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【FUJIFILM】X halfを片手に半分が織りなす世界観を愉しむ

みなさんこんにちは。
ここ数日は梅雨空の中、グズついた天候が続いていますが、あと数週間もすれば夏の日差しが顔を出してくるのではないでしょうか。
そんな移ろいゆく季節の中で、今回はみなさんに「遊べるカメラ」を紹介いたします。
すでにタイトルにもありますが、FUJIFILMから今からちょうど1年前の2025年6月に発売されたX half(X-HF1)です。
今回はこのカメラを使用して、X halfの特徴の1つでもある半分が織りなす世界観を愉しんでいきたいと思います。

それでは今回も最後までお付き合いください。

・・・

今回使用した機材はこちら
FUJIFILM (フジフイルム) X half X-HF1 ブラック
このほかにもシルバーチャコールシルバーのカラーバリエーションがあります。


x halfとファッション

それではまずは、X halfについて軽く触れておきます。
X halfは1インチセンサーを縦方向に搭載したコンパクトカメラです。
そのため基本的に横位置で撮影した写真は3:4の縦構図になり、これまでのカメラとは少し違った性質があります。

ここで少し余談になりますが、ハーフカメラについてもおさらいしておきます。
ハーフカメラという考え方は、フィルムカメラの時代に生まれた考え方で、例えば35mm判フィルム(24枚撮り)を使う際に1コマを半分にして使うことで必然的に倍数の48枚撮りのフィルムとして撮影することが可能になりました。(36枚撮りフィルムの場合はなんと72枚撮りになります)
つまり、このハーフカメラの最大メリットとしては実質の撮れる枚数が増えたことによるコストパフォーマンスの向上です。
これによりフィルムカメラを手軽に愉しめるようになり、当時のライトユーザーへ広く普及する契機となりました。
また、カメラ本体を小型・軽量化できるため携帯性にも優れ、デザイン面においても写真を日常的に愉しみたいというユーザー層から受け入れられる1つの要因となりました。
そして35mm判フィルムを半分にして撮影するため、35mm判の写真用紙にプリントすると1枚に2コマの写真がプリントされ、ストーリー性のある組み写真を作ることもできます。

こうした特徴のあるハーフカメラを現代のデジタルカメラに落とし込んだ製品が今回ご紹介するX halfになります。
そもそもデジタルカメラのため、ハーフカメラ最大のメリットであるコストパフォーマンスの効果は薄いですが、その他の点では、他のカメラにはない特徴が随所に盛り込まれています。

そこで今回はハーフカメラの特徴でもある組み写真を使って、街中をスナップシューティングしてきましたのでストーリー性のある写真を愉しんでいただけたらと思います。

x halfで撮った2-in-1の写真(カラーハンティング)

はじめに今回撮影する中で1つの約束事(ルール)を決めました。
それは、組み写真にする2枚には、必ず同系色を取り入れるというルールです。
こうしたちょっとした制約を設けることで街中で被写体を探す際にも今までと視点を変えながら見ることができるようになり、スナップをより一層愉しむことができます。
昨今では〇〇ハントという言葉もよく耳にしますが、今回は色を指定しながら撮影する「カラーハント」に挑戦しました。

x halfで撮った2-in-1の写真(カラーハンティング)

X halfには「2-in-1」という撮影モードが搭載されており、簡単に組み写真を作ることができます。
カメラ本体のフレーム切り替えレバー(フィルム送りレバー)を引くか、X half専用アプリ(X half )上で組み写真を簡単に生成することができます。
また、「2-in-1」では静止画だけではなく動画も組み合わせることができ、表現の幅をさらに広げてくれます。

x halfで撮った2-in-1の写真(カラーハンティング)

X half専用アプリでは「2-in-1」を作成する際に、撮影後でも写真の選択や左右の入れ替え、分割線の種類・太さ・色などを自由に設定できます。よりクリエイティブな作品づくりを楽しめるのも魅力です。
※カメラ本体のフレーム切り替えレバー(フィルム送りレバー)を引くことで「2-in-1」を作成することはできますが、分割線などは事前設定が必要です。また、連続して撮影した写真のみが組み写真の対象となるため、撮影後に自由な組み合わせで作成したい場合は、専用アプリでの編集がおすすめです。

x halfで撮った2-in-1の写真(カラーハンティング)

ここでX halfを使った楽しい遊び方をご紹介します。
友人や仲間と一緒に、それぞれがカラーハントを楽しみ、最後に専用アプリで「2-in-1」を生成して一つの組み写真に仕上げる。そんなそんな遊び方もできます。
自分の視点と他者の視点が1つの物語を紡ぎ出すような組み写真となる。
そんな粋な作品が生まれるのも、このカメラならではです。
考え方次第で色々な遊び方ができてしまうのもX halfの特徴の一つであり、写真の可能性や醍醐味を再認識させてくれるカメラだと率直に感じました。

x halfで撮った2-in-1の写真(カラーハンティング)

