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【Canon】Leica M/SLユーザーが全力で楽しめた最新EOS R6 Mark IIIのカラーフィルターを見る

【Canon】Leica M/SLユーザーが全力で楽しめた最新EOS R6 Mark IIIのカラーフィルターを見る

ついに発売間近となるCanon EOS R6 Mark III。
有効画素数3250万画素の新型CMOSセンサーを搭載し、さらなる解像感の向上による引き延ばしとトリミング耐性が強化されました。
従来のピクチャースタイルに加えて、「CINEMA EOS SYSTEM」と共通のカラープリセット「カスタムピクチャー」を14種類搭載し写真の表現の幅が広がっています。今回、EOS R6 Mark IIIにM/RFマウントアダプターを装着してライカMマウントレンズの描写を撮影してきました。
レンズは『ズミクロン M50mm F2 固定鏡筒 後期』と『Light lens lab M 28mm F2.8 周九枚』を選択、1960年代製造のライカ純正レンズと
1965年頃に登場したエルマリート 28mm F2.8 1st を再現した周九枚で、キヤノンの最新のボディに装着した時にどんな世界が広がるのか見てみたいと思います。
EOS R6 Mark III
ライカではQ3やSL3等、最先端のイメージプロセッサー「Maestro IV」が搭載されたカメラでは撮影者の好みに応じて変更可能なカラープリセット「Leica Looks」が使用できます。

EOS R6 Mark IIIでは従来の「ピクチャースタイル」に加え、「カラーフィルター」「カスタムピクチャー」の3つのカラーモードを搭載。

カラーフィルターは、撮影時にフィルター効果を確かめながら、直感的な操作で簡単に画づくりできる機能で撮影後のグレーディングの手間がなく、キヤノンの色味を活かしたシネマティックな映像表現が可能です。
カラーフィルター今回使用した広角レンズの周九枚は1965年頃に登場したエルマリート 28mm F2.8 1st を再現したレンズで、オリジナルの6群9枚のレンズ構成とMTFを踏襲しながら、蛍石に似た特性を持つガラス素材を採用しています。

かつての描写を再現しつつも、シャープネスとコントラストをわずかに向上しており、デジタルカメラ使用時の画面端の解像度が改善されています。また、後玉はイメージセンサーからの距離を長く取ることで、周辺部の色被りについても改善が図られており、この辺りもデジタルカメラでの使用を考えた設計になっています。EOS R6 Mark IIIで撮影した地下通路
Canon EOS R6 Mark III+M 28mm F2.8 周九枚 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/125 / ISO:100 / Sepiatone

Sepiatoneのカラーフィルターを使用した1枚。地下通路を抜けた先から入ってくる光が歩いている人の影を作り地上へ出た先に出会うことに対する期待が高まってきます。蛍光灯の光が届いていない天井の隅は元々、暗いので周辺光量落ちも気にならず、光が当たっている壁の部分の生々しさがリアルです。
EOS R6 Mark IIIで撮影した逆光と人Canon EOS R6 Mark III+M 28mm F2.8 周九枚 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/6400 / ISO:100 / PaleTeal&Orange

また、M型デジタルライカとキヤノンRFマウント機、それぞれのイメージセンサーはそれぞれの純正レンズの性能をフルに発揮出来るような設計になっているかと思われますが、巷ではセンサー表層部のカバーガラス厚に違いがあると言われています。

従来のRFマウントのカメラにおいては、ライカMマウントの様なレンジファインダー向けショートフランジバックレンズを装着した際に周辺画素に入射する光が急な角度になる事で、広角レンズでは写真周辺部にマゼンダの色被りが起きることがありました。
この辺りの影響度についてはイメージセンサーのオンチップレンズの配置等の影響も関わってくるのですが、EOS R6 Mark IIIではどのような描写が出てくるのでしょうか。

EOS R6 Mark IIIで撮影Canon EOS R6 Mark III+M 28mm F2.8 周九枚 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/1600 / ISO:100 / PaleTeal&Orange

一般的なTeal&Orangeを想定しつつ、少し青白さを強調しており天気の良い屋外にマッチしたフィルターです。
周九枚は2024年12月に発売したレンズで、オリジナルモデルのやや三角形に近いボケをなだらかな楕円形にしたことで、現代のニーズに合わせた自然なボケになっています。1965年頃に登場したクラシックレンズを再現したレンズらしさを味わえるゴーストと上部の周辺光量落ちの組み合わせがエモーショナルな雰囲気を出しています。2枚目のカットは開放から2段絞ることで有効画素数3250万画素のイメージセンサーの解像感が無機物の被写体にいかんなく発揮されています。

Canon EOS R6 Mark III+M 28mm F2.8 周九枚 絞り:F8 / シャッタースピード:1/1000 / ISO:100 / StoryBlue

映画のような陰影を演出しつつ、全体を青色に偏らせたフィルターです。また前述した懸念点であった周辺のマゼンタ被りについても全く気にならず、気持ちの良い青が印象的です。
14種類あるカラーフィルターの中で今回筆者が一番気に入ったもので、撮影日の青い空と青い海に囲まれたロケーションにぴったりとハマったのがその理由です。

空の青と海の青で発色が異なり、海の方は藍色に近い濃い青で打ち寄せる波の解像感と立体感が表れていますし、周九枚の10枚羽絞りのおかげで太陽の光芒も綺麗に出てくれました。

EOS R6 Mark IIIで撮影した夕日Canon EOS R6 Mark III+M 28mm F2.8 周九枚 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/800 / ISO:100 / BrightAmber

