【Canon】私がEOS R5を選んだ理由
CanonCanon L lensEOS R5informationカメラの楽しみ方スタッフおすすめ機材厳選アイテム私が○○を選んだ理由
筆者が自分で働いて初めて買ったカメラはSONYのα7でした。
発売から約一年後、ボーナスを使って買って以来、買い替える際も買い増すレンズも勿論全てSONYのレンズでした。
今まで、α7→α7Ⅱ→α9とボディを買い替え続け、レンズはSEL55F18Z→SEL2470GM→SEL1635GM→SEL100400GMと買い増して行き着実に手持ちのレンズの数を増やしていきました。
そんな中、筆者がマウント替えを行ったキッカケを書いていこうと思います。
発売直後は、欠品続きでなかなか買えなかったカメラですが、ようやく買う機会に恵まれ購入に至りました。
筆者がR5に強く惹かれた機能が、低照度AFと瞳AF、そして画素数と連写性能です。
今まで、SONYのミラーレスを使っていて特に目立った不満はありませんでした。
しかし、それ以上の性能と魅力がR5にはありました。
【低照度AF】
低照度合焦限界とcanonでは呼ばれており、R5はEV-6という驚異的な数値を達成しております。
EVとは【露出値】と呼ばれ明るさを示す指標となっております。
EV0をISO:100/F値:1.0/SS値:1secで適正な明るさが取れる値としてます。これはかなり暗い状態で、うっすら光源がある状態となります。
筆者がよく使う設定では、ISO100/F値:4.0/SS値:1/250はEV12相当。およそ日中の曇天位の光量環境が適正露出となります。
つまり、EV-6というのはほとんど人間の目視が厳しいような環境ですらピントを合わせることが可能と言えます。
RF50mmF1.2L / 絞り:F1.2 / SS:1/40 / ISO:1000
こちらの撮影環境はほとんど光源が無い状態から撮影を行いました(黄色い光はストロボ光)
目視だけでは構図を決められず、一瞬焚かれる補助光を頼りに構図を決めました。そんな中でも、R5はピントを顔でしっかりと合わせてくれました。
【瞳AF】
もう一つ魅力に感じた機能は高性能な瞳AF。今まで使っていたカメラにも優秀な顔認識、瞳AFがありましたがR5はそれを上回る性能でした。
ポートレート撮影やコスプレ撮影、人物をメインに撮影されている方なら、瞳AFはとても便利な機能というのは周知だとは思います。
しかし、反面過信は出来ない部分もありました。例えば、片目が隠れていたりカラーコンタクトが入っていると合焦しなかったり目のぎりぎりに髪の毛があったりすると、瞳から若干AFがズレて髪の毛に行ってしまったり…。
R5はそういった細かいズレが全くなく正確にピントを合わせ続けてくれます。さらに嬉しいのがそこそこ離れて全身を写るようにしても瞳AFが作動していることがあります。そうすると都度モードを変える必要が無くスムーズに撮影を続けられます。
EF50mmF1.2L / 絞り:F1.2 / SS:1/250 / ISO:100
EF50mmF1.2L / 絞り:F1.2 / SS:1/250 / ISO:100
真横を向いているシーンや、斜めのシーンでも瞳AFは申し分なく正確に作動してくれました。
合わせた後に奥の瞳も検知していたので、もし奥の瞳にあわせたい場合はレバーを横に動かせば奥の瞳に変えることが出来ます。
この撮影には純正マウントアダプターEF-EOS Rを装着し撮影しましたが、テンポよくAFは作動し、瞳AFはほぼ変わらず高速でした。
【画素数】
筆者が惹かれた次の理由が画素数です。
R5発売当時、フルサイズでは60MP相当のカメラは出ておりました。しかし筆者にとって60MPは大きすぎると感じており購入に至れませんでした。かといって24MPはレタッチ以外にも編集を行う筆者にとってはもう少し欲しいなと思っていたところで、その中でR5は45MPというちょうどいい画素数で発売されました。
画素が多すぎると、ダイナミックレンジが狭くなってしまうしHDDを圧迫してしまうのですが45MPだと低画素機には及びませんが、ある程度ダイナミックレンジを残しつつ編集に耐え得る画素数と言えます。
EF50mmF1.2L / 絞り:F2.0 / SS:1/200 / ISO:125
EF50mmF1.2L / 絞り:F2.0 / SS:1/125 / ISO:160
バウンスした光を当てたり、間に磨りガラスを挟み光源を柔らかくし撮影を行いました。
今回トリミング等は特に行っておりませんが高画素機特有の高精細な部分を見ていただければと思います。
上記四枚の作例写真は、Profotoのストロボを特集した際の記事から引用しております。
ライティングに興味のある方は、ぜひご一読ください。
筆者は主にポートレート撮影をメインに活動しているのですが、連写も秒間20コマを達成しているのでモータースポーツや動物を撮ったりする方にもこのR5は十分使える性能だと思います。
筆者とは別のスタッフが書いた上記の記事にとても分かりやすい作例が載せてありましたので、動体撮影がメインの方はぜひご一読ください。
これを見て頂ければ動体撮影にもR5はとても素晴らしいパフォーマンスを発揮することが分かります。
唯一、不満を挙げるとしたら未だにRFレンズ全体のバリエーションが少ないことでしょうか。
マウント換えの際に、一緒にとりあえずと24-70mm F2.8 Lのズームを選びましたが、この一本で筆者の撮る範囲はほとんど賄えてしまう上に、とても優秀な写りをするレンズですのでゆっくりと新しいレンズが増えて行くのを待つこととします。
いかがでしょうか。筆者が特にR5に魅力を感じた点を挙げていきました。
記事に書いた内容以外にもR5には様々な素晴らしい性能が盛り込まれており、ここ書き出すにはキリがないくらいのカメラです。
そして先日R3と新レンズが発表され、さらにRFの魅力は広がっていくばかり。ぜひRの世界を体感してみてください。
話題のR3の先行展示のレポートはこちらから確認できます。