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【Go To フォト】季節の花を撮る ライカビギナー奮闘記 その3

【Go To フォト】季節の花を撮る ライカビギナー奮闘記 その3

近所のバラ園で秋の薔薇が見頃を迎えているとの情報が入ってきました。「ライカビギナーの奮闘記」の3回目は薔薇の撮影に挑戦です。
ニコンの一眼レフカメラを使っていた時は、60mmや105mmのマイクロレンズを持って出掛けていたバラ園。残念ながらM型ライカで使えるこれらの焦点距離のレンズは持ち合わせていません。とは言え、いつもの35mmではさすがに焦点距離不足と思い、防湿庫で眠っていた「ニコンS50mm F1.4」をマウントアダプターを使って装着してみました。
 

Leica M10-P +Nikon S50mm F1.4
2000年に発売された「Nikon S3 Limited Edition」に付属されていた50mm F1.4のレンズ。元をたどると1964年の東京オリンピックの時、報道関係者からの要請で再生産された Nikon SPとセットで作られたオールブラックのオリンピックバージョンレンズを復刻したもので、復刻に際し最新ニッコールレンズと同じマルチコーティングを施し、より優れた色再現を実現したと当時のカタログに記されています。
同じレンジファインダー用レンズということもあり、M型ライカとの組み合わせでもバランスよく収まります。
 

薔薇
使用機材:Leica M10-P +Nikon S50mm F1.4 1/1500秒 / F1.4 / ISO 100

撮影を開始して早々に違和感を覚えます。被写体に寄りきれないのです。それもその筈。本レンズの最短撮影距離が90cmでいつも使っているライカレンズより20cmも長かったのです。ここ最近は、ミラーレス一眼カメラにヘリコイド付きアダプターを使用して本レンズを使っていたので、恥ずかしながら最短撮影距離の事をすっかり忘れていました。
必要以上にピントリングを回してしまうと、SマウントレンズをLマウント化するS-Lカプラーと、LマウントレンズをMマウント化するM/L変換リングの2段重ねをしていたため、これらが緩んでしまいます。結局寄れる限界の位置を探すため、レンズのピント位置を最短に合わせ、カメラのライブビュー機能を駆使しがらピントが合う位置まで被写体に近づくという手法で撮影しました。
 

薔薇
使用機材:Leica M10-P +Nikon S50mm F1.4 1/4000秒 / F1.4 / ISO 100

苦労の甲斐あって、最短撮影と絞り開放から描かれる柔らかい画が得られました。新しいマルチコーティングのおかげか、色のりもバッチリです。
 

薔薇
使用機材:Leica M10-P +Nikon S50mm F1.4 1/2000秒 / F1.4 / ISO 100

木漏れ日ボケが若干うるさく出ましたが、歪みが出にくいダブルガウス型レンズは周辺まで綺麗に描写します。質感描写の高さにも驚きます。コーティングこそ違えど基は50年以上前のオールドレンズ。よく写ります。
 

薔薇
使用機材:Leica M10-P +Nikon S50mm F1.4 1/3000秒 / F1.4 / ISO 100

 

薔薇
使用機材:Leica M10-P +Nikon S50mm F1.4 1/4000秒 / F1.4 / ISO 100

最初こそピント合わせに戸惑ったものの、ライブビューによるピント合わせはことのほか便利です。M型ライカを使う以上、どうしてもレンジファインダーを使いたくなる性分ですが、ある機能は最大限に使わないと勿体ないと考えを改めるきっかけになりました。
 

臨海公園の三毛
使用機材:Leica M10-P +Nikon S50mm F1.4 1/30秒 / F4 / ISO 100

バラ園を出た後は、近くの海沿いの公園へ。
この公園にはたくさんの地域猫が住み着いているので、癒しを求めてよく訪れます。早速三毛猫さんが、カメラに関心を示してくれました。
人に慣れているとは言え、いきなり近づくと逃げてしまうので、撮影しながら猫との距離を縮めていきます。1枚撮ったら1歩進みピントを調整。このモタつきが警戒心を与えない丁度良い早さとなりました。
バラ園ではF値開放ばかりで撮っていたので、ここでは少し絞ってみました。すると猫の毛並みまでしっかり描写。ヒゲの1本1本までシャープに捉えています。
 

海を見下ろす猫
使用機材:Leica M10-P +Nikon S50mm F1.4 1/25秒 / F4 / ISO 100

続いて堤防の上から海を見下ろすサバトラさん。シャッター音の静かなM10-Pは、猫を驚かせる事なくシャッターを切ることができるので、猫との距離をグッと近づけることができます。出来ることなら撫でながらシャッターを切りたかったのですが、それをするには最短撮影距離が長すぎました。改めて寄れるレンズが欲しいと思ってしまいます。
 

対岸の漁港
使用機材:Leica M10-P +Nikon S50mm F1.4 1/350秒 / F2.8 / ISO 100

気温の低下と共に日が沈むのも早くなってきました。高感度に強くなり昼夜問わず撮影できるデジタルカメラですが、私の撮影スタイルは未だ日没で終了です。年をとると夜遅いのは辛くて…。
自宅に戻り本日の撮れ高を確認すると、もう1歩寄りたかったと思うカットが多々ありました。これがライカ純正の50mmレンズあればもう20cm詰められた訳ですが…。前回の奮闘記で、最初に購入するレンズを50mmか、35mmにするか悩んだお話をしましたが、その選択が正解だったのか?少しの後悔からまた悩みのスパイラルにはまりそうです。
 

▼ 今回の使用機材 ▼

[ Category:Leica | 掲載日時:20年11月10日 11時00分 ]

 

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