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【Leica Boutique MapCamera Shinjuku 8th】私のM6とR6.2愛/M8愛

【Leica Boutique MapCamera Shinjuku 8th】私のM6とR6.2愛/M8愛

ライカブティックMapCamera Shinjuku は、2月20日にオープン8周年を迎えます。
これもひとえに、たくさんのお客様のご愛顧あってのこと。心より御礼を申し上げます。

さて、1年に1度のライカブティックにとって記念すべきこの2月。
8回目の今年は「ライカ恋慕」と、題しまして、マップカメラきってのライカ好きに、ただひたすらと「一人一人のライカ愛!」を語ってもらいます。

ライカはとにかく高価。
ライカは歴史が長くて敷居が高い。
ライカというだけでピント合わせるのも難しそう。

今はまだそう感じている方も多いのではないでしょうか。
確かに、価格や長い歴史、操作方法などは事実として変わることはないでしょう。
それでも数分後、このブログを読み終えた前と後では何かが違って見える、かもしれません。

様々なハイスペックカメラが世に溢れる今の時代に、ライカを愛し、使い続ける理由とはなんなのか。
十人十色の視点から愛でるライカ、さあ今回も紐解いてまいりましょう。

さて、今回はLeica M8・Leica M6、R6.2を愛用しているスタッフの2人の記事です。

デジタルを愛する者、フィルムを愛する者からそれぞれライカ愛をたっぷりとお届けいたします。

 

 

【私のLeica M8愛】

カメラを始めてから、ずっとデジタル一眼レフを使用してきた私にとって、
ライカを扱う前職の販売店に転職したことがライカとの出会いでした。

知れば知るほど、興味が沸いていき、Leitz minolta CL、Leica M6と経て出会ったのが、Leica M8です。

初代M型デジタルライカとなるM8の誕生はなんと2006年。
モデルチェンジの早いデジタルカメラにとって、こんなにも長く愛され続けるカメラがあるのは、ライカならではないかなと思います。

その特徴はなんといっても独特の色味。
Kodak製CCDセンサーが生み出すネガフィルムのような濁った色合いは
他のM型デジタルライカにはない、大きな魅力だと思います。

そして私が愛用しているこのM8ですが、
実は2代目となります。

以前、ブラッククロームの個体を所持していたのですが、
諸事情により泣く泣く手放すことに・・・

自身の手を離れてから約1年後、やはりM8の独特な写りと
レンジファインダーでの撮影体験が忘れられず、
再びM8を探し求めていたところ、出会ったのがこの個体でした。

購入した時から「M8」のロゴが落とされていたのですが、
ライカロゴもシルバーに統一したいなと思い、某所にお願いしてロゴの塗装も落としていただきました。

ロゴをシルバーに統一したことで、M9-PやMモノクロームのようにシンプルな見た目となりました。

ちなみに、M8には後継機であるM8.2が発売される前に数十台のみ製造されたとされる「ブラックスペシャル」という限定モデルがあるのですが、私の愛機には勝手に「シルバースペシャル」と名付けています(笑)

レンズはMinolta CLE用に作られた「M ROKKOR 40mm F2」をチョイス。
シャープさと柔らかさの塩梅が絶妙でとても好みなレンズです。

APS-HというセンサーサイズのM8では35㎜判換算で53mmと丁度良い画角になります。

 

新しいレンズもオールドレンズと呼ばれるレンズも楽しめる。これがライカの醍醐味の1つに感じます。

M39スクリューマウントのレンズも含めると、バリエーションが非常に豊かなマウントですので、レンズを選ぶ楽しさも大きな魅力。

これから先、どんな個性豊かなレンズに出会えるだろうと思うと非常に楽しみです。

一度でもライカの魅力に触れてしまうと手放してもあの時の描写や感触が忘れらなくて買い戻してしまう。そんな経験がある方が筆者以外でもライカユーザーの中には多くいらっしゃると思います。

これはまさにライカの「カメラとしての魅力」、「モノとしての魅力」なのでしょう。

私にとってその魅力を感じさせてくれたカメラがこのM8なのです。

 

 

・・・

 

 

【私のLeica M6とR6.2愛~今こそライカをはじめる~】

私にとってライカを知ったきっかけは、世界的に有名な報道カメラマンの決定的な瞬間を捉えた世界の報道写真展や写真集でした。
いつの時代も世界中の出来事や光景、現実から真実を伝える報道カメラマンの国籍は多岐にわたり、数多くの作品、「写真の力」は人々の記憶に刻まれています。
そんな報道カメラマン、特に戦場カメラマンが使用するカメラが「Leica」であり、ライカというカメラはいったいどんなカメラなのか・・・・?

