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【Leica】 何コレっ?! 第6回 『16479』『16499』『16461』

思わず「何コレっ?!」と叫びたくなるこの物体。まるで前衛芸術的まねき猫のようなこれは、いったい何でしょう?

ライカのコードネーム「16499」(左)、「16479」(中)、「16461(OTVXO)」(右)は、ビゾフレックスIII型とそのアクセサリーです。


中央のビゾフレックスIII型本体(III型はM型ライカ専用)に、左のプリズム(正像)
または右の直立ルーペ(左右逆像、視度補正機構付き)を組合わせて使用します。
※ビゾフレックス用のレンズとフォーカシングマウントなどが必要です。


ライカMD + 16479 + 16461 + エルマーM65mmF3.5 + 16464(エルマー65mm用 ユニバーサルフォーカシングマウント)

このようにして使います。これがM型ライカ?! なんかカッコいい~!

何コレっ?! 第5回 で紹介したライカMD、MDaなどのファインダーを内蔵していないボディに打って付けです!
もちろんファインダー内蔵のM型ライカも取付け可能ですよ。


こちらは、16499をセットした状態です。(「16499+16479」セットでは、「16498」というコードネームです。ややこしい!) 

「ビゾフレックスって何?」
レンジファインダーカメラのM型ライカでは、望遠レンズは135mm止まり。それ以上の焦点距離では、ピントの精度がでないからです。
また、近接撮影もたいへん苦手です。(「メガネ」と呼ばれるアタッチメントを併用する「DRズミクロン50mmF2」でも最短48cmほど)

そこで、望遠も接写も得意な一眼レフにしてしまおうというアイテムなのです。

ビゾフレックスには、↑のようにミラーが内蔵されていて、それに反射した画像を上部のスクリーンに投影させます。
おお!まさに一眼レフ!

長いアームを押し下げていくとミラーが上昇し
さらに押し込んでカメラのシャッターボタンを押して撮影する仕組みになっています。
あらかじめ、アームの先のレリーズボタンの長さを変え、ミラーアップとシャッターレリーズのタイミングを調整しておきます。
(アームの先端のギザギザのダイヤルを回すと長さが変わります)

アームの下のダイヤルは、ミラーの動きを切り替えます。
黄色:ミラーが素早く上昇します。→ シャッターのタイムラグが少ない。
黒色:ミラーがゆっくり上昇します。→ カメラブレを防ぐ。
赤色:ミラーアップした状態に固定します。→ 三脚に取付けての撮影に。(本体下部に三脚ネジがあります)

その下のカマボコ型のレバーは、ビゾフレックスをカメラに脱着する際に使用します。
レバーを30度ほど上に回転させると取付けできます。
この仕組みのお蔭で、レンズを取付ける時のようにビゾフレックス本体を回転させる必要がありません。

同心円のボタンは、レンズ着脱用です。


ライカM9に取付けてみました。


エルマーM65mmF3.5でここまで近接撮影ができました!

1965年に一眼レフカメラ「ライカフレックス」が発売されると、ビゾフレックスの需要は減っていきましたが
今でもじゅうぶん楽しめる面白いアイテムだと思います。

今回ビゾフレックスにとりつけた「エルマーM65mmF3.5 + 16464」は特に人気のレンズです。
「このレンズで撮りたい!」とビゾフレックスを手に入れる方もいるようですよ!!

   

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[ Category:Leica | 掲載日時:15年05月13日 17時42分 ]

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