【MapCamera × Photo Movie】Leica R6.2
【MapCamera 創業26周年~感謝を込めて~】
おかげさまで本日8月13日、マップカメラは26周年を迎えることができました。
これもひとえにお客様、また皆様の多大なるご支援あってのものであり、心より感謝いたします。本当にありがとうございます。
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今後もマップカメラをよろしくお願いいたします。
【摩訶不思議な一眼レフカメラ Leica R6.2】
ライカと言えばM型ライカがメジャーなため、このR型ライカはマイナーなポジションにあります。ライカ一眼レフカメラ「Leica R6.2」は、入門機からフラッグシップ機まで、ありとあらゆるカメラの自動化がなされた時代の1992年に登場しました。
日本の一眼レフカメラの躍進に遅れをとったライカ一眼レフカメラ。電子テクノロジーが進歩する時代に機能の差はますます広がりました。しかし、一眼レフカメラに必要とされる機能とは何かを考えたとき、不要な機能を満載したカメラが充満していた時代に決して見劣りはしない高貴な一眼レフカメラであったと感じます。
【Leica R6.2の最大の魅力】
自動化されたカメラの大きなリスクは、バッテリーを使用しなければならないことです。メカニカルシャッター機である「Leica R6.2」は、こうした心配がないため、あらゆる悪条件な状況下で確実に撮影できます。
私がこの「Leica R6.2」を手に入れた1998年当時、すでに機能的には飽和状態になってしまった高性能一眼レフカメラとは違い、その悠々たる存在はあまりに特異であり、目の前に現れた実に不思議なカメラであったように思えます。実際にライカR型一眼レフカメラを手にした時、「人間にとってカメラとは何か」をあらためて想起させる感触が最大の魅力です。
【ライカ一眼レフカメラの歴史】
ここでライカ一眼レフカメラの歴史について語らさせていただきます。ライカ初の1代目となる一眼レフカメラ「Leicaflex ライカフレックス」は、露出計を内蔵して1964年に登場します。ライカにとってM型の地位は不動のものながら、時はすでに一眼レフ時代を迎えており、この新たな分野でも地位を確保するため、それ相応の力が入っていたように思われます。
2代目となる1968年登場の「Leicaflex SL」や1974年に登場した「Leicaflex SL2」は独特なカメラデザインでカメラらしいカメラでしたが、日本製の一眼レフカメラに較べて、機能的に遅れていると考えてもいいかもしれません。
M3のようなヒットに恵まれず業績不振に陥ったためミノルタとの技術提携により、ミノルタXEをベースに1976年「Leica R3」、ミノルタXDをベースに1983年「Leica R4」が登場します。
このR4こそがライカ一眼レフのスタイルを決定したモデルと言えます。R4を進化させた「Leica R5」が1987年に登場、そして機械式シャッターを採用した「Leica R6」が1988年に登場します。ライカ一眼レフカメラのR3から始まったRシリーズの中で唯一、メカニカルシャッターを採用した「Leica R6」と「Leica R6.2」には道具としての手触り感と作動感触や作動音など、他のカメラでは得られない充実感があります。
R4ファミリーの最終機「Leica R7」が1992年に登場。全く新しいR型として1996年に「Leica R8」が登場、2002年登場の「Leica R9」を最後にライカ一眼レフカメラの歴史は幕を閉じます。
【Leica R6.2 Movie】
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今後も「PhotoMovie」では過去から未来へ時代とともに、皆様の期待に応える新製品から懐かしいカメラまでご紹介していきますのでよろしくお願いいたします。次回の「PhotoMovie」はどんなカメラが登場するのか、お楽しみに!