【マイクロフォーサーズ】4月3日はフォーサーズの日
親愛なるマイクロフォーサーズユーザーの皆様。
今年もまた、あの日がやって参ります。
皆様ならきっと、みなまで言わずともわかっていただけているはずですが、
敢えて申し上げましょう、4月3日は、フォーサーズの日です。
マイクロフォーサーズシステムは、2008年に発表され、今年で15年目となります。
前身となるフォーサーズ規格のOLYMPUS E-1が発売されたのは2003年10月とのことなので、
そこから数えれば今年で20年目ということになりますね。
さて、わたくしがマイクロフォーサーズを手にしたのは2013年発売のOLYMPUS PEN E-P5が最初でして、
それ以後も本職に携わらせていただきながら、様々なマイクロフォーサーズの機種を使ってまいりました。
今では多くの企業がマイクロフォーサーズシステムへ賛同し、カメラ、レンズともに様々な選択肢があります。これは大変すばらしいことです。
今回は、そんなマイクロフォーサーズシステムの素晴らしさとは何ぞや、ということについて
わたくしが過去執筆させていただいた記事とともに、おさらいさせていただければ幸いです。
1.小型、軽量
マイクロフォーサーズシステムは、4/3型(約17.3mm×13mm)センサーを採用するミラーレスカメラ規格となります。
ミラーレスカメラは、ご存じの通り構造上ミラーや、それに付随する機構を有さないため、その分小型・軽量に設計できるメリットがあります。
また、設計時のデザイン性についても自由度が高く、各社から様々な形状、機能を有したモデルが発売されてきました。
小型・軽量であることは、とりわけ旅行やアウトドアにおいて大きな利点となります。
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2.レンズ選択の自由度
ミラーレス全盛の時代となって久しい現在ですが、発表当時の2008年当時では、レンズ交換式のミラーレスカメラの選択肢は限定的でした。
2010年代くらいまでは、16mmシネマフィルムカメラ向けのいわゆるCマウントレンズをマイクロフォーサーズのボディで楽しむなんていうこともありましたが、
企画賛同する様々なメーカーにより、マウントアダプターなどを介さずとも、いまでも潤沢なレンズの選択肢があります。
3.動画撮影機能
マイクロフォーサーズ規格のデジタルカメラは、おおむね動画機能が豊富な機種が多くラインナップされてきました。
今でもBlackmagicdesign Pocket Cinema Camera 4Kや、Panasonic GH6など、アマチュアからプロフェッショナルまで支持される魅力的な機種が豊富に存在しています。
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4.手軽な超望遠撮影
センサーサイズが小さければ小さいほど、同じレンズを付けたとしても、画角がより狭くなります。
たとえば、フルサイズセンサーのデジタルカメラだと、一般的に標準レンズといえば多くの方が50mmを想像すると思いますが、
マイクロフォーサーズ規格では、25mmが、フルサイズにおける50mmと概ね同等の画角となります。
つまり、同じレンズを付けたとしても、約2倍の焦点距離となるわけですね。
センサーサイズは小さすぎると画質を両立するのが難しくなってしまうため、
画質や性能と、小型・軽量などを両立するのは、マイクロフォーサーズはかなりちょうどよいバランスの上に成立していると感じます。
上記のような仕様はともすれば扱いの難しそうな印象を受けるのも事実ですが、
一方で望遠レンズの選択肢が豊富になったり、超望遠ながら小型・軽量を実現できるといったメリットも存在します。
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5.さいごに
マイクロフォーサーズ規格のデジタルカメラは、その歴史と、豊富なラインナップにより、
カメラだけでも十人十色の様々な機種が存在しています。
新品でお買い求めいただける機種のほか、当社では中古も取り扱っていますので、
きっと皆さまのビビッとくるような一台とめぐり逢えるはず。
フルサイズのカメラを新しく買おうと思うとなかなかの決心が必要ですが、
マイクロフォーサーズは、それこそ様々な面において、お手軽なのが何よりもよいところです。
この記事が、皆様のお気に入りの一台と巡り合う一助となれば幸いです。
それでは、今年もよきマイクロフォーサーズ生活を!
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