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【Leica】ライカビギナー奮闘記

【Leica】ライカビギナー奮闘記

Leica M10-P

1年以上治療に通うも、一向に良くならない肩痛。「重い荷物(機材)が原因じゃないですか」と医師の指摘に、なら治療費を機材代に回して軽い機材にしますよと、開き直って購入したのが『Leica M10-P』。
カメラ歴32年目にしてようやくライカデビューを果たしました。

家の防湿庫の中にはマウントアダプターを使用すれば、使えなくもないレンズが数本眠っていましたが、いざライカを手にするとレンズも純正が欲しくなります。
散々悩んだ挙句、中古で「ズミクロン35mm F2 ASPH.」を購入しました。現行モデルではなく1世代前のフードはめ込み式になったのは単にお財布の都合です。
これまで使ってきた機材を売却しても、高価な機材だけに買えるレンズは限られる訳で…。

一応、現行のズミクロンと何処が異なるのかは調べてみました。
・はめ込み式のプラスチックフードからねじ込み式の金属製フードに変更。
・5群7枚のレンズ構成は変わらないが、レンズ間隔を見直すことで性能が向上。
・絞り羽根が8枚から11枚になり、絞った時のボケがより自然になった。

詳しく調べればもっと相違点が出てくるのかもしれませんが、1世代前でも非球面レンズを採用したことで、コントラストが高くてヌケが良く、シャープに写るとの事でしたので決断しました。

購入後早々にコロナによる外出自粛が叫ばれ歯痒い時を過ごしましたが、GoToトラベルも始まったことから私も撮影旅を解禁です。

 

桂川
使用機材:Leica M10-P +SUMMICRON M35mm F2 ASPH.(第4世代) 1/25秒 / F2.8 / ISO 100

今回訪れたのは、伊豆の修善寺です。
平安時代の初期に弘法大師によって開かれたという修禅寺の周辺は、湯量豊富な温泉があるとことから古くから観光地としても有名な場所です。多少の混雑は覚悟していましたが、未だ休業の店も多く予想を反した寂しい状態でした。
温泉街を流れる桂川沿いを散策するも、水と木々の葉が風に揺れる音しか聞こえません。そんな静けさを邪魔することなくM10-Pはシャッターを切ることができます。デザイン的には赤丸ロゴの入った「M10」の方が好きだったのですが、この静音シャッターに惹かれ「M10-P」を選択したのです。

 

竹林
使用機材:Leica M10-P +SUMMICRON M35mm F2 ASPH.(第4世代) 1/60秒 / F2 / ISO 100

自分にとっては最初のライカレンズということで、他のレンズとの違いを実感することはありませんが、ボケも発色も自然でとても使いやすい印象を受けました。
そして何より嬉しいのが軽いこと。これでのんびり温泉に浸かれば肩痛から本当に解放されそうな気がします。懐はだいぶ痛みましたが…。

 

修禅寺
使用機材:Leica M10-P +SUMMICRON M35mm F2 ASPH.(第4世代) 1/750秒 / F2 / ISO 100

街のシンボルでもある「修禅寺」。駅や町名は「修善寺」となっており、読み方は一緒でも漢字表記が異なることをお堂に掲げられた名板をみて知りました。
人が少ないのを良いことにゆっくり時間をかけて撮影しました。というより水平すら上手くとれないのです。これまでいかにカメラの便利機能に助けられていたかを痛感しました。私にとって、ライカデビューはカメラの撮り方を根本から見直す良いきっかけになった気がします。

 

修禅寺
使用機材:Leica M10-P +SUMMICRON M35mm F2 ASPH.(第4世代) 1/250秒 / F2 / ISO 100

実はレンジファインダー式カメラを購入したのは、2000年に発売された「Nikon S3 Limited Edition」以来。最近はマニュアルカメラ自体もほとんど使っていなかったのでシャッターチャンスだと思っても、すぐに撮影できないもどかしさは久しぶりの感覚です。

 

絵馬
使用機材:Leica M10-P +SUMMICRON M35mm F2 ASPH.(第4世代) 1/60秒 / F2 / ISO 100

平面に並べられた絵馬的なものはピント合わせの良い練習になります。加齢による視力の低下もありピント合わせに本当に苦労しました。
視度補正か、マグニファイヤーか、ビゾフレックスか。近々何かを買わなくてはならなくなりそうです。

 

漁港
使用機材:Leica M10-P +SUMMICRON M35mm F2 ASPH.(第4世代) 1/750秒 / F2 / ISO 100

伊豆半島の東側は鉄道で南下できるものの、西側は修善寺で行き止まり。ここからバスに乗り継ぎ峠を越え、戸田という港町にやってきました。
駿河湾で操業する漁船の基地になっているということで、多くの漁船が往来しています。桟橋から釣りを楽しむ人も多く、おいしい魚にありつけそうな予感のする町です。

 

白猫
使用機材:Leica M10-P +SUMMICRON M35mm F2 ASPH.(第4世代) 1/30秒 / F2 / ISO 100

私の予想を裏付けるかのように散策中多くの猫に遭遇しました。その名から青い瞳が印象的だった白猫さんのカットを。
まだ慣れないライカでローアングルからのカットはかなり苦労しました。ライブビューに切り替えるも、地面すれすれに置いたカメラの液晶モニターは見辛く、ピントピーキングだけが頼りでした。

 

灯台
使用機材:Leica M10-P +SUMMICRON M35mm F2 ASPH.(第4世代) 1/2000秒 / F2 / ISO 100

機材を変えても天気に恵まれない体質は変わらないようで、港と駿河湾を隔てる御浜岬から見る富士山を楽しみにしていたのですが、その姿を拝むことは叶いませんでした。
日も沈みかけた夕刻に映える小さな灯台を発見しカメラを向けました。「ライカM」以降、ブライトフレームの採光式がLEDになったことで、周囲が暗くなっても二重像が見やすいとのこと。確かに、明るい場所で白い被写体にピントを合わせるより、若干暗い場所の方が扱いやすい印象を受けました。

 

富士山
使用機材:Leica M10-P +SUMMICRON M35mm F2 ASPH.(第4世代) 1/180秒 / F10 / ISO 100

翌日、峠の上から無事に富士山を拝むことができました。
まだ山頂に雪化粧はみられませんが、富士山と同じ形に並ぶススキを見ると少しづつ秋の訪れを感じることができます。

これまでの旅と比べると総撮影枚数は少なくなっていましたが、1枚1枚丁寧に撮ったことで、写真を撮った満足感はこれまで以上に感じました。
まだ不慣れな部分が多く使いこなせている実感はありませんが、もう一度カメラの使い方を勉強する気持ちで挑戦したいと思います。
また機会があればお付き合いください。

 

▼ 今回の使用機材 ▼

[ Category:Leica | 掲載日時:20年10月10日 10時15分 ]
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