二眼レフは、いかがですか?!  その14 | THE MAP TIMES 
Select Language



二眼レフは、いかがですか?!  その14

[ Category:etc.|掲載日時:2008年10月13日 11時30分]

ヤシノンレンズで、のんのんと…

 しばらくおとなーしくしてました。 目立たないように、静かーに・・・ そしたら周りから「最近ブログさぼってるでしょ!」 ・・・ちっ、ばれたか・・・

 というわけで(?)、今回は「ヤシカD」です。



 ヤシカというと、35㎜一眼レフの世界では「ヤシカ/コンタックス マウント」、コンタックスのツァイスレンズが使えるカメラとして名を馳せました。 とりあえずボディは安いヤシカブランドで、憧れのツァイスレンズを! なんてカメラ少年やカメラおじさんも多かったことと思います。 (今のツァイスレンズの状況など、想像も出来ない時代でした・・・) そんなコンタックスの影に隠れた感の強いメーカーですが、それはあくまで一眼レフでのお話。 二眼レフの世界では、国産で最後まで製品を作り続けてくれた貴重なメーカーだったのです。

 最終モデルの「ヤシカマット 124G」は、クランク巻上げで露出計も付いた、ローライフレックスをかなり意識したモデルでした。 操作方法もほぼ同じ(操作感は・・・ えーと、まぁ聞かないで・・・)、とにかく安く手に入るということで、今でも中古市場で人気の高い製品です。 今回の「ヤシカD」は、そのさらに廉価版。 ノブ式のフィルム巻上げで、シャッターチャージは別操作になります。 撮影レンズは2種類あり、前期は「ヤシコール80㎜F3.5」という3群3枚のトリプレットタイプ。 後期は「ヤシノン80㎜F3.5」3群4枚のテッサータイプが付きます。 個人的には前回述べたようにトリプレット好きなんですが、今回はヤシノン付き。

 外観は上の写真を参照してください。 「ヤシカマット124G」が全面ブラックの、でも精悍さにはちょっと欠けちゃうかなというのに対して、絞りとシャッター速度ダイヤルのシルバーが結構愛嬌あってかわいいでしょう。 他にもベージュっぽい色の革やブルーっぽいボディもあり、なかなかバリエーションに富んだモデルでした。 ボディが軽いのは見た目通りですが、シャッターもカコンという感じで軽快に落ちます。 レンズ横のレバーを右手親指でグイっと押し下げ、人差し指でカコン・・・ なかなかクセになる感触です。 ・・・グイっ、カコン・・・ ふふふ・・・ (・・・大丈夫、木村拓哉さんや渡辺謙さんだって、暗い部屋で空シャッター切って喜んでる時代だから・・・ カコン・・・エヘヘヘ・・・)

 で、写りの方はといいますと、こちらもかなり軽快! シャープさに関しては全く文句なし。 といっても、がちがちというわけではなく、シャープな中にも柔らかさがあり、優しい写りです。 カラーの抜けも良く、爽やかな印象を受けますが、場合によっては軽すぎるかも・・・


(コダック E100GP) 実際はもう少し渋みがあるんですが、なんか軽く写ってしまっています。 他の金物も同様でしたので、金属の質感描写はちょっと弱いかも・・・

 
(コダック E100GP) ハロウィンって、つまりは西洋のお盆みたいなものですよね・・・ 日本のお盆も大事にしましょうよ・・・

 でもこの軽さ、生もの系には良さそうです。 上のかぼちゃなど、ローライで撮ると、もっとこってりした描写になってしまい、実物より生々しく(?)なってしまうこともあるんですよね・・・ 


(フジ プロビア100F) 


(フジ プロビア100F)

 今回、実際に撮影してみて驚いたのが、ボケが結構自然なこと。 かぼちゃとその下の写真は絞り開放付近で撮ったのですが、後ろの方良い感じでないですか? ローライだと背景のボケがザワザワとうるさい感じになってしまうような状況なんですが・・・ う~ん、ちょっと悩ましい・・・


(フジ プロビア100F) 鳩ポッポ やっぱ隅っこのすき間って落ち着くんですよね・・・ 前ボケ多めの作例も・・・

 ちょっと作例としては出せなかったんですが、人物の描写なども、ローライの2.8Fプラナーが肌のしっとり感やきめの細かさまで表現できるとすると、もう少し軽い表現になります。 被写体に迫るようなポートレイトを狙うならローライのほうが向いているかもしれませんが、スナップ的なものならヤシノンレンズの方が適しているかも。  

