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【Nikon】Zシリーズとオールドレンズで撮る動画 Vol.3 Ai Nikkor 50mm F1.2

【Nikon】Zシリーズとオールドレンズで撮る動画 Vol.3 Ai Nikkor 50mm F1.2

写真だけではなく動画性能も優れているNikon Zシリーズ。
Zマウントの最新レンズで撮影するキレの良い4K動画は、見ていて惚れ惚れしてしまいます。

しかし、あえてオールドレンズを使って撮影することで、普段とは違った雰囲気ある動画が撮れるのではないか?
と、ふと思うことがありました。

ミラーレスカメラが主流となったここ近年、マウントアダプターを介してフィルム時代のレンズ(俗にいうオールドレンズ)を用いた撮影を楽しむ方が増えました。
独特のボケ感、気持ちの良いフォーカスリングのトルク感、言葉では表現できない懐かしい雰囲気の描写。

動画用のレンズや現行のレンズでは決して表現できない世界が、オールドレンズを使う事で大きく広がるかもしれない。
という事で、Nikon ZシリーズのカメラにNikon オールドレンズを装着して撮影した動画を紹介していきたいと思います。

昔からNikonレンズはFマウント共通なので、純正のマウントアダプター「FTZ」があればオールドレンズを色々と試せるのもNikon Zシリーズのメリット。
追加でマウントアダプターを買い足さなくて済みますので、是非皆さまもお試しいただけば幸いです。

今回は1978年に発売された「AI Nikkor 50mm F1.2」を取り上げます。

1960年代に開発、販売されていたNikkor 55mm F1.2シリーズの後継機です。
この時代では各メーカーがこぞって大口径レンズを開発しており、Nikonも大口径標準レンズの開発に向け努力を重ねていました。
発売当初は50mmで作ることが叶わず、5mmだけ長い55mmの大口径レンズとして登場。
その13年後、悲願の50mmとして本レンズが登場しました。
このレンズの後継機として「AI Nikkor 50mm f/1.2S」が存在し、マニュアルレンズながらつい最近まで販売が続けられていたロングセラーレンズです。

今回は本レンズ「Nikkor 50mm F1.2」を「Nikon Z6」に装着して撮影を行いました。
では早速、ご覧ください。



今回は海辺を中心に撮影を行いました。
本レンズの特徴である大口径ならではのボケを活かした撮影を楽しむことが出来ました。

オールドレンズの醍醐味であるゴーストが綺麗に出現。
通常の撮影では避けられてしまうフレア/ゴーストも、オールドレンズならではの表現方法の一つとして楽しむことが出来ます。
ノスタルジックな雰囲気にすることで、フィルム時代に撮ったような動画に感じられるかもしれません。

大きなテトラポットを手前においた構図では、硬くなってしまいがちな前ボケも、大口径レンズならではの大きなボケ味で柔らかな印象に仕上がりました。
標準レンズ域でありながら、中望遠レンズのような奥行きのあるボケ味を演出できるのは大口径F1.2レンズならでは。
このような構図を活かした動画を撮影したくなってしまいます。

大口径レンズで得られる立体感は、人物撮影において被写体を大きく引き立てる役割を果たします。
スマートフォンや通常のビデオカメラでは表現できない世界です。
F1.2の大口径&オールドレンズによって現れる四隅の光量落ち(周辺減光)も特徴の一つ。
トンネル効果も相まって、より被写体にクローズアップすることが出来ました。

次に、アウトトフォーカス(最短撮影距離)からフォーカスイン(無限遠)までゆっくりとピントリングを回し、ボケの具合を撮影してみました。


F1.2絞り開放ではピントの面が非常に薄く、シビアなピント合わせが求められるものの、それに見合ったボケと独特の世界観を得ることができます。
フォーカスリングの回転角度も現行レンズに比べると広いので、動画撮影にも向いています。
私が所有していた個体はピントリングの動作にムラがあったので(途中カクカクと引っかかってしまう)、中古品で探される場合はピントリングの確認をしっかりされるとよいかもしれません。

以前ご紹介したレンズ同様、絞り開放で撮影していると逆光時には色収差が発生します。(特に前ボケ時)
面白いことに、手すり付近では花火のようにキラキラした描写を得ることできました。
特殊な環境化での一例ではありますが、このような特性もうまく取り入れると面白いのかもしれません。

ニコンの動画性能はもちろんのこと、オールドレンズならではの楽しみ方やメリットをたくさん感じることが出来ました。
引き続き、様々なNikonオールドレンズにて撮影を行っておりますので、次回はまた別のレンズをご紹介いたします。

[ Category:Nikon | 掲載日時:21年03月06日 12時06分 ]
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