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【Carl Zeiss】Batis 40mm F2 CF で梅雨の一日を愉しむ

【Carl Zeiss】Batis 40mm F2 CF で梅雨の一日を愉しむ

オートフォーカスが使用できるZeissレンズとして、多くのEマウントユーザーを魅了し続けるCarl Zeiss「Batis」シリーズ。
今回は、使い勝手の良い標準域で近接撮影も得意とする本シリーズの中でも特に人気の高い『Batis 40mm F2 CF』をα7RIIIに取り付け、梅雨の撮影を楽しんでまいりました。

まずは雨の日の楽しみでもある室内撮影から。
シンプルなガーベラの一輪挿しも最短24cmの近接撮影により独特の世界観を表現してくれます。

娘が趣味で作っているハーバリウムをこちらも近接撮影で。
見た目の美しさに「透明感」という要素を加え、被写体の魅力を上手に引き出します。

霧雨の降る梅雨冷えの一日でしたが、フロントガラスに付着した雫をワイパーで拭き取り、自宅から1時間ほどの大きな公園へ向かいました。

生い茂る葉の中に存在感を放つ紅一点の睡蓮の花。
何気なく切り取った1枚ですが、全体的にしっとりとしたトーンでその場の空気感を絶妙に再現してくれました。

溝に目を向けるとアメンボの姿がありました。
今やレンズフィルターのスタンダードにもなっている撥水撥油性能をいつの時代から身に付けていたのでしょう。
じめじめした梅雨の不快さとは無縁だと言いいたげに水面を気持ち良さそうに泳いでいました。



梅雨の代名詞でもある紫陽花はやはり外せません。雨に濡れる紫陽花はなんとも言えない美しさです。
シャープ過ぎず、柔らか過ぎず、丁度良い塩梅です。

額縁に似ていたことでその名が付いたとされるガクアジサイ。
花言葉は「謙虚」だそうで、その独特の形状とともに心惹かれるものを感じます。


40mmは標準域でありながら、準広角レンズとしても頼りになります。
被写体に合わせてフレキシブルなフレーミングが可能な点に加え、α7RIIIとの組み合わせでも約1,000g強と傘を持ちながらの撮影も可能です。
マウント部には防塵防滴のゴムシーリングも施され、まさに梅雨時のお供に最適なレンズと言えるのではないでしょうか。

発売から3年以上が経過し、多くの高い評価を得ているレンズですので、描写の素晴らしさやクオーターマクロを超える近接性能については言うまでもないですが、スッと自然に握ることができる人間工学設計の独特のフォルムは、驚くほど筆者の手によく馴染み、1日を通してストレスなく心地よく撮影できたことがとても印象的でした。梅雨時期に限らず、様々なシーンにおいて活躍が期待できるレンズとなりますので、日常の撮影に彩りを添える『Batis 40mm F2 CF』という選択はいかがでしょうか。

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[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander SONY | 掲載日時:22年06月20日 15時00分 ]

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