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【Nikon】高倍率ズームに夢中 ~NIKKOR Z 28-400mm F4-8 VR編~

【Nikon】高倍率ズームに夢中 ~NIKKOR Z 28-400mm F4-8 VR編~

高倍率ズームレンズと聞いて浮かぶイメージ、印象はどういったものでしょうか。

画角が固定された単焦点レンズはもちろんのこと、使いやすい標準的な焦点距離をカバーするズームレンズよりも更に幅広い焦点距離を網羅する高倍率ズームレンズは便利ズームとも呼ばれます。
レンズを交換する手間や時間から解放してくれる、複数のレンズを持ち運ぶ必要がなくなるといったメリットとともに、写りはそこそこなんてイメージを持たれがちです。

もちろん大口径単焦点レンズの描写などとは比ぶべくもありませんが、技術の進歩というべきか期待以上の描写や働きをしてくれる高倍率ズームレンズは数多くあります。
今回はスタッフが夢中になっている高倍率ズームレンズについて全3回にわたりご紹介いたします。

今回ご紹介するのは『Nikon NIKKOR Z 28-400mm F4-8 VR』

既に標準域をカバーするズームレンズが数多く登場しているNikonのZマウントレンズ群。その中でも本レンズは少し異質な雰囲気を醸し出しています。
焦点域は28-400mmとNikonZズームレンズの中でも最大の倍率を誇ります。レンジが広いだけでなくその大きさは全長約141.5mmに収まっており、ズーム倍率10倍以上のフルサイズ/FXフォーマットミラーレスカメラ用レンズにおいてクラス初のコンパクトさとレンジの広さを両立したレンズとなっています(発表2024年3月27日時点)。

基本的にどこに行く時もそうですが、カメラやレンズを持っていくには自分で担いで登らなければなりません。平地などではあれもこれもと多少無理して多く持ち出してもそこまで問題になりませんが、山行では勝手が異なります。体力の消耗は遭難、最悪の場合は帰らぬ人を意味しますから、自分の体力に合わせて持っていく荷物量を考えなければなりません。そうなると理想的なのは1カメラ、1レンズ。しかし筆者は風景だけでなく山行で出会う動植物も撮りたい。マクロレンズや望遠レンズも持って行けるのなら持っていきたいものです。しかしそんな時に活躍するのが『Nikon NIKKOR Z 28-400mm F4-8 VR』なのです。

北アルプスの3000mともなると8月を迎えても溶けない万年雪が存在します。中でも立山連峰雄山の斜面には大きな雪氷があり、国内初の現存する「氷河」と学術的に認められています。雄大な自然を相手にするには望遠レンズやマクロレンズに多い焦点域では足りません。広角端の28mmは超広角レンズに比べると見劣りしますが、被写体が小さくならず広く撮れるちょうど良い距離感であります。広角端から望遠端まで解像度が高いまま写真を撮ることが可能です。

広角端(28mm時)の最大撮影倍率は0.35倍、最短撮影距離0.2mと被写体に非常に近づくことが出来ます。レンズ全長が141.5mmですから、フードをつけると被写体に当たらないよう気を配らなければならないほどです。また、望遠端(400mm時)の最短撮影距離は1.2m。植物まで距離があってもぐっと引き寄せることが可能です。立山は連峰付近の高山植物はもちろんですが、その途中にはラムサール条約に登録されている弥陀ヶ原湿原などもあり高山植物をはじめ非常に多くの植物が群生しています。

辺りを見回すと至る所にライチョウの姿が。
『Nikon NIKKOR Z 28-400mm F4-8 VR』は望遠側が400mmまであるので、野鳥や遠くの景色など簡単に撮影することが出来ます。さらに今回組み合わせた『Z9』はカメラ内のDXクロップ(1.5倍クロップ)を使用しても、19.4M画素を確保でき、超望遠にも劣らない600mmという距離を精彩に写すことが可能です。

かと思えば登山道のすぐ脇から何やら音が聞こえ て目を落としてみると、ひょんなところにこれまたライチョウが。そういう出会いも人の少ない野生ならではではないでしょうか。

さらにこの日は下山途中に緊迫のシーンがありました。本来この周辺ではめったに出ることのないツキノワグマが登山道を横切ったのです。登山客の多い時間帯。クマが向かっていく先の登山道にいる人たちに危険を知らせたり、いつ方向を変えるかもわからない状況に周囲の緊張感が一気に高まりました。各機関に緊急の連絡が行きこの時は最悪の事態は起きなかったのですが、改めて自然の中に足を踏み入れる者の覚悟というものを考えさせられました。

焦点距離の幅が広がったことで複数のレンズを持ち歩かなくて良くなり、レンズ交換の必要も無くなったので、山行の良いお供になりました。今回は高画素センサーを搭載した『Z9』と共に撮影しましたが、広角から望遠端までシャープに写り、非「S-Line」とは思えない程の性能でした。改めてNikon Zマウントレンズの性能の高さが光りました。

いかがでしたでしょうか。

レンズ1本で何でも撮りたい方には是非ともおすすめの超高倍率ズームレンズ『Nikon NIKKOR Z 28-400mm F4-8 VR』。

次回をお楽しみに!

登山の様子はこちら↓

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[ Category:Nikon | 掲載日時:24年09月22日 17時00分 ]

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