【Leica】金曜フードショー☆第19回 12587 M35mmF1.4 ASPHERICAL、M28mmF2.8 第4世代用フード
みなさん、こんにちは「金曜フードショー」へようこそ!
レンズフードは、フレアやゴーストなどの原因となる有害光のレンズへの入射を防ぐためのものですが
レンズフード自体がコレクションの対象にもなっています。
このコーナーでは、実用的なものや変わった形のものなど多種多様なレンズフードを取り上げていきます。
今回紹介するのは、ズミルックスM35mmF1.4ASPHERICAL(M35mmF1.4ASPHの前のモデル)、
エルマリートM28mmF2.8第4世代(現行のM28mmF2.8ASPHの前のモデル)用の
12587 フードです。
四角いフード部分が肉厚のプラスチック製、丸い取付け部分が金属製です。
レンズへの取り付けは、左右の銀色のボタンを押すと内側の爪が引っ込みます。
レンズに装着してボタンを離すと4つの爪がしっかりとレンズ先端を挟み込みます。
フード内側上下2か所に突起があり、レンズの先端の溝(青い三角で示す)に合わせると水平に取付けられます。
その際、フード取付け部の白い点(絞り指標)が上になるようにすると
ファインダーがケラれるのを防ぐキリカキが上になります。
それから、おもしろいことに12587と第18回紹介した12541を向い合せてみるとピッタリと重なります。
四角いプラスチックのフード部は同じもののようです。
左が、12451。 右が、12587。
丸い金属の取り付け部が異なっているため互換性はありません。
しかし、エルマリートM28mmF2.8第4世代にはどちらも取り付けできるのです!
なぜなら、M28mmF2.8第4世代の鏡胴先端の直径は、48mmと細いため
(M35mmF1.4ASPHERICALは、49mm。溝部分は、48mm)
12587フードの内側の突起をスルーするのです。
ただ、12587の内側には、M28mmF2.8第4世代用の突起がないため、水平に固定できません。
M28mmF2.8第4世代には、12451、12547、12587 と3種類も専用フードがあるんですね。
ひとつのフードが、異なる複数のレンズに使用できるのはたいへん便利ですよね。
今回の12587と前回の12451、12547は、まったく同じではなく
対応するレンズが入り混じっていて複雑なのですが
それもライカらしさ・・・なのでしょうか?
いや~フードってほんとにいいもんですね!