2018年発売、Nikon Z7 。
有効画素数4575万画素を持つ高画素モデルの本機は、後継機Z7IIの登場や発売から年数も経つため中古品の価格帯もよりお求めやすいものになってきました。
今回はそんなZ7とNIKKOR Z 35m F1.8 Sの組み合わせで撮影を行ってきましたので、Z7IIとの比較も交えてご紹介できたらと思います。
一枚写真を撮ってみて感じたことは、ピント面の高画素機らしい立体感と、シャープな解像感。
Z7はDXクロップモードで撮影を行っても1950万画素ほどの画素数が残ります。今回その設定での撮影をすっかり失念してしまったのですが、望遠域が足りないなと感じたときにレンズの焦点距離1.5倍での撮影が可能になるのは高画素機ならではのメリットです。
また、今回のように開放F1.8のレンズを選ぶ理由として筆者の場合はシンプルに”このボケ感が欲しいから”なのですが、今回組み合わせたZ35mmF1.8は、Sの冠を持つ高い光学性能を持つレンズであるため高い解像力となめらかなボケ感はこの1枚から良く伝わります。
4575万画素を持つZ7との組み合わせは、高画素モデルの強みを最大に生かすことができます。
撮影日が6月も後半に差し掛かっていたためあまり期待はしていませんでしたが、まだまだ紫陽花は見頃。人も少なくかなり撮影のしやすい環境だったので、いろいろな角度から紫陽花の撮影にチャレンジしてみました。
色の発色はかなり自然でクリアなイメージを受けます。紫陽花の持つ雅なイメージをそのまま表現してくれました。
チルト式液晶を利用して撮影してみました。傾斜を利用して奥行きの感じられる画にしてみたり、低い位置に咲く花をのぞき込んでみたり。普段の目線からは気付くことのできない新鮮な風景を見ることができます。
昨今は動画需要も増えバリアングル液晶モニター搭載の機種も多い印象を受けますが、上記した理由の他にもレンズの光軸からモニターがずれてしまう点などのデメリット等を踏まえて、スナップ撮影の多い筆者としてはチルト式の方が好みだったりします。
最後に、今回の組み合わせで撮った写真をいくつかご紹介して終わりにしたいと思います。
改めて、Z7とZ7IIの違いとして画像処理エンジンによる処理速度や、AF性能、連写性能等の向上が挙げられますが、今回のブログを通して見ていただけると、筆者と似たような撮影スタイルの方(動きものを撮らない、連写はほとんどしない…)であれば特別必要はない性能と捉えても良いのではないかと感じました。画素数は変わらないので、解像力の違いはありません。
Z7の弱みを挙げるならば、SDカードも使えるデュアルスロット対応のZ7IIに対し、Z7はXQDカード1枚のみのシングルスロットとなることでしょうか。書き込みの速度に関しては速いXQDカードですが、SDカードが使えない点においては不便かもしれません。
いかがだったでしょうか。
Z7のご購入を検討中の方へ、このブログが参考になりましたら幸いです。
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