF DC-Nikkor 105mm F2D
ピントが合っているガラス面の透明感がシャープに表現されています。DCリングを回した時とはまた違った顔を見せてくれます。

DCリング:R側 最大(後ボケ強調)

Nikon D780 + Ai AF DC-Nikkor 105mm F2D
135mmと比べるとさらに前ボケの輪郭がくっきりと見えています。ピント面は目をこすりたくなるほど柔らかな描写。これを活かしてポートレート撮影なども楽しめそうです。





最後に
Ai AF 180mm F2.8 IF ED

Nikon Dfを使用していた際によく使っていたレンズです。
現在Nikon機を手放し中判デジタルに移行しましたが、
マウントアダプターを介して使用するほど気に入っております。
いつもはマニュアルフォーカス専用レンズとして使用しておりますが今回はオートフォーカスが使えるということで撮影に胸が躍りました。

Nikon D780 + Ai AF 180mm F2.8 IF ED

立派な鬼瓦です。西日が差す中撮影しました。
新しいセンサーとも相まって、柔らかな光のグラデーションが表現されています。

Nikon D780 + Ai AF 180mm F2.8 IF ED

散歩をしていると、木々の間からかわいらしい鳴き声が!
冬毛がふわふわ、ふっくらとしたスズメ様でした。
枝の間から狙ったものの意外にも迷いなくスムーズにピントが合いました。

Nikon D780 + Ai AF 180mm F2.8 IF ED
晴天に梅の花、めでたい組み合わせです。
色の破綻もなく柔らかな描写です。


Nikon D780 + Ai AF 180mm F2.8 IF ED
180mmを使うのであればぜひとらえていただきたい被写体が猫です。警戒されない程度に距離をとり、その姿をとらえることができます。


Nikon D780 + Ai AF 180mm F2.8 IF ED
寝ています…。もう少し寄りたいところ…。


Nikon D780 + Ai AF 180mm F2.8 IF ED
見つかってしまいました。「何か用ですか?」とでも言いたげな表情です。


Nikon D780 + Ai AF 180mm F2.8 IF ED
かわいらしいピンク色の舌が出ています。お茶目ですね。


Nikon D780 + Ai AF 180mm F2.8 IF ED



Nikon D780 + Ai AF 180mm F2.8 IF ED

180mmのレンズは生活の中に溶け込むちいさな猫たちをクローズアップして撮影するのにちょうどいい画角です。
近しい焦点域のAF-S NIKKOR 200mm F2G ED VR II であればZシリーズでもFTZを介してAFを使用することができますが、大変大きく散歩のお供としてはかなりの威圧感を放ってしまいます。
それに対してD780であれば、今回ご紹介したDタイプ、Aiレンズなど、往年のコンパクトなレンズたちを惜しみなく楽しむことができます。

Zシリーズとはまた違った、Nikon機の新たな選択肢が増えたと感じました。

不変のFマウントを楽しむ最新機種、D780。
ゆるぎない信念をあなたへ。

↓使用した機材とおすすめ商品です↓






D780徹底レポート!



〓〓新製品〓〓〓〓商品ピックアップ〓〓


[ Category: Nikon|掲載日時:2020年02月12日 14時00分]

面白いと思ったらコチラをClick!16票


【D780徹底レポート!】第三回 やっぱりレフ機!NikonとCanonの”違い”

【D780徹底レポート!】第三回 やっぱりレフ機!NikonとCanonの”違い”[2020年02月19日]

皆様一眼レフ使っていらっしゃいますか? ここ最近はミラーレスの隆盛ですっかり影をひそめてしまった一眼レフですが、ここにきてニコンから待望のビッグネームが登場しました。 その名もD780!名機と名高いD750の後継機です。 今回の記事では、カタログスペックでは解らない細かい所について掘り下げます。 せっかくなので、わが愛機であり直接のライバルとなるであろうCanon EOS 6D MarkⅡとの...
続きを読む
【Leica】本館地下 中望遠倶楽部 ~NOKTON 75mm F1.5 編~

【Leica】本館地下 中望遠倶楽部 ~NOKTON 75mm F1.5 編~[2020年02月18日]

皆さま、こんにちは。 MapCameraの店舗のある新宿は暖かいなぁと感じる日がだんだんと多くなってきました。 さて、今回はLeica M10-PとNOKTON 75mm F1.5 Vintage Line Aspherical VMを使って写真を撮ってきました。 VMとはVoigtlander Mマウントの略です。 VoigtlanderのBessaシリーズをはじめとしてM型ライカのカメラにも装着することが出来ます。 まずは開放F1.5。優しいピント面からなだら...
続きを読む
光害カットフィルター「StarScape」の魅力

【marumi】光害カットフィルター「StarScape」の魅力[2020年02月17日]

α7RⅣ + FE24-70mm F2.8 GM + M100 + StarScape for M100 + ND8 65mm | F8 | 31s | ISO100 東京都江東区にて 古今を問わず、写真撮影の応用として、「特殊な効果」を持ったフィルターは大変人気です。例えば、「C-PLフィルター」「NDフィルター」等はその中でも定番です。更に特殊なものとして、カラーフィルターやソフトフィルター、クロスフィルターなんかがありますが、昨今では夜景を...
続きを読む
【OLYMPUS】4K動画×手ブレ補正【OM-D E-M1 Mark III】

【OLYMPUS】4K動画×手ブレ補正【OM-D E-M1 Mark III】[2020年02月16日]

2月12日にオリンパスから待望のフラッグシップモデル『OM-D E-M1 Mark III』が発表されました。 2013年10月に『OM-D E-M1』 2016年12月に『OM-D E-M1 Mark II』 そして2020年2月、3代目となる『OM-D E-M1 Mark III』 特集ページに収まりきらなかった機能をMapTimesで紹介。 今回は『4K動画×手ブレ補正』 手持ちでシネマクオリティを実現するOM-D Movie 4K動画撮影機能はもちろん、E-M1 X...
続きを読む
null

私の現像レシピ[2020年02月15日]

先日、自分でフィルム現像をしていて本当に良かったなぁと感じたことがありました。 カメラ屋さん「ご自身で現像されたんですか?」 私「ええ、意外と簡単ですよ。」 カメラ屋さん「私も興味がありまして... 暗室でですか。」 私「いえ、暗室がなくてもできますよ。私はお風呂場を暗室の代わりにしてやってます。」 カメラ屋さん「すごい、私もやってみようと思います。」 自家現像...
続きを読む