そこで自分なりに調べた結果、最初に手にした「Leica M6」によって私のフォトライフがスタートします。
初心者がいきなりライカと思いますがその頃の熱い想いは、かなりの覚悟があったように感じます。
無我夢中だった当時を振り返るとすべてが良い思い出、その後に「Leica R6.2」を手に入れてから2台体制に至ります。

 

【今こそライカを選ぶ】

写真をはじめるには、まずカメラ選びから始めることになると思いますが、そのカメラを選ぶためにそれぞれの機材の違いについて知ることになります。
その違いが分からなければその選択は難しく、それぞれの特性や機能が異なるので、その個性を知ることは必要であります。

なぜ「Leica M6」と「Leica R6.2」だったのか?もちろん時代背景は大きく影響しますが、最終的に選んだ理由はシンプルであることに尽きます。
機能面重視のデジタルカメラに対して、とても単純な機械式カメラがこの「Leica M6」と「Leica R6.2」であると思います。
撮影者が捉えた瞬間を確実にフィルムに焼きつける機械式カメラは写真を撮るための道具であり、使用されて生まれる価値と
時の流れに左右されない時空を超えた銘機として存在するライカカメラだからこそ、選ぶ理由です。

 

【今こそライカで撮る】

とても便利になったデジタルカメラ時代の今だからこそ、フィルムカメラの面倒なことをして作品を生み出す重みを感じ取ることができる「Leica M6」と「Leica R6.2」は、フィルムライカで撮る本当の意味や大切さを教えてくれます。
またフィルムライカで撮ることで、感動を伝えるための技術や感性を磨くことができるはずです。写真の3大要素と言われる「露出・ピント・構図」の中で、構図だけは最新のカメラといえども撮影者のセンスによるところ。
被写体や状況によって、これだと思える構図を決めるのに「Leica M6」のようなレンジファインダーカメラが一番だと感じます。

ライカで撮るということは、撮影する上で大事な3つの事「どの部分を切り取るのか」「どのように表現するのか」「いつシャッターを切るのか」を常に考えながらのぞむことです。
私にとって「Leica M6」は、歩くスピードで被写体を探すスタイルと撮影するリズムが丁度いいカメラであり、最初に手にしたカメラだからこそこれからも大切にしたい一台です。

 

【今こそライカの感触】

この「Leica M6」と「Leica R6.2」をつかんだ時の重みやサイズ感、冷たい手触りなどの感触感は私に写真を撮りたいという気持ちが生まれるひとつの要素でもあります。その瞬間はとても心地のいい時間が続き、その時間は忘れることのない写真人生としていつまでも記憶に残っています。

実際に操作してみると「Leica M6」も「Leica R6.2」もとても不便であるように感じます。
ところが何もやってくれないと思った瞬間、自分の体とカメラが連動する感覚。シャッターが自分の目と直結し、さらに目と心がつながり、心が激しく揺れ動く時にシャッターを切っている。
このようにすべてこちらが決めるカメラが少なくなってきているデジタルカメラ時代の昨今、その不便さが最大の魅力であり自分の体で覚えることで飽きないカメラとなる。つまり不便こそが一番の重要なポイント。これはカメラだけではないのかもしれません。

 

【今こそライカで覗いてみる】

ライカのファインダーから覗いた世界は、特別なものとなって目の前に広がっています。
「Leica M6」から覗いた世界は、これまでのカメラと比べてもその圧倒的な見え方は、とてもクリアで現実そのものを事実のまま切り取ってくれる抜群の良さです。
対して「Leica R6.2」から覗いた世界は、青いファインダースクリーンを使っているため青い世界が広がっています。青い現実は、時には涼しく落ち着いた感覚になったり、時には冷酷な冷たい感じ方を見せてくれます。いろいろなカメラのファインダーを覗いてみると、その色つきはさまざまであることに気づくはずです。

 

【今こそライカ】

今の時代を生きる私たちにとって、最新のデジタルカメラから完全機械式のフィルムカメラまで多種多様なカメラを体感できることはとても幸せであります。そうした中でフィルムライカを体感できるのであれば、「今こそライカ」だということです。実際に使ってみなければ、分からないことはたくさんありますが、時代に合わせて姿かたちを少しずつ変えてきたライカというカメラを手に取っていただきたい。ライカというカメラがまだ見ぬ世界を見せてくれるはずです。
写真のデジタル化が進むにつれてアナログ写真の再評価が将来またあるかもしれない。そういった意味でフィルムカメラがあるライカは注目されているのだと思います。
是非、皆様にもライカをはじめるきっかけになればうれしい限りです。

 

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[ Category:Leica | 掲載日時:21年02月13日 12時00分 ]

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