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【FUJIFILM】X-T1を片手に春の旅路へ

【FUJIFILM】X-T1を片手に春の旅路へ

こんにちは。

約4年ほど続いたコロナ禍もようやく出口が見えはじめ、久しぶりに旧友と再会できる機会に恵まれました。
今回はX-T1にXF23mm F2 R WRを片手に旧友に会いに春の沖縄を巡ってきましたので、その中のワンシーンを紹介していきたいと思います。
それでは今回も最後までお楽しみ下さい。

 

今回使用した機材
FUJIFILM (フジフイルム) X-T1
FUJIFILM (フジフイルム) フジノン XF23mm F2 R WR

 


 

まず初めに、X-T1について少し触れておきたいと思います。
X-T1は今から9年前の2014年にFUJIFILMから満を持して登場した一眼レフスタイルのミラーレス一眼になります。
前年の2013年にはレンジファインダースタイルのミラーレス一眼カメラであるX-Pro1が発売され、大きな注目を集めていました。
X-T1の最大の特徴は、その当時では世界最大の表示倍率(0.77倍)と最短表示のタイムラグ(0.005秒)を誇る電子ビューファインダーでした。
実際に私もファインダーを覗いてみましたが、それまでの電子ビューファインダーとは見違えるほど視野が広く、まるで別世界に飛び込んだかのような感覚になったのを今でも鮮明に覚えています。
またボディサイズ(129.0mm×89.8mm×46.7mm / 約440g )も手軽なサイズ感で、今回使用したコンパクトプライムシリーズのXF23mm F2 R WRを付けても難なく片手で取り回しのできる大きさです。
そして忘れてはならないのがそのデザインです。一眼レフスタイルを継承した高級感漂うデザインが目を引く一方で、操作性にもこだわり抜き、ボディ軍艦部にはシャッタースピードダイヤル、ISO感度ダイヤル、露出補正ダイヤルを備えています。
また、私個人としてはシャッター音もおすすめのポイントです。
X-T1のシャッター音は重厚かつリズミカルな音で、実際にシャッターを切ってみるとその重厚さがシャッターショックとなって手のひらに伝わってきます。
シャッターショックと聞いてあまり良いイメージを持たないかもしれませんが、X-T1のシャッターショックをあえて言葉で表現するならば、「シャッターと右手の神経が直結し、心地のいい振動となって手のひらに伝わってきているかのような感覚」といったところでしょうか。
まだX-T1を手にされたことのない方には、現在発売されているカメラではあまり味わうことのできなくなってしまったこの感覚を是非とも味わっていただきたいです。

X-T1のシャッター音はこちらをチェック
*『Map Camera公式YouTubeチャンネル』では、カメラや写真のあれやこれを配信しています。
気になる方はこの機会にチャンネル登録をよろしくお願いします。

また、こうした撮影者の直感を常に刺激するFUJIFILMのカメラ作りについては以前に紹介した記事に詳しく書かれていますので、まだお読みになっていない方はそちらも併せて見ていただければ幸いです。
以前の記事はこちらから

 


 

F13 , 1/420sec , ISO400

 

早朝、まだ眠気真子な目をこすり人影もまばらな「おもろまち」を散策してみました。
「おもろまち」の「おもろ」は琉球言葉で「思い」を意味しており、とてもホッコリとする地名です。
おもろまちは那覇市の北部に位置し、那覇新都心の一角を形成している地区です。
新都心とだけあり街並みは計画的に整備さてれおり、広い通り沿いには公園や美術館、ショッピングセンターなどの施設が建ち並んでいます。
特に何も考えずに目の前の光景を写真に収めてみました。
絞りをF13まで絞り、パンフォーカス気味に。
一見、特徴のない画にも思えますが、そこは色味に定評のあるFUJIFILMです。
フィルムシミュレーションはクラシッククロームを使いましたが、なんと言っても空の青色が特徴的でした。
あえてマゼンタを引き、シアン寄りの色味にすることで写真にリアリティを出せるそうで、クラシッククロームのドキュメンタリー調の絵作りには欠かせない要素の一つとなっています。
X-T1にはフィルムシミュレーションの基本構成である「プロビア」や「ベルビア」「アスティア」「プロネガ」「モノクロ」「セピア」以外に、趣が異なるクラシッククロームが搭載されているため、特にjpeg撮って出しで写真を撮る方にとってはとても使い勝手のいい機種だと思います。

 

F5.6 , 1/750sec , ISO100

 

沖縄はこの時期「うりずん」と呼ばれる季節を迎えていました。
うりずんの季節は草木が茂り、花々が芽吹く時期で、気温湿度ともに過ごしやすい気候になります。
この日の朝も20℃前後でとても清々しい天候で、散策するには最適でした。
X-T1にはストラップ類はなにも付けずにカメラバッグだけで沖縄を巡りましたが、大き過ぎずるわけでも小さ過ぎるわけでもないサイズ感で快適に撮影を行うことができました。

 

F8 , 1/500sec , ISO100

 

しばらくすると沖縄県立美術館(おきみゅー)が見えてきました。
美術館のファサードは沖縄の歴史的資産であるグスクの形態をイメージした独特な造りになっています。
グスクの石垣が段々にそびえるような景観に圧倒され、思わずシャッターを切りました。
X-T1の画素数は現行の機種と比べると低い1630万画素ですが、それでもスマートフォンやパソコンなどのデジタルデバイス上で見る分には十分な解像感と立体感があると感じます。

