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【FUJIFILM】GFX 50Rを中判フィルムカメラのように使う方法

【FUJIFILM】GFX 50Rを中判フィルムカメラのように使う方法

10月、FUJIFILMから販売されていた最後の中判カラーネガフィルム、PRO160NSが生産終了となりました。
昨年同じくFUJIFILMのPRO400Hが生産終了というアナウンスがあった際には筆者自身とても寂しい気持ちとなり、PENTAX 67を手放したのを覚えています。
KodakやLOMOからは未だに中判フィルムが生産されていますが、それでもやはり寂しい気持ちです。
しかしこの中判フィルムへの寂しさをどうにか埋める方法はないかとずっと考えてきました。
フィルムはフィルム、デジタルはデジタルであり、何かで補って別のものにするということは本末転倒な感もありますが、楽しければ良しの精神で検討を重ねました。
そしてたどり着いた答えが、手軽に楽しめるFUJIFILMのラージフォーマットボディ・GFXシリーズを使うことだったのです。
今回は実際に筆者が使用してきた中で気づいた点とGFXシリーズをフィルムカメラのように使う方法についてご紹介したいと思います。

◯今回使う機材

FUJIFILM GFX 50R
GFXシリーズの中でも一番コンパクト、フィルムカメラのGF670やGX690のような形、レンジファインダースタイルの四角いお弁当箱のような可愛らしいボディです。写りは抜群。2年前に購入したウッドグリップ付きのアルカスイス互換のブラケットも色が馴染んできました。

FUJIFILM GF50mm F3.5 R LM WR
同じく一番コンパクトなレンズ、換算約40mmの寄って望遠、引いて広角という言葉通りの万能レンズ
6×7判の80mm~90mm程度のレンズとだいたい同じくらいの画角になるため初めての使用でも安心の一本です。

Kenko BLACK MIST No.05フィルター
ハイライトとシャドー部のコントラストを抑えシネマのワンシーンのようなニュアンスを与えてくれるソフトフィルターです。
高画素、シャープで高い諧調性能を誇るGFXシリーズにいつもと違う雰囲気を与えてくれます。

 

◯主な設定

いつもPRO400Hを使用していた為、今回はISOをほぼ400に固定して撮影しました。
フィルムシミュレーションはクラシックネガ、カラークロームエフェクトを強、粒状感を与えてくれるグレインエフェクトも強に設定。
こう設定すると、FUJIFILMが長年培ってきた色再現の力でフィルムカメラを使ったような色調を表現することができます。
アスペクト比は6×7にして撮影しました。6×9も楽しそうです。65:24の横長フォーマットも最高です。

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R LM WR +Kenko BLACK MIST No.05 

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R LM WR +Kenko BLACK MIST No.05 

少し青みがかった風合いはKodak Color Plus 200にも近い印象になりました。
明暗が激しいシーンでも色が飛んだりせず、大きなフォーマットの魅力が存分に発揮されています。
秋晴れの中、さっそく気持ちいいスタートを切ることができました。

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R LM WR +Kenko BLACK MIST No.05 

凛々しい後ろ姿と彼が水飲み場としていたメダカの桶を前ボケに一枚。
メダカは食さず水だけを飲む、彼のポリシーを感じました。
この後は凛々しさのかけらもなく、ぬるりと地面に同化してお昼寝をしていました。

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R LM WR +Kenko BLACK MIST No.05 

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R LM WR +Kenko BLACK MIST No.05 

少しビビットに色が出た2枚。
1枚目は思い切ってどんと赤い実をボケに入れ撮影。
2枚目は紅葉途中の広葉樹、サラサラという風の音が今にも聞こえてきそうです。
フィルムではもう少し柔らかな赤になる感じがしますが、フィルムとデジタルのハイブリットのようなハイテクフィルム調で気に入っています。

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R LM WR +Kenko BLACK MIST No.05 

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R LM WR +Kenko BLACK MIST No.05

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R LM WR +Kenko BLACK MIST No.05 

強い光が滲んでいます。
今回はブラックミストのフィルター効果によるものですが、光源に対して淡いもやがかかるのが特徴的なCineStill 800Tに似た雰囲気です。
コーティングが施されていないレンズや曇ったレンズの写りを想起させるようなふんわりとしたソフトフィルターの効果が綺麗です。
特に1枚目の水面のキラキラ感は素晴らしく、夏であれば飛び込んでいるところです。
通常のフィルターでは起こり得ないため、ブラックミストのお手柄ショットです。

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R LM WR +Kenko BLACK MIST No.05 

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R LM WR +Kenko BLACK MIST No.05 

FUJIFILM GFX 50R + GF50mm F3.5 R LM WR +Kenko BLACK MIST No.05

こちらはKodak PORTRAシリーズにも近いような少し温かみのある雰囲気。
今回はご紹介できませんでしたが、海を同じセッティングで撮影するとPORTRAやPRO400Hのような、それでいてきめ細やかな高画素機のディティールを楽しむことができます。
1枚目は駒沢公園の体育館、近未来的な形をしていてワクワクします。
2枚目はアパートの壁にしつこくくっつく蔦、土がなくても生えていることをいつも不思議に思います。
3枚目は撮ってくれと言わんばかりに伸びていた椿です。
その姿勢に負けバッチリと納めました。

いかがでしょうか。
やはりフィルム写真と「全く同じもの」にはなりません。
しかし少しでもデジタル写真にフィルム写真との類似点を与えることで、フィルムユーザーへの親しみやすさや、完成されたデジタル写真にプラスアルファの面白さが生まれます。
また、試行錯誤を重ねながら、この光の当たり方ならば!と位置を変えて撮影したり、これはあのフィルムに似ているかも!と想像を膨らませるのが非常に趣深く、素敵なことだと気づくことができました。

何事もこれでなくてはならない。ということはありません。
デジタルとフィルムが共存する現代だからこそ、ハイブリッドの楽しみ方を見つけられるのではないかと思いました。
なくなってしまったフィルムに敬意を表しながら、撮って楽しく、持ってかっこいい、カメラという素敵なアイテムを楽しんでいきたいと思います。

今回使用したFUJIFILM GFX 50Rはフィルムがなくなりつつある今、最も寂しさを埋めてくれるカメラであります。
フィルム好きのあなたへ自信を持っておすすめできます!

今回使用した組み合わせはこちら

中古商品はこちらからご覧ください。

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:21年11月16日 16時00分 ]

 
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