【FUJIFILM】X-T5でFUJIFILMデビュー
夏の中頃、機材一式を入れ替え手にしたFUJIFILM X-T5とフジノン XF16-55mm F2.8 R LM WRを携え、都立公園へと向かいました。
FUJIFILM X-T5には19種類のフィルムシミュレーションが搭載され
様々な場面での使い分けが出来るため、他社製品にはない表現ができるのではないかと期待して今回、購入するに至りました。
また、4020万画素という高画素を最大限引き出せるようレッドバッチの称号が付いたXF16-55mm F2.8 R LM WRを使用レンズに選びました。
初めて使う機材。様々な被写体を撮影したかったので先ずは、入口近くにあった噴水で一枚。
あいにくの曇り空でしたので彩度を落とした、フィルムシミュレーションETERNAを使いました。
ETERNAは映画用撮影フィルムを再現することができ、落ち着いた表現が可能です。
青空の下で撮影されがちな向日葵。今回は曇り空ですがETERNAも相まって何か情緒的な雰囲気に。
少し晴れ間が出てきたところで竹林に目を向けてみました。
ここではフィルムシミュレーションをVeliaに変えて緑の鮮やかさを強調してみました。
Veliaはいわゆるビビットにあたり通常よりも鮮やかな発色を得ることが出来ます。
フィルムシミュレーションを使用する事によって刻一刻と変わるような天気の日でも
その瞬間に表現したい色味を瞬時にカメラ内で選ぶことができ、作品の幅を広げることが可能となります。
また、XF16-55mm F2.8 R LM WRの解像度は非常に高く、葉の一枚一枚まで写し出されています。
ここで気になるX-T5の被写体検出性能を確認してみました。
カメラを向けて驚いたのが、その性能の高さです。
人物が横を向いていたり、後ろを向いていてもしっかりと人物を検出し続けていました。
一瞬、こちらを向いた場面では瞬時に瞳を検出し、追いかけ続けていました。
フィルムシミュレーションは、ポートレート撮影に適しているとされるASTIAを使用。
ソフトな色合いになり自然な表現ができました。
引き続きASTIAを使用。
ソフトで忠実な肌再現と鮮やかな青空や緑の両立を目指して製作されたフィルムですので、正にうってつけの場面となりました。
今回は三種類のフィルムシミュレーションを使用しましたが、他にも様々な種類があり一台で何度も美味しいカメラであると実感しました。
また普段、筆者はRAW現像を行っていますが、この記事内ではフィルムシミュレーションを活かすためJPG撮って出しの画像を使用しました。
結果、このFUJIFILM X-T5では十分に満足のいく仕上がりとなりました。
写真欲を掻き立ててくれるFUJIFILM X-T5。
まだまだ奥が深いです。