Nikon D4S – AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8E FL ED VR
kenko PRO1D PROSOFTON Clear (W) – kenko STARRY NIGHT – kenko PRO1D C-CROSS SCREEN (W)
1/15 – f/4 – ISO4000 – 70 mm
ケンコー・トキナーはPRO1DやZX(ゼクロス)をはじめとしたレンズ保護フィルターや、
PRO1DラインナップのC-PLやNDといった光量や反射を調整するフィルターはもちろんのこと、
クローズアップフィルターやソフトフィルターといった特殊フィルターも数多く発売しています。
中でも2020年6月12日に発売された、「PRO1D プロソフトン クリア(W)」をメインに様々なフィルターを利用して星景・夜景に挑戦してみました。
数か月前に工場の夜景を行うにあたって、スターリーナイトの存在を知り、工場夜景の撮影をしましたが、さらに星景・夜景撮影に特化したフィルターが発売されたことを知り、早速使ってみたいと思ったのがきっかけです。
星景・夜景に使うフィルターは数多く発売されており、C-PLやクロスフィルターと組み合わせてより多くの効果を生み出すことができます。
さっそく撮影結果をご覧いただきます。
Nikon Z6 – NIKKOR Z 58mm F0.95 S Noct – kenko PRO1D PROSOFTON Clear (W) – kenko STARRY NIGHT
5 ” – f/1.2 – ISO2500 – 58 mm
プロソフトンはソフト効果をもたらすことにより、明るい星をにじませ、はっきり浮かび上がらせる効果を持ちます。従来のプロソフトンの半分の効果となり、程よく主張しすぎない表現になっています。
さらに、スターリーナイトと組み合わせることにより、色カブリによる光害を防ぎ透明感のある写りになりました。
画面下部に明るい星が見えますが、プロソフトンの効果により、木々の葉を通り越して輝いています。
スターリーナイトの能力が気になる方は「【Kenko】夜景撮影必見!STARRY NIGHT」をご覧ください。
Nikon Z6 – NIKKOR Z 58mm F0.95 S Noct –
kenko PRO1D PROSOFTON Clear (W) – kenko STARRY NIGHT – kenko PRO1D R-CROSS SCREEN(W)
30″ – f/5.6 – ISO8000 – 58 mm
プロソフトンとスターリーナイトの上に、さらにクロススクリーンも重ね付けしてみました。
一つ一つの柔らかい表現に加え、クロスの4本線がより幻想的な表現を創ってくれます。
Nikon D4S – AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8E FL ED VR –
C-PL(W) – kenko PRO1D PROSOFTON Clear (W) – kenko STARRY NIGHT
ところかわって都内の夜景です。ガラス越しでの撮影のため、C-PLを装着しました。
C-PLでガラスの反射を抑え、スターリーナイトで夜景特有の光害を抑えよりクリアに、プロソフトンで一つ一つの光を幻想的に表現することができました。
Nikon D4S – AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8E FL ED VR
1/15 – f/4 – ISO4000 – 85 mm
同一設定で、プロソフトンの有無を並べてみるとその効果がとてもよくわかります。
Nikon D4S – AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8E FL ED VR –
kenko PRO1D PROSOFTON Clear (W) – kenko STARRY NIGHT
1/15 – f/4 – ISO4000 – 85 mm
星景写真で既に効果を発揮している2枚のフィルターですが、夜景で使用すれば、プロソフトンが一つ一つの光を柔らかくし、スターリーナイトが青が光るレインボーブリッジと東京タワーの赤の発色を余すことなく表現することができます。
Nikon D4S – AF-S NIKKOR 70-200mm F2.8E FL ED VR – C-PL(W)
kenko PRO1D PROSOFTON Clear (W) – kenko STARRY NIGHT – kenko PRO1D C-CROSS SCREEN (W)
6 ” – f/4 – ISO125 – 75 mm
普段ではあまりすることのない4枚重ねにも挑戦してみました。
重ね付けは画質劣化も気になりましたが、しっかり橋のエッジまで解像してくれています。
4枚重ねても画質劣化が起こりにくいPRO1Dシリーズは、その質の良さも知ることが出来ました。
今回は標準~望遠レンズを取り上げて掲載しましたが、AF-S NIKKOR 28mm F1.4E EDでも4枚重ねで撮影を行いましが、薄枠の仕様と夜景との組み合わせがよく、四隅のケラレは見られませんでした。
「kenko PRO1D プロソフトン クリア(W)」は49mm~82mmまでと豊富なフィルター径なラインナップですが、ステップアップリングを使用することで、49mm以下のフィルター径レンズでも使用できます。
星景の撮影は、撮影場所、新月の日、その日の天候など、考慮しなければならないことが多かったり、キレイな撮影をするために試行錯誤を繰り返しとても苦労しましたが、フィルターの効果もあり、初めてにしてはとても満足のいく撮影結果となりました。
今後も様々なフィルターを使い、新たな撮影に挑戦していきたいと思います。
↓今回の撮影で使用した機材はコチラ↓
▼高品質なKenkoのPRO1Dシリーズ▼