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【Leica】ライカ好きスタッフが語るライカの魅力 vol.2 ~ズミルックス M28mm F1.4 ASPH.~

【Leica】ライカ好きスタッフが語るライカの魅力 vol.2 ~ズミルックス M28mm F1.4 ASPH.~

2024年2月20日にLeica Boutique MapCamera Shinjukuは11周年を迎えます。
THE MAP TIMESでは引き続き、ライカの世界を楽しんでいただけるよう、専門店スタッフによる関連記事や動画コンテンツを順次掲載してまいります。
今年の連載ではフォトコンテストのテーマ『新感覚』にちなみ、ライカ好きスタッフが普段と違った機材に挑戦していきます。
ライカの魅力を一人でも多くの方に知って頂ければ幸いです。
ぜひお楽しみください!

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古いレンズの写りが好きで、デジタル機M8.2、M10-Pを手に入れてもなおレンズは30年代と50年代。現代レンズの写りが嫌いというわけではありませんが、自分が見たままに近い、言い換えれば正しい描写からできるだけ離しつつ必要な情報は残す事を好んでいます。景色を作品に換えるのではなく、景色をエッセンスに作品を作るイメージ。そんな私が珍しく現行レンズを使ってみます。「Leica ズミルックスM28mm F1.4 ASPH.」程良い非現実感を伴って。

私にとっては普段より重く大きいレンズなので持ち歩こうにも少し気合いが必要だったのですが、試しに数枚撮ってみれば急に軽やか。流石にこの明るさを誇る広角レンズともなれば周辺減光や独特なボケ感、表現は少なからず出てしまうもの。私にはこれがエネルギーとなるのです。

写真全体を見た時の印象として少しオールドレンズっぽさを感じるほどの特徴を持っており、かと思えばピントが合っているかつ中心に近い部分を注視するとオールドでは説明がつかない解像感。中心に被写体を据えた中距離のポートレートなどにも使ってみたい1本。

またこういったクセももちろんそうですが、そもそも28mmという広角レンズでF1.4ともなるとピント面とボケとの乖離が想像以上に大きくて驚かされます。特に、芯を持った後ボケからぐーっと視線を戻して来て手前の被写体に行きつくまでの立ち上がり方は分かっていても唸ってしまうもの。ものの例えとして「いちごをヘタの方から食べると先がより甘く感じる」というものを連想しました。伝わると嬉しいのですが。

中距離から遠景にかけての描写は申し分なし。厳しめに見ても開放の歪みは目立たない程度であり、無限遠に近い景色もはっきりと表現できています。いくら明るいと言っても風景にも使いたい広角レンズの画角。まだ暗い朝方や夕方の風景スナップにも存分に活躍できるレンズである事は疑いようがありません。

スマートフォンカメラの標準レンズは換算28mm付近が多いと聞きますが、そのせいもあってか現代人の我々にとって否応なく慣れた広さ。同じ28mmのこのレンズで行うスナップ撮影も軽快そのもの。冒頭でも書いたように少し大きく重いことがネックとなるかもしれませんが、強いボケ感とレンズの存在感は十分“もうけ”があるトレードオフと捉えられるはずです。また、今回の撮影はM10-Pを使用しましたがM11以降のブラックボディは軽量化がなされている為、その組み合わせであれば重さもあまり気にならなくなります。もしレンズ側が重すぎるフロントヘヴィを懸念するのであればハンドグリップ、サムレストもオススメです。
ちなみに私はハンドグリップ派です。

後ボケに相当する写真下部、芝生の部分がブレたような滲み方をしていますがこういうのが堪りません。
贅沢レンズ構成図を確認しながらここがこうやって光を導いているんだろうか、と想像するとなお良し。光学のプロではありませんから構成から読み解ける情報が多くはありませんが、分からないなりに勉強しつつ楽しむのが日課です。ズミルックス28mmは7群10枚、一枚だけ非球面レンズを使っているそう。フローティング機構も採用されていて近接撮影が安定するのも頷けます。

また少しアクセサリーの話に戻りますが、このような縦写真を構える際は特にサムレストがあると一気にホールド感アップ。
M10用、M11用ともに形は同じで、M11用ブラックはボディと同じく素材の見直しによって軽量化済み。合うカメラをお持ちの方はお好きな方をどうぞ。

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妻には「オールドレンズが好きなら現行は要らないんじゃない?」と言われているのですが、当然首を縦に振ることはできません。
ライカMマウントカメラ、レンズの特徴としておよそ100年近い歴史の大半を今でも組み合わせ、使えるという良さがありますが、だからと言って最新を使わないと言う手はないのです。古くても新しくても等価であることはすごい事実、そして最新モデルに関しては積み上げたノウハウの集大成を味わっているとも言えるでしょう。オールドレンズ好きであることは変わりませんが母艦を最新にするのも、レンズを新旧と見比べるのも、無視はできない欲求のまま。

ライカの怖いところは、沼にハマるとオールドレンズが待っていること。
もっと怖いところ、実は現行機種も沼であること。

集めて良し、使って良し、私にとっては家計を脅かす「新感覚」を味わってしまいました。

その他の『ライカ好きスタッフが語るライカの魅力』はこちらから。どうぞご覧ください。

[ Category:Leica | 掲載日時:24年02月02日 19時00分 ]

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