EOS R6 Mark IIIで撮影Canon EOS R6 Mark III+M 28mm F2.8 周九枚 絞り:F5.6 / シャッタースピード:1/800 / ISO:100 / BrightAmber

波の質感や自然な解像感、更には空気感といった要素について、その場所にいるような情景を錯覚させる写りでいつまでも眺めていたくなります。

BrightAmberは間接照明やロウソクなどで照らされた低照度なシーンを明るく演出しつつ、全体をアンバーに偏らせたフィルターです。画作りについての個人的な感想としては、やや露出がアンダー寄りになると感じたので1枚目はプラス1、2枚目はプラス0.7に調整しています。
EOS R6 Mark IIIで撮影Canon EOS R6 Mark III+M 28mm F2.8 周九枚 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/5000 / ISO:100 / StoryTeal&Orange

EOS R6 Mark IIIで撮影Canon EOS R6 Mark III+M 28mm F2.8 周九枚 絞り:F2.8 / シャッタースピード:1/5000 / ISO:100 / StoryTeal&Orange (x1.6 cropped)

こちらの2枚はクロップを使用の有無で異なる雰囲気を演出出来たと感じる写真ですが、カメラ内クロップを用いて28mmの画角を45mm相当で撮影しています。

有効画素数が2400万画素から3250万画素に増加したことで、レンズの周辺光量落ちとカラーフィルター効果が重なり、周辺光量が落ちすぎてしまった場合でもクロップを使うことで周辺部をバッサリと切り画を整える事が出来ます。また、クロップをした際でも1200万画素が残る形となるのでPCやスマートフォンで鑑賞しても十分な解像感があります。
EOS R6 Mark III続いて使用したのは『ズミクロン M50mm F2 固定鏡筒 後期』。ピント部の絶妙なシャープネスとやや淡めのコントラストでモノクロからカラー撮影まで楽しめる不朽の名玉で、後期型はピントリングのローレットが谷側に刻まれているのが特徴です。

EOS R6 Mark IIIで撮影した金属と鎖Canon EOS R6 Mark III+ズミクロン M50mm F2 固定鏡筒 後期 絞り:F2 / シャッタースピード:1/400 / ISO:100 / Story Teal&Orange

EOS R6 Mark IIIで撮影Canon EOS R6 Mark III+ズミクロン M50mm F2 固定鏡筒 後期 絞り:F2 / シャッタースピード:1/2500 / ISO:100 / Non-Filter

固定鏡胴ズミクロンはアサヒカメラ誌上のテストで解像力が高すぎて測定不能になった逸話があり、現代の一眼カメラで使っても十分な解像力があります。

最新設計の極端にシャープなレンズとは違った適度なシャープネスとコントラスト、滑らかなグラデーションと豊かな階調表現が特徴で金属を撮影しても眼に優しいです。

ボケ味もクラシックレンズらしく収差が残った独特な雰囲気とまろやかさがあり、カラーフィルターを使ってない写真でもノスタルジックな雰囲気を感じさせます。
EOS R6 Mark IIIで撮影した男とボートCanon EOS R6 Mark III+ズミクロン M50mm F2 固定鏡筒 後期 絞り:F2 / シャッタースピード:1/3200 / ISO:100 / StoryBlue

筆者が普段撮影に出かける時は、ストラップや保護フィルターを付けずに片手でカメラを握った状態で撮り歩くことが多いのですが、グリップのホールド感については特に重要視していて、Leica SLシリーズのような深めに作られたグリップだと長時間歩きまわっても負担が少ないです。

今回使用したCanon EOS R6 Mark IIIについても中指と親指の2本の指でしっかり握れましたし、他の指は添えるだけで快適にホールドできました。また、バッテリーとCFexpressカードを含めても699gという軽さはこのクラスならではで、旅行やもちろん普段使いにも鞄に入れて歩きたくなるカメラです。

特に関心したのはEOSシステムの撮影時のボタン設定の自由さで、この点はライカにも取り入れて欲しいと思わせる豊富さです。背面の「AF-ON」ボタンに「再生」、「AFフレーム選択」ボタンに「ピーキング」ON/OFFを割り当て1プッシュで呼び出すことができMFのみの撮影でも使いやすくカスタマイズできたのは嬉しい点でした。

EOS R6 Mark IIIで撮影した海と少女Canon EOS R6 Mark III+ズミクロン M50mm F2 固定鏡筒 後期 絞り:F2 / シャッタースピード:1/3200 / ISO:100 / StoryBlue

最新設計のLレンズによるシャープでハイコントラストとクリアなボケ味を楽しめたり、クラシックレンズとカラーフィルターを組み合わせてエモーショナルな雰囲気の写真が撮れたりとCanon EOS R6 Mark IIIは懐が深いカメラだと感じました。

ライカのLeica Looks、フジフィルムのフィルムシミュレーション等、各社味のある画作りが楽しめる中で、EOS R6 Mark IIIでは従来の「ピクチャースタイル」に加え、「カラーフィルター」「カスタムピクチャー」の3つのカラーモードを搭載した事で、今後発売されるモデルの全てに組み込んで欲しくなる程、撮影が楽しくなりました。シチュエーションにより今回使わなかったカラーフィルターが活きてくる場面は多くあり、四季を通じて楽しくなる、それが『Canon EOS R6 Mark III』だと思いました。
EOS R6 Mark IIIで撮影した二人の男
EOS R6 Mark IIIで撮影した夕日に向かう男女
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[ Category:Canon etc. | 掲載日時:25年11月17日 20時00分 ]

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