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【FUJIFILM】これからXシリーズの5つの魅力を語ります。

【FUJIFILM】これからXシリーズの5つの魅力を語ります。

こんにちは。
まず始めに、Xマウント10周年おめでとうございます。
2012年にXマウントが誕生してから、今年で10年目という節目の年を迎えました。
さらに1月20日は、富士写真フイルム(現在の富士フイルムホールディングス)が創立された記念日でした。
この日は富士フイルムを愛用するユーザーの間では、「#FUJIFILM生誕祭」として知られている特別な一日です。
かく言う私も富士フイルムのカメラを使っている1ユーザーとして、この日が迎えられることを大変嬉しく思います。

さて話は変わりますが、私が富士フイルムのカメラを使い始めたのは今から約6年前のことになります。
これまでに数社のカメラを所有してきましたが、どのカメラも約2年程度で手放してしまっていました。
しかし、富士フイルムに至っては6年という歳月を経てもなお相棒として活躍しています。
そんな私が、なぜ富士フイルムのカメラを使うようになったのか、そして魅了されたのかを5つのポイントに着目してお話します。


富士フイルムの歴史

まず初めに、略歴から触れたいと思います。
少しお堅い話しとなりますが、富士フイルムを語る上で取り上げるべき内容になるため、お付き合い下さい。

1934年1月20日に写真フィルムの製造会社として産声を上げた富士写真フイルムは、4年後の1938年にレンズ、カメラまでを自社で一貫して製造する計画を立て、研究開発を開始。
その後の試行錯誤の末、これまでに多くの銘レンズを生み出してきた「FUJINON」が誕生しました。
こうして富士フイルムは、フィルムからレンズ、カメラまでを扱うメーカーに成長し、「化学」「光学」「工学」の分野において台頭を示すこととなりました。

富士フイルムの公式サイトでは、
『”光”をつかまえるレンズ・カメラ、そしてレンズ・カメラのつかまえた”光”を受け止めるFILM。FILMに記録された無限の情報を、DevelopするPaper・Chemical。その結果、”Photo”が具現化する。1938年、FUJIFILMはFUJINONを得て、”Photo”メーカーになった。』
と記載されており、写真の総合メーカーとしての歴史がここから始まりました。

しかし、そこから約60年を経た2000年代になると写真を取り巻く環境は一変し、時代の潮流はフィルムからデジタルへと移行します。
その結果、2003年にはピーク時に54%だった売上高比率が1%未満まで減少し、看板事業であった写真フィルムの衰退と共に経営の危機に陥りました。
この危機に直面した富士フイルムは経営方針の転換を迫られ、ここでかの有名な「技術の棚卸」に着手します。
これにより、2006年にフィルムの製造技術を応用したスキンケア化粧品が誕生し、写真フィルムの製造会社から総合ヘルスケアカンパニーへと躍進を遂げることになりました。

一方、カメラなどを扱うイメージング分野では、2011年に「X」の名を冠した世界初の光学/電子式のハイブリッドビューファインダーを搭載した「X100」を、翌年の2012年にはフィルム製造で培った知識を応用したX-Trans CMOSセンサーを開発し、「X-Pro1」と3つの交換レンズを世に送り出しました。

これを皮切りにXマウントの歴史が幕を開け、現在も着々とその歩みを進めています。


私が富士フイルムを使い続ける5つの理由

すでに冒頭でも述べましたが、私が富士フイルムのカメラを初めて手にしたのは今から6年前の2016年のことになります。
選んだカメラはX-T1。
発売から2年程経ったカメラでしたが、巷ではすこぶる評判が良かったと記憶しています。
また当時はX-T2が世に出る直前で、先代のX-T1の価格が下がっていたこともあり、今まで使っていたメーカーから乗り換えることを決断しました。
このように、私が富士フイルムを選んだ動機はいたって単純かつ曖昧なものでした。
では、そんな私がなぜこれほどまでに富士フイルムのカメラの虜になったのでしょうか。
これからその理由を5つ語ります。

その1 「秀逸なデザイン」
温故知新を具現化したカメラデザイン。
フィルムカメラを彷彿とさせるレトロ調なデザインで、老若男女問わず所有欲を掻き立てられます。
また、シリーズごとにデザインが明確に区別されているため、自分に合ったカメラを選びやすいのも特筆すべき点です。
例えば、X-Tシリーズでは一眼レフスタイルの万能機として、X-Proシリーズではレンジファインダースタイルを継承した趣味機としての立ち位置があり、どちらのシリーズもユーザー心を刺激します。
私もこの2つのシリーズを2台持ちして、その日の気分や用途に合わせながら楽しんでいます。
そしてなによりもファッションの一部として取り入れても全く違和感がなく、どこにでも気軽に持ち出したくなるカメラに仕上がっていることが、富士フイルムが多くのユーザーから支持を得ている理由の一つになっています。

