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【Nikon】今再びのオールドレンズマイブーム

前回、「Nikon NIKKOR-S.C(L)50mm F1.4」をライカM11で楽しみましたが、ニコンブランドのレンズにはニコンボディの方がマッチするでは? と思い、今回はZ9にヘリコイド付きアダプターを介して撮影に出掛けてきました。

荒川土手にある公園では、満開のタイミングを少し過ぎてしまったもののコスモスが綺麗な姿を見せてくれていました。
 

コスモスとスカイツリー

前回と同じ被写体となりましたが、撮りやすさは断然Z9が勝っていました。
天候に恵まれた影響も大きかったかも知れませんがZ9のファインダーがとにかく見やすいのです。
手前の花にピントを合わせつつ、土手の奥の方にあるスカイツリー を少しでも見えるように絞りを調整。シルエットが残るギリギリを攻める事ができました。
 

コスモスの裏

レンズが持つ特殊機能を使って近接撮影モードに。さらにアダプターのヘリコイド機能を使ってもっと被写体に近づきます。
液晶モニターをチルトさせ、コスモスを下から見上げると秋の日差しが透けた美しい花びらの様子を捉えることができました。
これまでも何回か同じ手法で撮影してきましたが、ここまで柔らかく、それでいて花びらの質感を細かく捉えたことはありません。
 

コスモス接写

ちなみにレンズが持つ近接機能のみで限界まで寄るとこのような感じ。十分柔らかい描写ですが、
 

コスモスヘリコイド接写

アダプターのヘリコイドを繰り出すことで更に薄いピントを楽しむ事ができました。
 

民家

園内には古い民家を移築して保存している箇所もあり、そこをオールドレンズの柔らかな描写で切り取るとタイムスリップしたかのようです。
滲むような前ボケと開放時に少し落ちる周辺光量がノスタルジーな気分にさせてくれます。
 

火鉢

建物の中には入れませんでしたが、縁側から中の様子を覗く事ができました。
部屋の中央に置かれていた火鉢も相当の年代物と感じます。そんな雰囲気を見事に切り取ってくれました。
 

お米

さらに園内では数々の植物が栽培されています。その中にはお米もあり、稲刈り後の天日干しがされていました。
稲を逆さまにする事で養分がお米部分に集まり甘くなるとのこと。先人達の工夫によって美味しいお米が食べられることに感謝です。
 

唐辛子

唐辛子は青い物から赤い物までカラフルな色を楽しませてくれました。
これもアダプター効果で限界まで近接。辛い唐辛子をできる限り甘く捉えました。
 

中央郵便局

公園での撮影を楽しんだ後、東京駅周辺まで戻ってきました。
中央郵便局の旧局長室。久しぶりに立ち寄ってみると、机などが設置されており以前とは違った様子が楽しめました。
逆光を覚悟しながら東京駅が見える窓に向かってカメラを向けると、机上の時計や電話機がフレアを纏ったかのような描写になりました。
 

ガラス越し

光を柔らかく捉えるのはガラス越しでも変わりません。反射物も綺麗に捉えました。
 

三菱1号館

強い光には弱さを見せるものの、そこに黒い影が落ちるとそのコントラストがより強調され、力強い画も見せてくれました。
 

装着イメージ

これまでもいろんなレンズの組み合わせを試すべくアダプター遊びを楽しんできましたが、機能に制限がかかるなどその煩わしさから、正直あまり長続きしませんでした。
一方でコーティング技術が発達していない頃のオールドレンズは撮るたびに予想外の効果が働き、様々な画を楽しませてくれます。
時にはクリーンヒット的な写真も。まだまだ打率は低いですが、このような事があるとまた使ってみようかなと言う気になります。
何よりコンパクトで携帯性が良いのも魅力。カバンに隙間がある時は常に忍ばせておこうと思います。
 
 

▼ 今回の使用機材 ▼

[ Category:Nikon | 掲載日時:22年11月13日 10時31分 ]

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