
【FUJIFILM】雨が紡ぐ空気感。X-T3 と XF50mmF1.0 R WR で描く世界
みなさまいかがお過ごしでしょうか。
最近は気候の波が激しい日が続いておりますが、風邪など引かれていませんか。
突然ですが、みなさまは雨の日に撮影に出掛けていますか。
「機材が濡れるのが心配」「お出かけが億劫になる」と、撮影を断念することも多いのではないでしょうか。
しかし、雨の日だからこそ出会える、息をのむほど美しい「空気感」があります。
今回は、しっとりと小雨が降るなか、「FUJIFILM X-T3 ボディ」に、超大口径レンズ 「フジノン XF50mmF1.0 R WR 」を組み合わせ、見頃を迎えた雨のバラ園へ行ってきました。
大口径レンズ特有の圧倒的なボケ味と、雨がもたらす瑞々しい世界を、実際の写真とともにご紹介していきます。
今回使用した機材は
・X-T3 ボディ ブラック
・フジノン XF50mm F1.0 R WR
X-T3ボディ特長
・有効画素数 2610万画素
・センサーサイズ APS-Cサイズ
・メモリーカードスロット SDカード × 2
・液晶モニター 3方向チルト式
・質量 約539g(電池込み)
2018年9月20日発売
フジノン XF50mm F1.0 R WR特長
・全長: 103.5mm
・最大径: 87mm
・質量: 845g
・最短撮影距離 0.7m
2020年9月24日発売現行のXシリーズのなかでも、クラシカルなダイヤル配置と優れた色再現性で今なお根強いファンを持つ X-T3。
ここに、質量約845gと堂々たるサイズ感を誇る XF50mmF1.0 R WR を組み合わせると、合計重量は約1,384g。
決して軽量コンパクトとは言えませんが、手元に伝わる適度な重量感が、心地よい撮影の緊張感を与えてくれます。
さらに嬉しいのが、このレンズがWR(防塵・防滴・-10℃耐低い温度構造)を備えていること。X-T3の防塵・防滴ボディと組み合わせることで、今回のような小雨が降るシチュエーションでも、機材を過度に心配することなくファインダーを覗き込むことに集中できます。


バラ園に一歩足を踏み入れると、目の前に広がっていたのは、壁一面を埋め尽くすように咲き誇る鮮やかなピンクのバラたち。小雨の柔らかな光のなかで、その圧倒的なボリューム感に息をのみます。
これほど高密度で目の詰まった被写体でも、X-T3の優れた解像力とFUJIFILMならではの発色が活きてきます。雨を吸ってより深みを増した緑の葉と、生き生きとしたバラのピンク。晴れの日とは一味違う、どこかノスタルジックで落ち着いたトーンで園全体の空気感を写し止めてくれました。


バラの園を進んでいくと、見事なバラのトンネルが目の前に現れました。
ここでは、同じトンネルを異なる2つの方向から狙うことで、XF50mmF1.0 R WRというレンズの持つ面白い表情を贅沢に引き出すことができました。
トンネルの手前から奥へと視線が抜けるようにシャッターを切りました。
今回使用したレンズ、XF50mmF1.0 R WRは35mm判換算で焦点距離76mm相当という中望遠の画角。この引き締まった画角のおかげで、周囲の余計な景色を入れず、バラの生い茂る密度感を素直に感じ取ることができます。


バラ園の主役たちに魅了されながら歩を進めると、ふと足元にも雨の恵みをいっぱいに受けた小さな草花たちが美しく咲いていることに気づかされます。
まず目を引いたのは、繊細なピンクの花穂を揺らすキョウカノコ。
細かな花びらの一つひとつに、まるで真珠のような極小の雨粒が宿っています。
さらにその次には、鮮やかなブルーが印象的なニゲラがありました。
透き通るような青い花びらと、それを包む繊細な細い葉の先々に、雨のしずくがたっぷりと溜まっています。



園内をさらに巡っていると、ピンクの濃淡が美しい小輪のバラとこれから出番を迎えるであろう紫陽花の葉に惹かれ撮影しました。
大きな葉の上に、綺麗に粒立った無数の雨のしずく。
開放付近の柔らかな描写のなかで、緑の葉脈の立体感と水滴の透明感が実に見事に調和しています。
花そのものの美しさはもちろんですが、こうした雨に濡れた美しい緑、そのものを主役にしてシャッターを切りたくなるのも、この瑞々しい季節ならではの楽しみ方です。

雨の日の撮影は少しだけ億劫に感じてしまうこともありますが、だからこそ出会える、光を孕んだ水滴の輝きや、晴れの日には見られないしっとりとした色彩の深みがあります。
そういった雨の日ならではの色彩や空気感を、開放F1.0という唯一無二の描写力と、フジフイルムならではの美しい色再現で見事に写し止めてくれました。
憂鬱になりがちなこれからの季節。
お気に入りの雨具を携えて、雨の日にしか描けない瑞々しい世界をファインダーに収めに出かけてみませんか。
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