
今年もやってきました11月11日「ベースの日」です。2年間ベースを撮影してブログにしてきましたが、「楽器シリーズVol.18」として今年もベースを撮影しようと思います。そして昨年同様愛してやまないブランド「Zemaitis」のベースを撮影しました。昨年の記事はこちらからどうぞ。
ぱっと見「同じやつじゃないか!」と思うかもしれませんがよく見てください。違います。
2回目になりますが、「Zemaitis」というブランドを紹介させてください。イギリスで1955年に家具職人だったトニー・ゼマイティス氏が立ち上げたブランドです。トニー氏がお亡くなりになった2002年以降、ブランドの権利は日本の神田商会が引継ぎ、現在もブランドとしては継続しています。
自分が所有している今回の一本も権利が日本に移ってからのモデルで、型番は「B22MT MCPJ」、2007年製のベースになります。
特筆すべきはなんといってもボディ全面に張られたジュラルミンプレートとそこにエングレイブされた美しいリーフ模様でしょう。
昨年掲載したベースとの大きな違いは、こちらはブリッジもテールピースもジュラルミンプレートの上からマウントされている点です。
そのせいか、音色的に温かみという部分では少し足りない気がしますが、高音の抜け具合はとても良く、本当に弾いていて気持ち良いです。
コントロールノブはトニー氏が製作していたころのヴィンテージのZemaitisを模したタイプに変更しております。雰囲気だけ楽しんでいます。
ネックエンドとフロントピックアップの間には「GUITAR MAKER A.C.ZEMAITIS SINCE 1955」の文字、これだけでも所有欲が満たされます。
ピックアップ配列が昨年のはJJスタイル(Jazz Bassタイプのピックアップが2基)でしたが、こちらはPJスタイル(Precision BassタイプのピックアップとJazz Bassタイプのピックアップが1基づつ)になります。好き過ぎてだいぶマニアックな話になってしまいました。
このピックアップですが、出力が高めのものがマウントされているのでサウンドはかなり暴れます。でもそれがいいのです。ブリブリなサウンドがたまりません。
指板は非常に密度のあるローズウッドを採用、インレイは白蝶貝で12フレットには丸以外にひし形のインレイが光ります。
ヘッドには鏃型のエンブレムに「Z」の文字、ここらへんは昨年のと一緒なので踏襲されているのかなと思います。ヘッドの突板にもローズウッドが貼られています。
ボディバックはホンジュラスマホガニーの3ピースでこれもトニー氏が作成されていたころのZemaitisの製法を継承されています。裏だけ見たら昨年のと今年のは全く同じに見えてしまいます。
コントロールパネルもジュラルミンでとても美しい彫金が施されています。
お気に入りの「アルプスパンチ」
フィルターなしだとこんな感じです。
さて2年連続でZemaitisのベースを掲載しましたが、来年のベースの日は何を撮ろうか今から模索中です。それでは来年の「ベースの日」もお楽しみに
