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【Leica】最高のM35mm

「APO-SUMMICRON-M f2/35mm ASPH.」
2021年に発売されたライカ・Mマウント35mmレンズ。35mmといえばF値の等しいズミクロン、より明るいズミルックス、手頃なズマリット、伝統のズマロンなど中古を含めれば純正だけで選択肢は無限にあるように思えます。

なぜアポズミクロンなのか。それは2013年発売のアポズミクロンM50mmの存在、そしてレンジファインダーの弱点を克服し最短0.3メートルでの撮影を可能としたこと、この二点が大きいのではないでしょうか。

今回は『Leicaのある日常』連載中の筆者が贅沢にも「M9-P」「M10 モノクローム」「M10-R」「M11」に「APO-SUMMICRON-M f2/35mm ASPH.」をマウント。
作例を中心にそれぞれの写りをお伝えしようと思います。結果からお伝えすると本当に素晴らしいレンズです。
これさえあれば他に何もいらない。決して言い過ぎではありません。
近接撮影を行った写真についてはクリックすることで拡大してお楽しみいただけます。連載と同様に作例は全てJPEG撮って出し、ありのままの写りをご確認ください。

 

 

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M9-P

まずは自前の「M9-P」で試します。11年前に発売された1,800万画素のセンサーでアポズミクロンの光を受け止め切ることができるのか、CCDセンサーの限界に挑戦しましたが結果はご覧の通り。

レンズのキレがセンサーに乗り移ったかのような抜けの良さ、そしてコダックCCDセンサー特有の色。連載同様青と緑ばかりになってしまいましたが、CCDの青の表現は特筆に値します。
生々しい質感と色味は現代のカメラからは生まれることのないCCDならではの表現方法ではないでしょうか。
最後の一枚は、夕立の後アスファルトに映る空の青を残そうとしたものです。湿度を纏った絶妙な青が上手く表れています。
ご存知の通りCCD機ではライブビューができず、マクロ的に使うのであれば目測でのチャレンジとなります。0.7m以降で使うだけでも価値のあるレンズ、CCD機をお持ちの方にも迷わずお勧めできる一本です。

 

 

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M10 Monochrom

 

光と影のみを頼りに撮影者を非現実の世界へといざなうモノクロ専用機、その階調の豊かさをここまで強く感じたことはなかったかもしれません。
柔らかい光、硬い光、それぞれの質感、グラデーション、モノクロでありながら本来そこにあった色を感じることができるというのは何とも不思議な感覚です。
最短撮影距離・開放で写した綿毛は寸分のスキ無く克明に記録され、フローティング機構を搭載しアポクロマート設計を施した意味に納得。

これから予約すると手に入るのはいつになるのか。「M10 monochrom」の中古相場はどのくらいだっただろう。自然と調べ始めてしまう自分に呆れつつ、どうにか資金を工面できないか本気で考えてしまうのです。

 

 

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M10-R

夕暮れ時を狙って持ち出しましたが、空と川面のグラデーションや大木の立体感は目で見るよりも美しく表現してくれています。
一枚目の複雑なボケも二枚目の解像度もこれまでのライカ・Mレンズの良さを全てまとめたような描写力。液晶モニターに浮かび上がる写真を見るたびに頷いてしまう、自分の腕をカバーしてくれる有難い存在です。

「M11」発売後も人気の衰えない「M10-R」、最新レンズと4,000万画素のバランスの良さに惹かれる方も多いのでしょう。今回使用した四機種のなかで最も写真に瑞々しさを感じた一台、まだまだ最前線で活躍すること間違いなし。

 

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M11

最新M型ライカ「M11」、6,030万画素の実力を遠景・マクロ・人工物・植物と試します。
キレ良し・抜け良し、色良し、質感良し。
解像力の高さは最短撮影距離においても損なわれることはなく、葉に生えた毛の一本一本まで、滴る露の一滴一滴まで完璧に写っています。もうこれ以上何を望めばいいのか、いくら粗探しをしても欠点という欠点は見つかりません。強いて言えばファイルの容量くらいでしょう。

動画が撮れたり、液晶が可動したり、ファインダーに画角が反映されたり。最新のデジタルカメラでは当たり前のことができないM型ライカ。できないことに目を向けるのではなく、できることをとことん追求していこうという気概を改めて感じさせる一台です。

 

 

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さて、最新にして最高の35mmレンズ「APO-SUMMICRON-M f2/35mm ASPH.」を4種類のM型ライカで試してみました。

特に「M11」との組み合わせは、新しい世界へ踏み出す大きな一歩であるように感じました。
64GBの内蔵メモリーやUSB-Cでの充電対応など、他メーカーの最新機種に並ぶインターフェイスを搭載しながらもM型ライカのエッセンスを引き継いだボディ。レンジファインダーの限界を超え物事を完璧に捉えるレンズ。もうこれ以上なにが必要なのか、これが実際に使用して感じた正直な感想です。
現在長期的な欠品が続いている「APO-SUMMICRON-M f2/35mm ASPH.」、一日でも早く一人でも多くの方に実力を体感していただきたい逸品となっています。

 

 






[ Category:Leica | 掲載日時:22年05月12日 19時00分 ]

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