【Leica】復刻フィルムカメラとズミクロンと
なぜフィルムカメラを使うのかと聞かれると何と答えるべきか悩みます。
フィルムは高い。
現象も高い。
どれをとってもコストがかかります。
何が魅力なのか。
ただ一つ明確にわかっていることは単純にフィルムを使って撮ることが楽しいということだけ。
趣味とコストは反比例のよう。
いつの間にかコストなんて忘れてしまっています。
筆者はカメラの見た目をとても気にするタイプの人間です。
カメラもかっこいいものを持ち歩きたくなります。
今回持ち出したのはLeica M6 10557です。
2022年11月に発売されたLeica M6 10557は見た目はM6、中身はMPと良いとこ取りの一台。
ファインダーはオリジナルに比べて見やすく、露出計の精度も高くなっています。
そんな良きフィルムカメラに装着するレンズはLeica ズミクロンM50mm F2 フード組込です。
こちらのレンズもまた非常にコンパクトなのにも関わらず良い写りをするのです。
Leicaの現行レンズ(復刻を除く)の中では数少ない非球面レンズを使用していない球面レンズです。
そうは言っても高いコントラストと美しいボケが魅力的なレンズはフィルムカメラと使うとどのような写真を写し出してくれるのでしょうか。
使用したフィルムはKodak Gold200です。
駅の改札を出ると立ち食い蕎麦屋がありました。
蕎麦を食べる人の背中と暖簾が何とも可愛かったのでパシャリ
筆者はどうやら縦構図が好きなようでいつもネガを見返すと縦構図の写真で溢れかえっております。
構図以外にもよく撮影してしまうのが道端に咲くお花たちです。
これも何が良いかと聞かれるとよくわかりませんが何故か撮影せずにはいられません。
今回の撮影では全て搭載された露出計を用いて撮影しました。
露出計の表示は非常に直感的でわかりやすかった上に正確でした。
これならフィルムカメラも怖くない。
細めの道を歩いているとこんなにもカメラ愛の溢れたスーパーカブに遭遇しました。
筆者も負けてはいられません。
写真を撮り続けるとします。
原宿にきました。
JR原宿駅を出ると明治神宮の鳥居が現れます。
新緑の中に佇むその姿は力強く来る者を拒まず優しく迎えいれている様でした。
お隣の代々木公園では様々な人が様々なスタイルでそれぞれの時間を過ごしています。
シートを広げてピクニックをする人。
楽器を演奏している人。
ランニングをしている人。
のんびり音楽を聴いている人。
今日も平和だと実感しました。
もちろんフィルムカメラなのでどのような出来栄えかは現像後のお楽しみ。
現像後にこの時間を振り返ることができるのもフィルムカメラの良さなのかもしれません。