連載中の「カメラを愉しむ」vol.74 は、「愛しのLeica Q TYP116と夜遊び」をご紹介いたします。
わたしのフォトライフで最も好きなカメラベスト5に入るこの機種ですが、あまり昼間持ち出すことがありません。昼間の撮影ではFUJIFILMやRICOHのデジタルカメラを持ち出すことが多く、「Leica Q TYP116」は「夜の灯り」を撮るときに使いたくなるのです。
その理由はと問われれば、明確な理由はないものの「高次元のバランス性能を持った完璧すぎるカメラ」だからこそ昼間はちょっとどこかが尖ったカメラというのが使いたくなるのかもしれません。
という事で絞りのF値も明るく開放から使いやすい写りをご覧ください。まずは冬の東京スナップからスタート!雪だるまイルミネーションがお出迎えしてくれました。
適度なノイジーさと開放の優しさ。どこか温かみのある描写がとても好きです。
今年はあまりクリスマスという実感はありませんでしたが、このようなクリスマスツリーを見ると「ああ、クリスマスなんだ」とそんな気持ちにさせてくれます。クロップ撮影で50mm相当ですが、十分実用できる描写です。
植物にあわせた湿度と気温、そして外気温の寒さでショーウィンドゥが曇っていました。照明越しにモンステラであろう観葉植物がどこか嬉しそうです。
この通りを通るといつも気になる宇宙人たち。この日はイブ前日ということでクリスマスコスプレを!
筆者の好きな被写体の一つに「夜の酒場」があります。酒場の空気感が大好きなのですが、いろいろな事情でお酒を飲まないようにしているので撮影だけでもと十数年撮り続けています。
東京に雪!?ではなく、東京で撮影していたのですが、急に雪の撮影をしたくなり車を走らせました。到着すると群馬県榛名湖は多くの雪に覆われています。
普段は夜の榛名湖は人っ子一人いない場所ですが、沢山のクルマが停まっています。
偶然ではありますが、イルミネーションイベントが開催されていました。降ったばかりの白い雪に映るイルミネーションのカラフルな装飾は大人でもワクワクと心が高鳴ります。
「明るいレンズ」を搭載し、正確かつ素早いオートフォーカス性能とナチュラルな色再現は見たままの風景がそのまま写真に写る。簡単なようで実はこの様なカメラは中々ないものです。
せっかくなので少し動画でもご紹介。今回のブログは始まりは東京の雪だるま、そしておわりは群馬の雪だるまでお送りいたしました。ライカデビューの第一歩としても驚くほど操りやすいこの機種をぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。