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【Nikon】Fマウント標準レンズの決定版「AF-S NIKKOR 50mm F1.8G」と秋を撮る。

【Nikon】Fマウント標準レンズの決定版「AF-S NIKKOR 50mm F1.8G」と秋を撮る。

ようやく夏の酷暑もひと段落し、日によっては秋の雰囲気を感じる瞬間も増えてきました。涼しくなるということは散歩もはかどるというもの、カメラを持つと、特に外を歩く機会が増えると感じます。
昨年の秋、シャッターチャンスを求め渋谷駅からマップカメラのある新宿までおよそ4kmを散策してみましたので、もう少し涼しくなってくれることを願いながら写真を振り返っていきたいと思います。


今回使用したレンズは「AF-S NIKKOR 50mm F1.8G」。
一眼レフ用の50mm F1.8レンズの歴史は古く、ニッコールレンズに限ってもおよそ45年前から存在しています。
F1.2・F1.4クラスの高級レンズよりも手軽に楽しむことができるクラスのレンズとして、昔から人気の高いスペック帯です。当時の50mm F1.8といえば一般的にはダブルガウスタイプを採用し6枚のレンズで構成されたものが多いのですが、このレンズは後群に1枚レンズを追加した7枚構成。7枚構成といえば50mm F1.2や50mm F1.4などでもよく採用されてきたため、贅沢なイメージがあります。

ボディは「Nikon D850」を使用しました。
Fマウントボディとしては最高画素数となる4575万画素フルサイズセンサーを搭載しており、レンズの性能を最大限に引き出すことができます。

渋谷駅を降りたってから線路沿いを歩いていきます。
この山手線に乗ればおよそ7分で渋谷から新宿を移動できますが、今回は撮影しながらゆっくりと歩いたため、結局およそ2時間半の道のりとなりました。

 

50mmという焦点距離は、 肉眼で見た感じに近く、自然な画角と言われています。また、35mm判というフォーマットが世に誕生してから、その構成が研究し続けられた最も伝統的な焦点距離とも言えます。

肉眼で注視した部分にピントが合い、それ以外の部分はボケる。50mmレンズは、撮影者の見た感覚をそのまま写真に乗せることができる画角だと私は思います。

木々が色づいていくその境目の季節感も写し取ることができます。

気づけば原宿まで歩いてきました。
こちらは原宿駅近くにある「宮廷ホーム」。全国唯一の皇族専用ホームですが、近年はほとんど使用される機会がなく、ご覧のような状態になっています。
写真はF4まで絞って撮影しました。硬すぎず柔らかすぎず、ほどよいバランスを保った描写です。

ガラスで囲まれた特徴的な建物がありました。三角形や四角形のガラスが組み合わさって構成されており、ガラス1枚1枚の角度がわずかに異なるためそれぞれ微妙に反射の具合が違っていますが、わずかな違いも拾ってくれています。

露出をオーバー気味にしてもアンダー気味にしても雰囲気ある写真を撮影できます。

一方で最新のレンズ構成ではないため、特に絞りを開けて撮影した際にはパープルフリンジや色収差が残ります。
ミラーレス用レンズなど最新の設計技術が取り入れられたレンズではこのあたりがよく抑えられている印象がありますが、一方で補正のためにレンズ枚数が増え、結果的に大きく重くなりがちです。D850とこのレンズの組み合わせはボディこそ大きめですが、レンズが短いので全体として持ち運びにはかなり向いており、長時間歩いても疲れにくいです。

空腹は最大のスパイスとよく言います。散歩の後の食事は何事にも代えがたい幸せです。そんな一時の感情も美しく切り取ることができます。
最短撮影距離は約45cmとテーブルフォトに向いているレンズではありませんが、構図を工夫すれば問題なく撮影できます。



50mmレンズは選択肢が多くどれを選べばいいか悩みがちな焦点距離ですが、F1.8Gはフィルム時代から続く伝統のレンズ構成を発展させた、ニコンFマウント標準レンズの決定版と言えます。
初めての単焦点としても、とりあえず持ち出す一本としても、このレンズを1本荷物に忍ばせておくだけで表現の幅が大きく広がります。これから迎える秋を一眼レフと標準レンズで写してみてはいかがでしょうか。

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[ Category:Nikon | 掲載日時:25年09月09日 17時30分 ]

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