上:一眼レフスタイルのX-Tシリーズ 下:レンジファインダースタイルのX-Proシリーズ

その2 「魅力的な操作系」
他のカメラメーカーとは一線を画した操作系。
他のカメラメーカーからの乗り換えにはネガティブな要因になりがちなこの操作系ですが、露出設定に欠かせない「絞り、シャッタースピード、ISO感度」の3要素が全て物理ダイヤルとして配置(一部の機種を除く)されているため、マニュアル撮影の基礎を学ぶには打って付けの操作形態になっています。
その上、電源がOFFの状態でも設定が確認できるため、より直感的で素早い操作が可能になるなど、物理ダイヤルを採用したことによる恩恵は様々なところに波及しています。
また、X-ProシリーズやX100シリーズのISO感度ダイヤルには往年のフィルムカメラのギミックを採用するなど、そこかしこにアナログ操作へのこだわりが感じられ、デザインのみならず操作感一つ一つにおいても魅力が詰まっています。

ボディ側の軍幹部にシャッタースピードダイヤル、ISO感度ダイヤル、レンズ側には絞り環を備える

ダイヤル側面を引き上げながら回す往年のギミックを採用

その3 「フィルム写真への原点回帰」
富士フイルム=銀塩フィルムという方程式。
富士フイルムの歴史でも述べましたが、銀塩フィルムの製造からスタートした富士フイルムは今でもフィルム時代の感覚をとても大切にしています。
その最たるものが、フィルムを交換する感覚で撮影モードが選択できる「フィルムシミュレーション」でしょう。
撮影シーンに応じた最適な色調・諧調を簡単に設定できることが売りのフィルムシミュレーションですが、この機能には他の隠れた役割も担っていると感じています。
それは、JPEG撮影を基本としたシンプルな考えに私たちを立ち返らせてくれることです。
RAW撮影の普及により、編集作業ありきの手軽な撮影スタイルが定着した昨今では、その手軽さ故に写真一枚一枚の重みが失われてしまっているような気がします。
しかし、JPEG撮って出しに定評がある富士フイルムのカメラを使うと、自然とその場の空気感や自身の気持ちに寄り添いながらシャッターを切るようになり、フィルム写真を撮るような感覚に陥ります。
つまり、富士フイルムのカメラは、フィルム時代から徐々に希薄化してしまった写真を撮る本来の愉しさを私たちに再認識させてくれるのです。


背面液晶を隠してしまうデザインを採用したX-Pro3(ここでもフィルム時代へのオマージュが感じられる)

その4 「フジの色」
記憶色の富士フイルム。
前述したようにフィルム製造からデジタルカメラへ参入した富士フイルムは、色の再現性へのこだわりが強いメーカーです。
この「フジの色」を求めて購入する方も少なくないでしょう。
そんな私も間違いなくフジの色に魅了されている一人です。
記憶色(人が心地いいと脳裏で記憶している色)を突き詰め、特に人物の肌色や空や植物の青、緑といった色の再現性は魅力的です。
色再現と言って真っ先に思い浮かぶのはやはり「フィルムシミュレーション」だと思いますが、「カラークロームエフェクト」も忘れてはなりません。
私はこれこそ富士フイルムの色へのこだわりではないかと感じています。
なぜならば、この機能の追加により今まで難しかった彩度が高い被写体の立体感を忠実に表現できるようになり、より自由度が高いJPEG撮影が楽しめるようになったからです。
こうした富士フイルムの色再現への取り組みは、今後も私たちを魅了し、そしてフジの色に染め上げてくれると期待しています。

「Velvia/ビビッド」:高彩度でメリハリのある諧調表現を得意とします。青空はより青く、草木はより緑になります。

「クラシッククローム」:彩度を抑えた硬めの諧調でドキュメンタリータッチな表現を得意とします。空の色にあえてマゼンタを加えないことで、独特な色彩に仕上がります。

「クラシックネガ」:彩度を抑え気味にしコントラストを上げた諧調でネガフィルムのような表現を得意とします。ハイライト部をマゼンタ寄りに、シャドウ部をシアン寄りに調整することで適度な色褪せ感を再現しています。

