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【Leica】Q(typ116)とちょっとそこまで

【Leica】Q(typ116)とちょっとそこまで

年末で写真を整理していたところ、秋の紅葉の終わりにライカQを持って、
群馬県にある碓氷第三橋梁を見に行って来た時の写真が出てきました。

碓氷第三橋梁は群馬県安中市松井田町にあり、急峻な碓氷峠を超える国鉄信越本線横川駅 – 軽井沢駅間の橋梁の一つとして1893年に完成しました。
4連レンガ造アーチが連なる形状からめがね橋の名前でも親しまれています。
全長は87.7m、高さは川底から31mもあり、200万個以上のレンガを使用して作られているそうです。

現在は鉄道橋としては使われておらずハイキングコースの一部として整備されていています。
また、碓氷峠の旧道沿いにありアクセスがしやすいことからこの日も多くの人が訪れていました。

鉄道橋として使われていたのは1963年までで、峠の勾配を超えるためにアプト式と呼ばれる特殊なレールを使って峠を上るアプト式の列車が走っていました。
写真では一見水平に見えますが、実際に歩いてみると傾いていることがよくわかり、碓氷峠を超えることの大変さを感じることが出来ます。

橋の上から山の方を見てみると別の鉄道橋が谷間にかけられているのが見えます。
この線路は新線と呼ばれアプト式の列車に替わって一般的な線路を使った列車を走らせるために作られた鉄橋となります。
こちらの鉄橋も現在は使われておらず1997年の信越本線横川駅 – 軽井沢駅間廃止とともに廃線となりました。

橋の両側はトンネルになっていて、ハイキングコースとして整備されていることから電灯がともされています。
このような暗い中でもLeica QについているF1.7のレンズが活躍して、トンネル内の独特な雰囲気を捉えることが出来ました。

再び橋の上に戻り谷の方に目を向けてみると山が深く連なっていることがわかります。
このような山の中に鉄道を通した当時の人々の努力と思いが偲ばれます。

ライカQと一緒にちょっとそこまで、歴史を感じることが出来るお出かけとなりました。

[ Category:Leica | 掲載日時:21年12月14日 17時00分 ]

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