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【Leica】ライカ好きスタッフが語るライカの魅力 vol.13    ~M4 + アポズミクロン M50mm F2.0 ASPH.編~

【Leica】ライカ好きスタッフが語るライカの魅力 vol.13    ~M4 + アポズミクロン M50mm F2.0 ASPH.編~

2024年2月20日にLeica Boutique MapCamera Shinjukuは11周年を迎えました。
THE MAP TIMESでは引き続き、ライカの世界を楽しんでいただけるよう、専門店スタッフによる関連記事や動画コンテンツを順次掲載してまいります。
この連載ではフォトコンテストのテーマ『新感覚』にちなみ、ライカ好きスタッフが普段と違った機材に挑戦していきます。
ライカの魅力を一人でも多くの方に知って頂けるれば幸いです。
ぜひお楽しみください!

今回はM型フィルムカメラを使用しているスタッフがアポズミクロン M50mm F2.0 ASPH.を使用して「新感覚」を体感してみたいと思います。
フィルムカメラでアポズミクロンというのは一度は試してみたい組み合わせだと思っていました。
どのような描写になるのか期待に胸を膨らませながら撮影を行いました。
フィルムのスキャンはEPSONの旧式のフラッドベッドスキャナーを使用してデジタル化しています。

Kodak PORTRA160で撮影。
デジタルカメラ全盛の現在、フィルムカメラで撮影するというのは費用対効果がかなり悪いのですが、なににも代えがたい良さがあります。
それは圧倒的にシンプルということです。
機械式カメラであれば充電や電池交換も不要ですし、もちろんフィルム自体は現像が必要なので写真を再生することもできません。
フィルムを巻き上げシャッターを切る、撮影が終わったら巻き戻す。写真に必要なことのみ実装されています。
これはつまり被写体に向き合うということに集中することができ、ここぞという時にすぐ反応することができます。

デジタルカメラの機能は日々めざましく進化しており本当に素晴らしいですが、たまには複雑なメニューや操作も忘れてシンプルにシャッターを切りたい時このカメラを使うとほんとうに気分が高揚します。

描写に関してですが、たいへんシャープな写りで目を疑いました。また色収差やにじみも感じません。
建物に日が差し込んでいる4枚目の写真などは一見滲んでいるように見えるのですが、恐らくこれはフィルムのハレーションであり、手前のボケからピント面までかなりクリアな描写です。

Kodak PORTRA400で撮影。
屋外に出てみてもその性能は変わりません。
ガラスに差したひかりの透明感がすばらしく、透き通るような描写です。
記録に残していないため曖昧ですがF8くらいまで絞って撮影しています。

Kodak POTRA400で撮影。
車窓を見ながらお弁当を食べて、気に入った風景を見つけたら流れてしまう前に残すというのが旅行の楽しみのひとつです。
手前の窓ガラスと地面の雪で反射した光にも負けず背景の奥の方まで緻密に描写されています。

KODAK GOLD200で撮影
最新のデジタル機の高い画素数をカバーするレンズともなれば、フィルムで撮影してもかなりぱきっとした描写を得ることができます。
今回は初めて使うレンズであり、フィルムは現像するまでわからないためきっとこんな感じになったらいいなと思いながら写真を撮りました。

KODAK PORTRA 400にて撮影
ものが切れてしまいそうな鋭い描写です。
いつもは35mmを主につけっぱなしにしているので雑多な感じになってしまいがちだったのですが、目標を定めて撮影する際には50mmは本当にぴったりなレンズだと感じました。
M型ライカを使う際には多くの方が35mmにするか、50mmにするかという人生をかけても分からない難問に直面するわけですが、適度な距離感を持って撮影してみたいという方には35mm、思うままにこれを見てほしい!というものを撮影したい方には50mmがおすすめだと思っています。

KODAK GOLD200で撮影
粒状感のあるフィルムで撮影しても細かいワイヤーやはしごまで描写されています。
ここまでくるとポジフィルムで撮影してルーペで覗いてみたいという気持ちも湧いてきます。

KODAK PORTRA400で撮影
フィルムカメラ、デジタルカメラに限らずカメラを持ち歩いていると日の傾きに敏感になるように思います。
この角度から日が入りそうとか、冬はこんな感じになるだろうというのを想像するのがとても楽しいです。
同じ場所を散歩する際にはあえて時間をずらして移ろいを楽しむのも良いかもしれません。

Kodak PORTRA400で撮影
意外と何の変哲もない水面に目を向けると面白いものが浮いていたり、写り込んでいたりするものです。
日々面白いものを記録したいとおもっている筆者にとっては好きな景色のうちのひとつです。

KODAK GOLD200で撮影
普段35mmで撮影している時はF8くらいまで絞っておき、無限遠付近にピントをセットして広い部分にピントが合う状態で持ち歩いているのですが、さすがに50mmだとそうもいかず常に被写体とピントを追っているような心境でした。
2枚目は少しトリミングをしてみましたがほとんど気になりませんでした。
より高解像度のスキャナーや大きな印画紙にプリントしたらどうなるのか、これから先も楽しみです。

Cinestill 800Tで撮影
最後は少し変わり種のフィルムで撮影。
ハレーションが起こりやすいタングステンフィルムはどんなレンズを使うときも新鮮な気分にさせてくれます。
ハイライトの部分が赤く反応するのですが、白鳥の柔らかな質感とレンズの階調性能のおかげで羽も質感が飛ばずに描写されました。

4年ほど前に清水の舞台から飛び降りる勢いで購入したLeica M4、
使い始めたころは一眼レフからレンジファインダーに変わったこともあり常に「新感覚」という感じでしたが最近はもう長年連れ添った友人のように息遣いが分かってきました。
高速シャッターが苦手なことも冬の乾燥のせいか気付いたらグッタペルカ(黒い革のような部分)が欠けていてショックを受けたことも含め信頼できる相棒だと思っています。
そんな友人のようなこのM4も今回まさに「新感覚」の今まで見たことのないような切れ味の緻密な描写を見せてくれました。
もしかしたら4年前に飛び降りた清水の舞台をよじ登り、アポズミクロンのために再びダイブすることがあるかもしれません。

デジタルのM型でアポズミクロンを運用している方もフィルムとアポズミクロンの組み合わせ、ぜひお試しいただきたいです。

今日まで連載を続けてまいりました「ライカ好きスタッフが語るライカの魅力」もこれで最後。
時代が変わっても変わることのない価値を持ち続けるLeica製品とともに、これからも変わることなくLeica Boutique MapCamera Shinjukuは歩んでいきたいと思っております。
これからもどうぞよろしく願い申し上げます。

その他の『ライカ好きスタッフが語るライカの魅力』はこちらから。どうぞご覧ください。

今回使用したものたちはこちらから!

クラシックな外観のプレミアムなアポズミクロンもございます。

[ Category:Leica | 掲載日時:24年02月29日 19時34分 ]

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