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【FUJIFILM】X-T4 × Leica ズマロン M35mm F2.8で動画を録る。

外に出ることも減り、遠方へ写真や動画を撮りに出かけることができませんが、運動不足解消のために最近は散歩をしています。
散歩であればカメラは手軽に持ち歩きたいということで、コンパクトなライカのレンズを使ってみることにしました。
冒頭の写真にもある通り、今回選んだのはFUJIFILM X-T4とLeica ズマロンM 35mm F2.8です。
今回は開放の描写を楽しんでみたいと思い、可変NDフィルターを使用しました。
K&F Concept の可変NDフィルターを使用したのですが、露出ムラもなく初めて使う筆者でも扱いやすかったです。
大は小を兼ねるという思いから77mm径のフィルターにステップアップリングを介して39mm径に変換しています。

今回は長い歴史をもつライカレンズを最新機種で楽しみながら、
可変NDフィルターについても少しお伝えしてみたいと思います。
まずは撮影した動画をご覧ください。

 

 

今回はフィルムシミュレーション エテルナを使用して撮影しています。
現在搭載されているフィルムシミュレーションの中でも特に柔らかい印象で、レンズの描写にも合いそうなため迷わずチョイスしました。

さて、描写についてお話したいところですが、
その前に今回使用した可変NDフィルターについても少し触れてみたいと思います。
NDフィルターとはNeutral Density(ニュートラル デンシティー)フィルターの略で光量を調節してくれるサングラスのような役割を果たすフィルターです。
さらに今回使用するものは可変タイプ、通常のNDフィルターは減光できる値が決まっているのですが、可変タイプは決まった範囲の中でNDの濃さを変えることができるのです。
今回使用したK&F Concept のNDフィルターは8~128までの可変が可能です。
実際にどれくらい変わるのか写真でご紹介したいと思います。

ND 8

本来ならばフィルターを外した状態でも撮影すべきだったのですが失念…。
フィルター未装着→ND8の違いについては動画の最後の部分をご覧ください。

ND8は絞りの段数で言えば3段分絞っているのと同じくらいになります。
普段NDフィルターを使わない筆者にとっては、日中にF2.8、シャッタースピードは1/60程度で撮影しているとは思えない露出でNDフィルターの圧倒的な力を体感しました。

ND16

8,16,32,64,128と一段ずつ露出がマイナスになっていきます。
このカットでは8~16あたりが適当な露出でしょうか。

ND32

かなり暗くなりました。これ以降は真っ暗に近くなっていきますがご参考程度にご覧ください。

ND64

ND128

ここまで色むらも特に感じません。今回は128まで使用する事はありませんでしたが、重宝する機会が来る日を楽しみに備えます。
さて、今回はこのようなフィルターのおかげで絞りやシャッタースピードにも縛られることなく撮影をすることができました。
ここからは実際にその描写を見ていただければと思います。

動画を録りつつも、「やはりここは写真で!」という場面もあったため何枚か写真も撮影しました。
もはや散歩の時間はオーバーしてしまいましたが少し延長戦です。

窓に反射する雲と、空をすごい速さで動く雲。少し夏の雰囲気があります。
Leica ズマロンM 35mm F2.8は主にフィルムカメラのM4で使用しているレンズです。
開放で使う機会がなかなか無いため、今回はとても新鮮でした。
コントラストは少し低めという印象、かといってシャープネスに欠けるということもなく、しっかりと写したいものを写してくれるレンズだと感じました。

ざらざらとした素材の壁と木の影。
住宅街を散歩していると意匠を凝らした大きな家や住みやすさを追求したマンションなど、素敵な建築物に出会うことができます。
その中でも筆者が心惹かれるのが団地や少し築の経ったアパートです。
人の生活が染みついている雰囲気が好きなのです。
散歩中、心惹かれるもの探をしながら動画や写真を撮影し、家で見返すのが最近の楽しみです。

左上のイチョウの葉のやわらかい滲みがきれいです。
奥のアートは繊細に描写されています。

信楽焼のたぬきです。
庭のある家に住んだら置きたいものナンバーワンです。

オールドレンズと一口に言っても、現代のレンズのような描写力を持つものからソフトに滲むものまで多種多様です。
時代を彩ってきたさまざまなレンズたち。
今そのレンズをその当時以上に楽しめるようにするには、マウントアダプターの活用が一つの選択肢なのではないでしょうか。
今後もアダプターを使用したものをお届けしていきたいと思います。
また素敵なレンズに出会えますように。

[ Category:FUJIFILM Leica | 掲載日時:21年06月03日 13時10分 ]

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