「カラークロームエフェクト」:高彩度の被写体における諧調表現が豊かになり、立体感を得られます。

その5 「FUJINONという遺産」
FUJINONレンズの底力。
80年に渡る歴史を持つFUJINONレンズは、写真用途に限らず、テレビやシネマなどの撮影にも使われています。
4Kや8Kでの撮影が普及している放送用レンズの世界では、レンズ表面の凹凸を限りなくなくすための研磨精度やコーティング技術が求められるため、極めて高い光学技術が必要になります。
80年の歴史に裏付けされたFUJINONブランドは、現在の富士フイルムの大切な資産であると共に、世界に誇ることのできる光学技術にまで成長を遂げました。
そうしたFUJINONへの強い想いを体現したレンズが、「XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS」でしょう。
このレンズはキットレンズとしても採用されており、キットレンズとしては異例の開放F2.8の明るさと高解像の描写が得られるため、プロアマ問わず定評の高いレンズです。
この様な高クオリティのレンズをキットレンズとして採用しているあたりに、FUJINONブランドに対する意識の高さと自信の程が感じられ、とても好感が持てます。

評判の高い標準ズームレンズ(XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS)

神レンズと称えられているXF35mmF1.4 R(右)とコンパクトシリーズのXF35mmF2 R WR(左)
XF35mmF1.4 Rは開放付近のフワッとした柔らかい描写が特徴的。XF35mmF2 R WRでは開放からスッキリとキレのある描写に。


作例

ここからはこれまでにXシリーズのカメラで撮り溜めた作例となります。
なお、コロナ禍以前の写真も含め掲載しておりますことをご了承下さい。

X-T1+XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS (F6.4 , SS1/1100 , ISO800 , Velvia)

X-T3+XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS (F4.5 , SS1/4400 , ISO640 , PROVIA

X-T3+XF10-24mmF4 R OIS (F4.0 , SS1/1100 , ISO800 , ASTIA )

X-H1+XF56mmF1.2 R (F2.2 , SS1/85 , ISO200 , Velvia)

X-T1+XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS (F3.2 , SS1/950 , ISO400 , PROVIA)

X-T1+XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS (F3.2 , SS1/420 , ISO400 , PROVIA)

X-T1+XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS (F4.0 , SS1/600 , ISO400 , Velvia)

X-T1+XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS (F4.0 , SS1/250 , ISO200 , Classic Chrome)

X-T1+XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS (F4.0 , SS1/75 , ISO200 , Classic Chrome)

X-T1+XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS (F4.0 , SS1/800 , ISO400 , PROVIA)

X-T1+XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS (F4.5 , SS1/420 , ISO400 , PROVIA)

X-T1+XF35mmF1.4 R (F1.4 , SS1/550 , ISO200 , Monochrome+Green Filter)

X-Pro2+XF35mmF1.4 R (F5.0 , SS1/1400 , ISO800 , ACROS)

X-T3+XF10-24mmF4 R OIS (F5.6 , SS1/3500 , ISO640 , Velvia)

X-T3+ XF55-200mmF3.5-4.8 R LM OIS (F4.0 , SS1/1300 , ISO640 , Velvia )


最後に…

私が富士フイルムのカメラを選んだきっかけは、評判が良いカメラが値下がりしていたというとても曖昧なものでした。
ですが、使っていくにつれて徐々にその魅力に気づき、そして今ではすっかり虜になってしまいました。

ここまで5つの理由を語ってきましたが、特に気に入っているポイントは「デザイン」と「操作系」です。
富士フイルムの公式サイトにも『カメラは作品を撮るための道具』というフレーズがありますが、まさにその通りです。
気軽に持ち出せるようなカメラでないと作品を撮ることもできませんし、直感的に扱える操作でないと決定的な瞬間も逃してしまいます。
それでは良いカメラも宝の持ち腐れになりかねません。

そんな課題に一石を投じたのがXシリーズだと思います。
Xシリーズのセンサーサイズは、フルサイズよりもひと回り小さいAPS-Cサイズに統一されています。
これによりレンズの小型軽量化が可能になり、撮るための道具としての理想的な形にまで昇華させることに成功しました。
それに加え、富士フイルム独自の色再現とレンズ性能、そしてフィルム時代からの哲学を上手く融合させることで、幅広い層から支持されるカメラが誕生しました。

こうしたカメラがつくれる背景には、今ある技術を見直し、それを他の分野にも積極的に応用していく姿勢が隠されています。
それは富士フイルムのコーポレートスローガン、『Value from Innovation』に込められた理念そのものであると思います。
そうした姿に、カメラを使う以前にどこか惹かれている私がいるのもまた事実です。
そしてこれからも「画質」×「デザイン」×「写真哲学」の三本柱を軸として、私たちに写真の愉しみを提案し続けてくれることを期待したいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました。
この記事をきっかけに富士フイルムのカメラや写真哲学に興味を持っていただけた方、そして改めて考え直すことができた方がいらっしゃれば幸いです。
まだ富士フイルムを使ったことがない方も、是非この機会に富士フイルムの魅力に触れてみてはいかがでしょうか。


今回取り上げた機材はこちら

 

 

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:22年01月22日 12時00分 ]

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