【FUJIFILM】とある50R ～GFXでクラシックネガ編～
昨年から書かせていただいている「とある50R」第5回となりました。
今回はGFXシリーズのアップデートで追加されたフィルムシミュレーション、クラシックネガをご紹介したいと思います。
クラシックネガはX-Pro3やX100Vに搭載されている人気のフィルムシミュレーションです。
言葉ではお伝えしにくく大変心苦しいのですが、簡単に表現するならばフィルムカメラで撮影したような色味を楽しむことができます。
実は今回のブログではGF45mm F2.8 R WRを持ちだし、近所の古墳へ赴いたことを記そうと考えていました。
しかし、撮影ののちに予期せぬ大型アップデート到来、物は試しにと、ボディ内RAW現像機能で後からクラシックネガをあててみることにしたのです。
自宅で写真を見返しながら編集していると、撮影当時に感じたものとはまた少し違った雰囲気の仕上がりに、まるで現像後のフィルム写真を見ているようだと感じました。
この感動をぜひご紹介したいと思い、新たなフィルムシミュレーションを今回のテーマにしました。
それでは写真をご覧ください。
GFX 50R + GF45mm F2.8 R WR
今回訪れたのは「東京都指定史跡 野毛大塚古墳」です。東急大井町線等々力駅から徒歩10分程度のところに位置しています。
古墳といえば前方後円墳が有名ですがこちらは帆立貝形古墳、その名の通り上空から見ると帆立貝のような形をしています。
現地の案内板によると関東地方最古の鉄製甲冑や石製品など、多種多量の副葬品が出土しているとのこと。
GFX 50R + GF45mm F2.8 R WR
全長82メートル、後円部直径67メートル、高さ11メートルと大変大きな古墳です。国指定史跡ということもあり、しっかりと整備されています。墳丘にも上ることができ、上っても眺めても楽しめる古墳です。
GFX 50R + GF45mm F2.8 R WR
古墳の周りには大きな杉の木が、圧倒的な存在感でした。GFX50Rが表現する立体感もすさまじく木の生命力を感じます。
GFX 50R + GF45mm F2.8 R WR
野毛大塚古墳の付近には等々力渓谷もあります。都心の近くにも関わらず緑にあふれており、ほっと癒されます。
GFX 50R + GF45mm F2.8 R WR
見事な竹林です。風にそよぐ笹の葉が涼やかで心地よいです。
GFX 50R + GF45mm F2.8 R WR
帰り道にて多摩川の河川敷で一息、対岸のビルや建物を見ると「戻ってきたな」という思いがこみ上げてきました。つかの間の緑に癒された一日でした。
GFX 50R + GF63mm F2.8 R WR
さて、ボディ内RAW現像が可能であるならば過去に撮影した写真もぜひクラシックネガにしてみたい。
ということで昨年撮影したものの中からクラシックネガが似合いそうなものをピックアップしRAW現像をかけてみました。
たわわに実ったすいか。好物なので夏になると必ず食べます。形も愛らしく見つけるとよく写真を撮ってしまいます。
GFX 50R + GF32-64mm F4 R LM WR
尾道で出会った猫のペア。今も元気にしているといいのですが。
GFX 50R + GF32-64mm F4 R LM WR
以前もご紹介した尾道での一枚。
尾道や京都などレトロな雰囲気の場所にはぴったりのフィルムシミュレーションであると思います。
GFX 50R + GF32-64mm F4 R LM WR
夜の撮影でもいい雰囲気に映ります。落ち着いた光が照らす尾道のアーケード、黒つぶれもなく、ディテールを保っていると言えます。
GFX 50R + GF32-64mm F4 R LM WR
京都を訪れたなら誰もが撮影するであろう素敵スポット、鴨川。どの季節に訪れてもいとおしく感じます。
ゆっくり旅行を楽しめるようになったらまた訪れたいです。
今回、写真を編集していてとても楽しく、写真欲をさらに掻き立てられました。
フィルムシミュレーションの追加はかなり驚きましたが、同時に大変うれしく、これからもどんどん使いこみたくなるアップデートでした。
今回は撮影した写真を後から編集したものとなりましたが、また撮影に出かけた際はファインダーの中でクラシックネガを楽しみながら撮影をしてみたいと思いました。
梅雨真っただ中、目の前にはもうすぐ暑い夏がやってきます。
カンカンに晴れた青い海などはクラシックネガでとらえるとどう映るのか。とてもワクワクします。
過去の「とある50R」はこちら
