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【HASSELBLAD】この組み合わせは、私をスナップシューターに変える

【HASSELBLAD】この組み合わせは、私をスナップシューターに変える

暖かい日も増え、桜の開花の知らせもちらほらと聞こえ始めてきたこの頃。
カメラを持って外に繰り出すには、まさにもってこいの時期となりました。

今回撮影に持ち出したのは、HASSELBLAD X2D 100CとXCD 75mm F3.4 Pのセット。
ラージフォーマット機とは思えない、コンパクトな組み合わせです。

1億画素ラージフォーマットセンサーを搭載したX2D 100C。
先代から飛躍的に性能がアップし、デジタル中判機のカテゴリーでHASSELBLADの地位を一気に押し上げた1台です。

現在は、後継機X2D II 100Cが現行機としてラインナップされています。
新たにAF-C連続オートフォーカスを搭載し動きものにも強くなった点や、手振れ補正機能の向上などの改良点がありますが、風景撮影や街中のスナップ撮影などにはX2D 100Cで十二分に対応できるかと。
何より新型機の登場でX2D 100Cの中古商品数が増え、価格もこなれてきたのは嬉しいところ。

装着レンズは、XCD 75mm F3.4 P。
35mm判換算で59mm相当になります。標準レンズと望遠レンズの間という絶妙な焦点距離。撮影時のちょっとした動きで、標準レンズとしても望遠レンズとしても作画が可能です。
同じPシリーズのXCD 28mm F4 PやXCD 45mm F4 Pに比べると一回り大きな印象を受けますが、F3.4と約半段明るく、焦点距離とも相まってポートレート撮影などにも向くレンズとなっています。
上位モデルとされるVシリーズ、XCD 55mm F2.5 V(35mm判換算:43mm相当)とXCD 90mm F2.5 V(同:71mm相当)の間に位置。価格差を考えると、コストパフォーマンスの高さが際立ちます。

そんなX2D 100CとXCD 75mm F3.4 Pの組み合わせ。
総質量1300g弱と、35mm判フルサイズセンサー機に標準ズームレンズのセットと大差ない重さで、今回も首から提げて歩き回りましたが、全く疲れは感じませんでした。

・・・

F5.6 1/90秒 ISO400

撮影地に選んだのは東京 浅草。日差しは暖かでしたが吹く風が冷たく、ならば人の賑わいの多いところをと選びました。
まだ午前9時過ぎという時間帯でしたが、雷門に向かう通りは外国人観光客で埋め尽くされ、雷門の前、そして下も人であふれていました。
そんな喧噪を一切カットして、記録として写した最初の1枚。

F3.4 1/80秒 ISO64

仲見世通りも人の多いこと。足を止めてシャッターを切るのも一苦労。
人を避けながら撮った1枚は、せんべいのなだらかなボケが印象的なものでした。

F6.8 1/800秒 ISO64

F6.8 1/160秒 ISO800

仲見世から脇にそれた伝法院通りはほとんどがまだ店を開けておらず、準備中の所がちらほらと。
ここもまもなく開発の手が加わるとか、見慣れた景色がどんどん変わっていきます。

F3.4 1/400秒 ISO64

絞り開放でのこの立体感。合焦面の浮き上がり方は劇的です。

F6.8 1/100秒 ISO100

F6.8 1/100秒 ISO100

F5.6 1/100秒 ISO100

人ごみの中を流れに合わせ進んでいると、つい目にする光景。思わず後ろからパシャリ。
35mm判換算59mmという焦点距離は、遠からず近からず。被写体を浮き上がらせ、背景を形を残したままぼかしてくれました。
一瞬を掬い取るスナップシューティングの楽しさを存分に味わうことが出来ました。

F3.4 1/125秒 ISO200

F5.6 1/125秒 ISO1600

金網の中の仁王像を。
さすがに金網が邪魔してオートフォーカスではピントが合わず。
マニュアルフォーカスに切り替えての撮影でしたが、ファインダー上でのピントの山がつかみやすく、ストレスなく合わせることが出来ました。

F3.4 1/800秒 ISO64

近接の絞り開放でも、ボケが崩れ過ぎず形を残してくれるのは、スナップ撮影向きと言えます。

F5.6 1/100秒 ISO1600

F8 1/100秒 ISO3200

浅草名物の人形焼き。ガラス越しの撮影でしたがシャープに撮れました。
外国人の少年が熱心に見ている様子もスナップ。

F6.8 1/500秒 ISO64

F4 1/100秒 ISO64

境内を過ぎると、ひときわ目立つ幟が。その赤に目を引かれシャッターを切りました。
そのそばのお店には、強い日差しを避けるためか、こんなトルソーたちが。その日に焼けた色あせた赤もパチリ。
ハッセルブラッド ナチュラルカラーソリューション(HNCS)は、まさに見たままの赤を再現し、両者の違いを忠実に示してくれました。

同じく高画素中判デジタル機として人気の高いFUJIFILM GFXシリーズがフィルムシミュレーションを一つの売りにしていることを思うと、ハッセルブラッド ナチュラルカラーソリューション(HNCS)を謳うHASSELBLADはまさに対極と言えます。

ちょっと一回りのつもりが、いつの間にか数時間費やしていました。
首から提げたカメラも軽快で、取り回しの良さに時間の経つのも忘れるほど。
情景を切り取るのにまさにうってつけと言える画角と、被写体をほどよく強調してくれるボケ味。
そして忠実な色再現が、春の街歩きを普段の数倍も楽しいものにしてくれました。

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【HASSELBLAD】XCDレンズが解き放つ、1億画素カメラの真のポテンシャル④

[ Category:etc. | 掲載日時:26年03月19日 19時25分 ]

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