【FUJIFILM】GFXユーザー必携の一本!!『CarlZeiss Otus 55mm F1.4』
Carl ZeissFUJIFILMFUJIFILM GFX seriesGFX100SGFX50SII単焦点を楽しむ厳選アイテム旅春の息吹
皆様、ラージセンサーライフを満喫しておられますでしょうか。
筆者は最近GF純正レンズから離れ、様々なレンズをアダプターで取り付けて楽しんでいます。
今回私からお勧めしたいのはCarlZeissが誇るフラグシップのOtusシリーズ。
中でもEFマウントのOtus 55mm F1.4です。
GF純正レンズでは味わえないF1.4がもたらす強烈な立体感。
55mmという焦点距離ながらもAPO Distagonとして中判レンズの設計を採用し中判画質を実現。
中判画質のレンズをラージフォーマットにつけた世界をご覧ください。
まずは1段絞ってF2で撮影。
被写体までとの距離が遠く、尚且つ被写体と背景が近い構図です。
ともすれば被写体が背景に埋もれてしまいがちですが、圧倒的な立体感で画を成り立たせています。
流石に周辺部は少し無理があるのか回りかけているのが見て取れます
この辺りは好みが分かれますが、筆者は周辺減光と収差大好き人間なので中央はバチバチに解像し周辺部が流れるのは大好物です。
以前GF670にPro160NSを詰めて海を撮った時と同じ空気感の写真が撮れました。
開放でも撮影したのですが、被写界深度を稼ぐために今回もF2で撮影。
F値によって被写界深度や周辺減光をコントロールし、完成系を見ながら作れるのはひとえにGFXのファインダーが高解像だからでしょう。
時に構図を、時に被写体のアップを確認できるミラーレスの特権をフルに活用していきます。
中判と言えばモノクロ。質感を写し撮ることに特化し、白と黒の間にある諧調がモノを言います。
周辺光量落ちを限界まで活用するために開放で撮影。
波に曝されたことで丸みを帯びた岩、圧倒的な透明度を誇る海水、洞窟内の日差しを受け穏やかに黒から白へ変わる内壁。
同じく開放で前ボケを回します。
「解放からシャープです」という謳い文句を聞き飽きた皆様に使っていただきたい一本です。
開放からシャープネスは最高です、なのでF値で被写界深度と周辺減光を好みにコントロールしてください。
画質のために絞り込むなんて野暮な真似はもうしなくて良いのです。
1枚目が開放、2枚目は中央部の等倍スクリーンショット、3枚目はシャッタースピード1/50秒です。
1,2枚目で開放から最高画質、妥協はない姿勢が見て取れます。
3枚目は手ブレを覚悟しながらの1枚でしたが、GFX50SIIから手振れ補正機能が付いたことで助かりました。
最後は中判の本懐、風景写真を。
F11まで絞ってやればどこまでも見通せるような綺麗なパンフォーカスに。
MFの操作感は抜群です。それもそのはず、鏡筒回りはVoigtlanderブランドでMFレンズを作るコシナが担当しています。
最短から無限遠までしかピントリングは回らず、F1.4の時でも安心して扱えるトルク感があります。
アダプターはFringerがオススメです。EF-GFXアダプターの中で最も安定していると感じます。
また、アダプターに絞りリングがあるためフルMFレンズのような操作を可能にしてくれます。
換算44mm相当となり、標準レンズとして使用するのにこれ以上ないスペックです。
皆様のラージセンサーライフに新しい風が吹けば幸いです。
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