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【Leica】Leicaのある日常 #20

【Leica】Leicaのある日常 #20

このところ休日は走るようにしています。遠慮がちなようで、時々突き刺すように強くなる日差し。そして幾分高くなり始めた湿度によって、じわりと汗をかく往復6キロの道のり。走り始めて1ヶ月半ほどが経ちますが、最近になってようやく自分の走り方、自分のペースが掴めてきたような気がしています。新調したランニングシューズも馴染み始め、愛着が湧き始める。走り終えた後の心地よい疲労感と達成感が、次はもっと上手く走ろうというモチベーションにつながる。色々な要素が程よく噛み合っていくのがわかるのです。

 

Leica M monochrom CCD x Summicron M28mm F2.0 ASPH. #11618

楽しむこと、それが一番のテーマです。無理にペースを上げることはありません。趣味である限り自分を気持ちよくしてあげることが何よりの目的です。そしてそれは写真も同じ。その日1枚でも納得のいくものが撮れれば、後で見返して笑顔になれる1枚が撮れれば、何があってもその日は良い日になる。今回はライカ・モノクローム写真の中から、個人的に頬が緩んだ何枚かの作例をご紹介します。

 

Leica SL2 x Voigtlander Super Wide Heliar 15mm F4.5 L39 + L-M Ring + M-SL adaptor

地球温暖化が叫ばれ始めてどのくらい経つのでしょう。10年前、20年前に書かれた本の中にさえ「手遅れになる前になんとかしなければ…」というような記述があるように、上辺だけの危機感が一人歩きし世界全体がその日暮らしをしてるように感じます。うだるような暑さに辟易としながら見上げて1枚、ビルの隙間から顔を覗かせた太陽と空を映すビルのグラデーション。

 

Leica M10 monochrom x Summilux M50mm F1.4 ASPH. #11891

Leica M10 monochrom x Summilux M50mm F1.4 ASPH. #11891

地球のこと、将来のこと、今日の夕飯のこと。悩みごとの規模は違えど、そのほとんどを歩きながら考えます。「人間は考える葦である」とはフランスの思想家・パスカルが残した言葉。葦のようにか弱い存在でありながら、考えること、思索することができる人類がいかに恵まれているかを表しているようです。

 

Leica M10 monochrom x Summilux M50mm F1.4 ASPH. #11891

Leica M10 monochrom x Summilux M50mm F1.4 ASPH. #11891

そのフォームは違えど、ペースは違えど、前に進んでいく。時々立ち止まって、天を仰いだり俯いたり、後ろを振り返ったりしながら、前に進んでいく。その背中やシルエットを写す度に、これだけ沢山の人々とすれ違うにも関わらず、そのほとんどの方のことを何も知らないままで生きていくことに不思議な可笑しさを感じることがあります。

 

Leica M10 monochrom x Summilux M50mm F1.4 ASPH. #11891

Leica M11 monochrom x Summicron M28mm F2.0 ASPH. #11604

不便さが生む利便性、制約が広げる可能性。特にM型ライカを使うと感じるこの感覚。最近購入した国産ミラーレスカメラの至れり尽くせりな機能の数々に圧倒されていますが、ファインダー内の情報の多さに疲れてしまうこともしばしば。そんな時に覗くファインダーの潔さ。結局手に取るのはライカ、なんて人は案外筆者だけではないはず。

 

 

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Leica M10 monochrom x Summilux M50mm F1.4 ASPH. #11891

Leica M monochrom CCD x Summicron M28mm F2.0 ASPH. #11618

Leica M10 monochrom x Summilux M50mm F1.4 ASPH. #11891

Leica M monochrom CCD x Summicron M28mm F2.0 ASPH. #11618

Leica M11 monochrom x Summicron M28mm F2.0 ASPH. #11604

 

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Leica M monochrom CCD x Summicron M28mm F2.0 ASPH. 11618

色彩を取り払うことでそこに思考の余地を与える。人々が持つ想像力、記憶という情報で補完する。自ら着色することで生まれる深みのようなものが、筆者がモノクロームの世界に惹かれる大きな理由の一つです。走り始めてからの唯一の悩み。それは、写真を撮りに歩く体力が残らないということです。この文章も眠気に抗い足をマッサージしながら書いています。想像力では筋力や持久力までは補完できません。今夏は体力作りに励み、1枚でも良い写真を撮れるよう、精進していく所存です。また次回お会いしましょう。

 













[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander Leica | 掲載日時:24年06月13日 18時00分 ]

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