 

F2.0 , 1/4000sec , ISO400

 

時刻は早くも夕刻になり、旧友と再会の時間です。
待ち合わせ場所は、那覇空港の近くにある瀬長島です。
瀬長島の北西にはウミカジテラスと呼ばれる観光スポットがあり、そこで旧友と再会しました。
日本のアマルフィと称されるだけあり、旧友との話しもさることながら、片手はシャッターを押し続けていました。
こちらの写真もクラシッククロームを使い撮影しましたが、空を切り取った写真ばかりになってしまうのは、やはり空の色が特徴的だからでしょうか。

 

F8.0 , 1/200sec , ISO400

 

左右対称の構図を発見するとついつい写真に収めたくなってしまいます。
きっとスナップ写真の基本的な構図でもある「シンメトリー構図」がそうさせるのでしょう。
シンメトリー構図は写真に安定感を演出し、インパクトのある写真を撮ることができます。
何気ない風景もこの構図を活用することで、どこか味のある風景に見えてきます。

 

F4.0 , 1/4000sec , ISO400

 

夕食をどこで食べようかとうろうろしていると辺りは夕暮れをむかえました。
ウミカジテラスではテラスに出て食事を楽しめるため、美しい景色を借景に据え美味しさは倍増です。
テーブル席付近にピントを合わせましたが、X-T1の大きなファインダーのおかげで意図した位置に素早くピントを合わせることができました。

 

F2.0 , 1/3200sec , ISO400

 

陽が沈み始めるとともに徐々に風が強くなってきました。
外のテラスにかかっている布製のテントが風になびき表情を変えています。
刻々と景色が変化していく様を見ていると、諸行無常を感じさせてくれます。
ところで、レンズの話をあまりしていませんでしたのでこの辺りでレンズに光を当てたいと思います。
XF23mm F2 R WRは35mm換算で35mm相当の画角のレンズになります。
35mmは人間の視野に近い画角ですが、私には少し広めに感じました。
感覚としては広く感じましたが、決して使いづらいというわけではなく、目の前の景色を切り取るようなスナップ写真には適している画角といえそうです。
また、開放からスッキリとしたキレのいい描写で癖がないため、どんなシュチュエーションにも対応できる万能なレンズです。
この写真も全体的にスッキリとした印象ではありますが、風になびいたテントの柔らかな質感を上手く描写できているように思います。

 

F8.0 , 1/1900sec , ISO400

 

陽もだいぶ傾き、空がきれいなオレンジ色に染まりはじめました。
通り沿いに置かれているトーチにも火が灯され、辺りは次第に夜の雰囲気へと姿を変えていきました。
9年前に発売されたカメラでもこれだけの階調性能があり、しっかりとハイライトからシャドウまでの光を描写することができていることに改めて驚かされた一枚です。
特にX-T1はハイライト側に粘りがあり、完全に陽が傾いていないような夕焼けの時間帯には打って付けのカメラだと感じました。

 

F8.0 , 1/850sec , ISO400

 

古より沖縄の海の彼方のは「ニライカナイ」が存在すると言われています。
「ニライカナイ」とは人々の理想郷であり、そこには崇高な神々が暮らしているといわれる沖縄信仰のひとつです。
この沖縄信仰は、早朝に散策した「おもろまち」の地名の由来となった「おもろ」=「思い」とも深く関係があるように感じます。
沖縄には先祖崇拝の信仰色が色濃く残っているため、人々の先人に対する「思い」が地名にも反映されているのではないでしょうか。
今回の沖縄の旅路を通して、振り返ることの大切さを改めて見直すきっかけとなったような気がします。

最後に、この旅路ではX-T1を使ってきましたが、持っていて、そして撮っていて楽しいカメラだということを率直に感じることができました。
X-T1は最新機種のX-T5とは性能や数値などの機能面で劣るところが多く、撮影する上で色々と制約が付きまとってしまいますが、何よりカメラを持ち出して写真を撮るという行為そのものが楽しかったです。
その根拠となっているのが、カメラとしての秀逸なデザインであり、大きく見やすいファインダーであり、感覚に訴えかけるシャッターの響きであり、そしてフィルム製造で培われた色再現技術と徹底した画作りです。
そうしたFUJIFILMらしいカメラへのこだわりが楽しい時間を創出しているのだと改めて実感しました。

X-T5が「原点回帰」を掲げてX-T1のような小型軽量かつ写真機としての方向にベクトルを振った背景には、私が感じたような「楽しい」と思えるカメラをもう一度提供しようという想いがあったからなのかもしれません。
人の直感に訴えかけ、楽しいと思わせてくれるのがX-T1が持っている魅力のひとつだと感じました。
是非、そんなワクワクするカメラを片手に素敵なカメラライフを過ごしてみてはいかがでしょうか。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。
この記事がみなさんの好奇心を刺激し、ご購入のきっかけの一助となればと思います。
それではまたお会いしましょう。

 


 

▼ 今回使用した機材はこちら ▼

[ Category:FUJIFILM | 掲載日時:23年04月29日 12時00分 ]

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