X halfはハーフサイズならではの手のひらにすっぽり収まるサイズ感で、気軽に撮影を愉しむことができます。
重さもわずか240gと軽く、片手で持ち歩きながら、気になる被写体を見つけたらサッと撮影する。そんな軽快な撮影スタイルが実によく似合うカメラです。
また、このコンパクトなボディながらファインダーを搭載しているため、ファインダー窓を介したフィルムカメラのような撮影体験もすることができます。

x halfで撮った2-in-1の写真(カラーハンティング)

デザインもクラシックでスタンダードなため、どんな服装にも合わせやすく、ファッションにこだわる方にもおすすめです。
また、操作系もアナログの世界観を大切にしており、フィルムカメラ時代のフィルム送りレバーをフレーム切り替えレバーとして一つの操作手順に取り入れたり、フィルム装填確認窓を想起させるギミックを液晶画面として設け、そこからフィルムシミュレーションを確認できるようにするなど細部にまでこだわりが溢れています。

x halfで撮った2-in-1の写真(カラーハンティング)

もちろんFUJIFILM独自のフィルムシミュレーションも搭載されています。
今回はストーリー性のある作品に仕上げたかったため、映画用フィルムをルーツに持つ「ETERNA」を使用しました。
日中のさまざまな方向から光が差し込むシーンでも、白飛びや黒つぶれを抑えながら、落ち着いた色調で豊かに表現することができます。

x halfで撮った2-in-1の写真(カラーハンティング)

1インチセンサーと35mm判換算で32mmの単焦点レンズにより、クリアな描写を実現します。
この32mmという画角は「写ルンです」と同じ画角で、気軽にシャッターを切れる感覚もどこか共通しています。
「写ルンです」のように肩肘張らず撮影できる気軽さは、このカメラにも受け継がれており、「いい写真を撮らなければ」という固定観念から私たちを解き放ってくれます。
自由な感性で撮影した写真同士が組み合わさることで、人それぞれ異なる解釈が生まれる、抽象的でストーリー性のある作品へと仕上がります。

x halfで撮った2-in-1の写真(カラーハンティング)

近年ではスマートフォンでの撮影が普及し、縦構図の写真も一般化してきました。
X halfも基本的に縦構図で撮影するため、普段スマートフォンを使っている方にも気軽に愉しめるカメラになっています。

x halfで撮った2-in-1の写真(カラーハンティング)

カラーハントをしていると、いつも見慣れている街並みも新鮮な視点で眺めることができます。
「ここにこんなお店があったんだ」「こんな花が咲いていたんだ」「こんな色の景色が広がっていたんだ」と、普段は気にも留めなかった景色との出会いがあります。
そして何より、同じ色合いの被写体を見つけた瞬間の爽快感は格別でした。

x halfで撮った2-in-1の写真(カラーハンティング)

同じ形の被写体に絞ってハントするのも、また一興かもしれません。
カラーハントをきっかけに、自分だけのテーマを見つけながら街を歩けば、何気ない日常も新しい発見に満ちた撮影時間へと変わります。

x halfで撮った2-in-1の写真(カラーハンティング)

今回ご紹介できていませんが、X halfにはフィルムシミュレーション以外にも撮影フィルターが用意されており、フィルム時代の郷愁を感じさせる写りを再現できます。
「ライトリーク」や「ハレーション」といったフィルムならではの光の偶然性、「期限切れフィルム」といったフィルム由来の表現も愉しむことができます。

x halfで撮った2-in-1の写真(カラーハンティング)


今回は「X half」×「2-in-1」×「カラーハント」という遊びを通して、半分が織りなす世界観を愉しんできました。
筆者はこの撮影で気付かされたことがあります。
それはX halfは「遊べるカメラ」、正しくは「遊ぶこともできるカメラ」だということです。
小型軽量でデザイン性にも優れ、ファッショナブルに持ち歩ける一方で、しっかりとカメラとしての世界観も備えています。
今回も単にカラーハントで終わらせるのではなく、「2-in-1」の組み写真にすることで、それぞれの写真が互いを引き立て合い、新たな物語を生み出してくれました。
そして最後に、X halfの軍艦部には小文字の筆記体が刻印されています。
なぜあえてこの字体を採用したのか。その理由を筆者なりに考えたとき、気負わず自然体で写真を楽しんでほしいという、FUJIFILMからのメッセージが込められているのではないかと感じました。

X halfの画像

ここまでお付き合いいただきありがとうございました。
この記事が皆様の好奇心を刺激し、X halfを手に取るきっかけの一つになれば幸いです。
それでは、またお会いしましょう。

▼ 今回紹介した機材はこちら ▼

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:26年07月03日 11時11分 ]

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