【FUJIFILM】一億画素でクラシックネガが楽しめる!GFX100は最高の中判デジタルカメラ。
本日はGFX100Sの発売日。
GFX100の圧倒的な高画質はそのままに、手振れ補正の強化や軽量化、新フィルムシミュレーションの搭載など魅力がたっぷりのカメラです。
今日はこの機会に、筆者が最高の中判デジタルカメラだと思ってやまない「GFX100」の魅力をお伝えいたします。
冒頭の富士山では、非常に美しい青が再現できました。この発色がFUJIFILMの魅力のひとつです。
(元画像では空のバンディングノイズは出ておりません。ブログ掲載用に圧縮した際に出現しました)
それでは、魅力のご紹介に移ります。
①一億画素が凄い
これについては、言葉よりも実際の解像度をご覧頂ければと思います。
この写真を、
ピクセル等倍にすると、こうなります。
もはやどこが写っているのか解らない程の拡大率です。
左下部の等倍ですが、駐車している車がフィットとヴィッツであることが解りますね。
因みにこれは特に現像していません。JPEG撮って出しです。
②X-T4のように使える操作性・レスポンス
FUJIFILMの機種でも大人気のX-T4。このカメラをメインで使用している方も多いのではないでしょうか。
語弊を恐れず少々乱暴に言えば、「大きくなったX-T4」と言うイメージで問題なく使えます。
起動速度やAF精度・速度は遜色ありませんし、UHS-Ⅱの高速SDを使えば画像の記録速度もそう変わりません。
(SanDisk (サンディスク) ExtremePRO SDHCカード UHS-II 32GB SDSDXPK-032G-JNJIP使用時、同じ場所を同じように撮ったRAWファイルを書き込むまでの時間はX-T4が0.8秒。GFX100は1.7秒でした。画素数の差や情報量の差を考えると驚異的です)
ボディ内手振れ補正も搭載しているため、電子先幕シャッターを使えばブレを恐れる必要も無し。
さらにはメニューのUIまでほぼ一緒です。
③一億画素で「クラシックネガ」が使える
このフィルムシミュレーションについての魅力は、各所で語りつくされていますが…。
一言で言うと、「ライティングされてない環境での使用が想定されているフィルムシミュレーション」です。
フラットな光源でも立体的な表現をするために、やや硬調な階調設計になっており、何を撮っても「エモく」なります。
ハイキーにしてもローキーにしても映えるフィルムシミュレーションが、一億画素の中判デジタルで使える。
しかもただシャッターを押すだけで。
(個人的に、「GFX100」・「クラシックネガ」・「フジノン XF 35mm F1.4 R」はFUJIFILMの三種の神器だと思っています)
勿論、この他のフィルムシミュレーションも素晴らしいものばかりです!
こちらはPROVIA。
FUJIFILM的には「スタンダード」という扱いですが、美しさは「ハイグレード」です。
とにかく緑が綺麗です。そして斜光のオレンジを再現するのも大得意。
日陰で撮っても、どこか優しく写ります。
次はETERNA。
映画の様なシネマ・ルックを再現した、動画撮影に適したフィルムシミュレーションです。
しかしながら、写真で使用しても独特な世界観が得られます。
最後はPRO Neg.Hi(プロネガ ハイ)。
メリハリ感のある階調で少し鮮やかめの色になる、スタジオ撮影対応の“プロ用カラー ネガフィルム”モードです。
明暗差の大きい所で使用すると、効果を最大限発揮できると思います。
④動画が異常に綺麗
「非常に綺麗」と記すべきだと思いましたが、あえて感じたままで書きました。
異常に綺麗です。
特に4k10bitでAll-intra収録をした時の画質には目を見張るものがあります。
本来は動画にてご覧いただくべきなのですが、YouTube等にアップロードすると画質の劣化がありもどかしかったため、動画からの切り出しを貼り付けました。
こちらは内部収録、Logは使用しておりません。
真逆光かつ真下から見上げるアングルの為、モノレールのレールが肉眼では真っ暗でした。
ここまで露出を持ち上げても、「これ動画?写真でしょ!?」と思うほど解像しています。
信じられますか?これ、手持ちでカメラを振りながらの撮影なんです。
この美しさに、言葉を失いました。
⑤驚異的な電池持ち
FUJIFILMのサイトには
静止画撮影可能枚数:約800枚(バッテリー2個使用、オートパワーセーブON時) ※GF63mmF2.8 R WR使用時
と記載があります。
ミラーレス機でここまで電池持ちが良い機種は中々ありません。
リチウムイオンバッテリー NP-T125を二つ入れられるため、一日撮り歩いてもまだ余裕がありました。
(実は何とか電池切れにしてやろうと思ったもののなかなか電池が減らず、先にSDカードの容量が一杯になったことがあります。)
USB PD対応で、スマートフォンのモバイルブースターで給電できるのも大変すばらしい。
・・・
これまでは「中判デジタル」と言うと、非常に敷居が高いものでした。
大型三脚に巨大なレンズ、重いカメラバッグ。そしてシビアなAF。
RAW現像前提の記録方式なども含め、まさしく「プロの為の道具」だったと感じます。
それがここまで身近な存在になった。
良く知っているカメラと同じように使えて、シャッターを押すだけで一億画素のJPEGが手に入る。
魅力的なフィルムシミュレーションの色で。
これはもはや革命です。
これからもFUJIFILMのGFXシリーズから目が離せません!