 最後に操作のことで一点。 ローライコードなどのノブ巻き上げ式を使ってらっしゃる方なら当たり前のことでしょうが、普段クランク巻き上げに慣れていると、フィルム巻上げとシャッターチャージが別操作というのは結構やっかいです。 撮ったら常にフィルムを巻き上げておくクセをつけておかないと、巻き上げを忘れて二重露光とか、撮る時に「あれっ、巻き上げたっけ、どっちだろう??」と悩み、「えーい、二重になるよりは良いか!」と巻き上げて、結局何も写ってなかったなんて初歩的なミスを・・・ はい、しちゃいました・・・


(フジ プロビア100F) 幻想的な二重露光!! どうです、狙い通りの計算され尽くした構図!

 ・・・って、恥ずかしいので、このへんで続く。 (文責・イット)


[ Category:etc.|掲載日時:2008年10月13日 11時30分]



≪前の記事 記事一覧 次の記事≫

【写真を楽しむ6月】祖父の形見のNikon F4で撮るポートレート 【写真を楽しむ6月】祖父の形見のNikon F4で撮るポートレート 2019年06月20日
私は大学一年生の時に、祖父の形見のNikon F4を譲り受け、今でもF4で写真を撮り続けています。 今回はF4で撮影した、どこか懐かしい気分にさせてくれるようなポートレートをご紹介しながらF4の魅力に触れていきたいと思います。 Nikon F4は1988年にフラッグシップ機として発売されました。Nikon F一桁シリーズ初のオートフォーカスが搭載されています。 見た目はとてもメカメカしく、レバーやダイヤルにも存在感があります。シャッタースピードの最高速は1/8000秒。 そして大きくて重量があるのも特...
続きを読む
空を印刷 【写真を楽しむ6月】空を印刷 2019年06月19日
FUJIFILM X100F -今月の空- 6月は梅雨の季節。 防塵防滴のカメラも増え、雨の日でも写真を楽しめる現代ですが、 それでもやはり雨の日は撮影に出かけるのは控えてしまいます。 そんな6月に写真を楽しむ方法のひとつとして、 今までご自身で撮った写真を振り返り、お気に入りの写真を選別・印刷し、 まとめてみることはいかがでしょうか。 私は、毎日の空をFUJIFILM X100Fで撮って楽しんでいます。 今回このブログを書くために、1年間撮り続けた空の写真を整理・選別してみました。 そして...
続きを読む
イメージです 【写真を楽しむ6月】ローライ持って出かけよう! 2019年06月18日
ある日、棚を開けたらローライフレックスが出てきたとします。 「棚からローライ」……出たらいいなぁ… ……なんて願望はともかく、幸運にも二眼レフカメラの雄 ローライフレックスを手に入れることに成功した貴方は、いざ撮影に出かけようとして大変な事に気がつきます。 そう、ストラップがない!! ローライフレックスのほとんどのモデルで、ストラップ取付部が下の写真のような形状になっています。(ローライコードのシリーズは異なります。) 真ん中に心棒が入っているため、通常のスト...
続きを読む
【写真を楽しむ6月】OLYMPUS OM-4 とちょっとそこまで 【写真を楽しむ6月】OLYMPUS OM-4 とちょっとそこまで 2019年06月17日
とある平日の午後。東京都東村山市にある北山公園菖蒲苑に行きました。 北山公園菖蒲苑は東村山駅から徒歩で20分ほど。八国山緑地を背景にした自然公園です。 毎年6月上旬から中旬にかけ、300種、8,000株の花菖蒲が開花し、新東京百景にも選ばれています。 この日、首から下げたのは、OLYMPUS OM-4TiとE.ZUIKO AUTO-T 100mm F2.8の組み合わせ。 コンパクトなボディとレンズは、動き回る撮影にぴったりです。 OM-4Tiは1986年に発売され、電子制御布幕横走りフォーカルプレーンシャッターを持...
続きを読む
紫陽花を見上げる 【写真を楽しむ6月】紫陽花を見上げる 2019年06月16日
手に入れてすぐ、 これはめいっぱい楽しむには一脚必須! と確信した RICOH THETA SC。 今後の様々な撮影シーンを見据え、 小さな三脚付きの一脚を購入し、 紫陽花を見に出かけた際に連れていきました。 たくさんの品種が植えられており、 満開時にはそれは美しいようなのですが、まだ見頃はこれからというところ。 現在は、白と緑が上品なアナベルがとてもきれいに咲いていました。 これがやりたかった、中から! まるでこびとになった気分です。 手持ちではできません...
続きを読む

[↑TOPへ戻る]