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【Nikon】私の愛しいカメラ、Nikon Zf。

2023年ももうすぐ終わり。
12月になると一年の速さに毎年驚きます。今年一年は様々な出来事がありました。
その中でも、思い出深いことはカメラを新しくしたことです。
これまでNikonのZ5を愛用していましたが、Nikon Zfにチェンジしました。
カメラを買い替えようと思った理由はクラシカルライクな見た目にひとめぼれしたことと、新しく追加されたモノクロモードに興味があったからです。


まずは、NIKKOR Z 24-70mm F4 Sをつけてみました。
Z5を使用していたころからよく使っていたなじみ深いレンズです。
Z5と比べてグリップが浅く、レンズと付けた時のバランスが気になっていましたが問題なく持つことが出来ました。
こちらは、隠れ家のようなカフェでチーズケーキを食べた時に撮影した一枚です。
クラシックな見た目のZfなので、古民家カフェにもよく似合っていました。
旅行先でも風景に溶け込んでくれる可愛いカメラです。


古本市に行った際にも持っていきました。
町全体が古本市会場になっており、道一杯に本と新しい本との出会いを求める人がいました。
さっそく、気になっていたモノクロモードにしてみます。
Zfはカメラ上部のレバーを切り替えるだけで簡単にモノクロモードにすることが出来ます。
通常のモノクロームに加えて、フラットモノクロームとディープトーンモノクロームの2つのピクチャーコントロールが選択できます。
ディープモノクロームはコントラストが高く、深みのある黒が特徴的です。
一方、フラットモノクロームは白が柔らかく、オールドライクな写りが特徴的だと思います。
フラットモノクロームの方が好みのため、フラットモノクロームを使うことが多いです。
古本市で見つけたこちらの狸。以前、人間に拾われ幸せに暮らした狸だそうです。そのため、幸運の象徴だと書かれていました。
幸せの狸たちにもしっかり瞳AFが反応しており、さすがZ8やZ9といったプロ機でも使用されているAF性能が入っているZfだと思いました。


こちらもフラットモノクロームで撮った一枚。柵にまきついている蔦に実がなっていることが嬉しく撮影しました。
Z5からZfにしたことで一番の違いは、チルト液晶からバリアングル液晶になったことです。
バリアングル液晶になって一番最初にやってみたかったこと。
それは、背面液晶をしまいEVFだけで写真を撮影し、家に帰ってアプリを繋ぎ撮影画像を転送するまで写真を確認しないこと。
フィルムカメラでは現像するまで写真が確認出来ないように、どんな写真になったのか都度確認せずに楽しむことです。
NikonのZfをはじめ、Nikonの魅力はEVFが綺麗で目で見ている景色とほとんど違いがない事です。
そのため、EVFで見た時の色味と構図を100%信頼して撮影が出来ます。

散歩を終えて家に帰り、スマートフォン用のアプリSnapBridgeを用いて画像を転送します。
ZfはBluetooth接続のスピードもストレスなくスムーズに接続されることも魅力です。
そして確認した写真を見て、驚きました。手前の植物から背景にかけて奥行きがあり立体的な写真となっています。
さらに、真ん中の植物はもちろん端の植物までしっかり細かく描写されていました。
なんてことはない一枚ですが、だからこそ、この写真を見た時にZfの底力を感じました。
買ってよかったなと思ったことを実感した一枚です。


ここからはVoigtlader NOKTON Vintage Line 50mm F1.5 Aspherical II VM SCにレンズを変えてみます。
オールドレンズではありませんが、シングルコートのためオールドレンズかのような描写が楽しめるレンズです。
やはり、Zfの見た目だとコンパクトな見た目で往年のフィルムカメラのようです。
マウントアダプターをつけてもしっくりくるZf。レンズマウントを超えて様々な楽しみ方が出来る魅力があります。


縦構図でも1枚。Zfの発色の良さとVoigtlanderのピント面の繊細さが相乗効果となり、味のある一枚となっています。
しゅうまいを蒸していた中華せいろがつやつやとしています。
カウンター席に座ると目の前で料理をしているところが見えるので食欲が湧いてきます。
Z5は円形の電子水準器が搭載されていましたが、Zfではよりシンプルな水準器になっています。
撮影画像全体にローリング方向とピッチング方向の水準器を表示するTypeAと画面下部にローリング方向の水準器を、画面右部にピッチング方向の水準器を表示するTypeBの2種類となります。
シンプルなため、より構図を考えながら写真に集中できるようになったと思います。


旅館の朝ごはんが好きです。美味しいおかずを少しずつとごはんとお味噌汁。
朝から幸せな気持ちになります。家ではめったに食べない魚の干物にピントを合わせて一枚。
空気の澄んだ朝の空気まで写しきるように少し明るめの露出で。
ZfはMFレンズを使用している場合でも、被写体検出が可能となりました。
そのため、ピント合わせがより素早く行えるようになりました。
今回の写真ではありませんが、以前公園の遊具にカメラを向けた際でも遊具のパンダの瞳を検出していて驚きました。
どのレンズを使用していたとしても使い勝手良く。心地よい撮影体験を追求したカメラです。


友人の結婚式に出席した際はNIKKOR Z 70-200mm F2.8 VR Sと一緒に。
ガラスの煌めきが新しい門出を迎えた二人の希望に満ちた未来を示しているようでした。
ワインボトルの汗までしっかりと描写されています。
一枚写真を撮る度に期待を超えた写真が出てきます。写真を撮るのがどんどん楽しくなってきます。



モノクロでもカラーでも。
毎日過ごす中でふと、きれいだなと思う景色。
明日には忘れてしまうかもしれないけれど、出来れば覚えていたい日常を彩るささやかな幸せ。
小さい幸せの積み重ねを感じるたびにほのぼのとした気持ちになります。
この先も愛しい毎日を写真に残していきたい。
Nikon Zfと、これからも。

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[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander etc. Nikon | 掲載日時:23年12月19日 19時00分 ]

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