StockShot

  • タグ一覧
  • 検索
【SIGMA】話題沸騰の新商品「BF」をカメラ専門店スタッフが語る

【SIGMA】話題沸騰の新商品「BF」をカメラ専門店スタッフが語る

CP+前の2025年2月24日
この日は突然のサプライズで、カメラ業界に衝撃が走った日であることを記憶されている方が多いと思います。
SIGMAより新製品発表とのアナウンスに何が出るのだろうかと気になっていた矢先、「BF」の紹介がされたことでより会場にいる方々もSNSでも歓喜の声が湧きました。
ですから、この日は新たな一日となったと言えるでしょう。

もう既に多くの方が気になって外観や性能、アクセサリーなどを検索されていると想像できます。
それほど今注目されているボディですので、今一度ご紹介から始めたいと思います。

・・・

「BF」のカラーは2種類で、ブラックとシルバーの展開となります。
シルバーの色は、受注生産となっております。

撮影に際して2種類、両方を並べて撮影してみましたがどちらもかっこいい。

複数のカラー展開がある時、直観でこの色が欲しい!と感じられる方もいらっしゃると思います。
しかし、筆者は悩みに悩み結局どちらの色も欲しくなってしまいました。

ボディの色選びについてとても大事なものだと考えており、
受注生産のシルバーは光沢感が全面に出ており、なんと言ってもSIGMAユーザー待望の色でしょう。
ブラックの方は上品であり高級感に溢れている印象と言えます。

どちらを購入するか迷う。
そこも魅力の一つなのです。恐るべしBF。

7時間をかけてアルミニウムインゴットから削られる、美しい継ぎ目のないユニボディ。

削られて出来たユニットボディをそこからさらに組み立てるとのことなので、私たちが想像している時間より一層時間をかけているのが理解できました。まさに一つひとつこだわった至高のボディと言えます。

手に持った時のアルミボディが生み出すひんやり感、そして同時に伝わる程よい重量感。
ボディ重量約446gとありますが見た目以上に「軽い」と率直に感じました。

そう感じた理由ですが、シンプルなデザインではあるが洗練されたとても持ちやすい構造です。
ボディをしっかり構えた時のサムグリップの位置、今回の撮影のように長時間歩き回って持っていても手を痛めないよう丸みを帯びた箇所は格別です。

次に背面部分を見てみましょう。

おおまかに
モニター、ステータス確認モニター、サムグリップ、ダイアル、3つのボタンのみ。
直感的な撮影を意識したデザイン&配置に加えて、感圧式のハプティックボタンおよびダイアルを採用。

ハプティック(ハプティック機能)とはなんだろうと思った方もいらっしゃるかもしれません。
IT用語で、意味は直訳すると“実際に触れている感触”となるようです。

馴染み深いものでスマートフォンのホームボタン、ゲーム機のコントローラの振動など。
その他様々なジャンルで、幅広く活用されている機能になります。

そこで見ていただいた写真を用いて紹介してみたいと思います。

・1枚目はプレイバックボタンに指を触れていない状態。
感圧式のボタンの構造ですが、少し沈んでいる位置に溝がなっているのが確認できると思います。

・2枚目は指を動かした後、押すという動作でなく力を入れることもなくただ軽く“触れる”様子。
上記の少し沈んでいる位置へ指を置いただけです。手を離すと同時にパッと画面が切り替わるので遅延やストレスない反応を体感できます。

従来の感覚の「ボタンを押す」という物理的な動作で反映されるという仕組みですが
ハプティック(ハプティック機能)を導入することにより、押すではなく触れるだけを実現し
より撮影時の操作がしやすくなったと筆者は体感して思いました。

今回SIGMAの「BF」はミラーレスカメラとしては初めてこちらの機能を搭載しました。

既にご覧いただいて、お気づきだと思いますが「BF」はメモリーカードスロットを設けていません。
その代わり内蔵メモリー230GBを搭載。さらにUSB-Cポートを使用することでデータ転送のほか高速充電に対応。

実際撮ったデータをPCに転送時、「JPEG + RAW(DNG)のデータはやはり時間がかかるだろう」と考えていたが、瞬時に見事覆されました。「あぁもう転送終わったんだ!」と周りのスタッフと驚く程、快適にデータ移動が出来ました。

ここまでボディに関する内容をいくつか挙げさせていただきました。

・・・

ーーおすすめミニ情報①ーー

BFをご購入検討の方
付属品以外にアクセサリーをお探しの方も多いと思います。

●以下の商品は別売りでございますのでコチラにまとめたいと考えてました。
「BF」ではUSB-Cポートを備えており、
例えば普段からチャージャーを使用してバッテリーを充電されている方々には、必要に応じてご用意頂くことをオススメします。

・SIGMA  バッテリーチャージャー BC-81
・SIGMA  ケーブルレリーズ CR-51
・SIGMA  ハンドストラップ HS-11B ブラック
・SIGMA  ハンドストラップ HS-11G グレー

見どころ満載のこちらの別ブログも併せてご覧いただけると幸いです。

【SIGMA】BFにぴったりのレンズやアクセサリーを一足早くご紹介します。
このブログでは、SIGMA以外のLマウントにオススメのレンズや、純正だけでなく撮影のお供になるアクセサリーをご紹介しています!

・・・

では次に、「BF」+「Contemporary 45mm F2.8 DG(ライカSL/TL用)」
こちらの組み合わせで、4月頭に代々木公園での撮影に行ってまいりましたのでご覧ください。

桜が咲き始めたと聞き、急ぎ現地に向かいました。
天気がよく平日に関わらずブルーシートを広げ、花見を楽しまれている方・記念撮影されている方が多かったです。
カメラバックから取り出し、その手にはワクワクとドキドキが両方感じられ、目星をつけて歩き回りいざ撮影。

・・・

「STANDARD」

訪れたのが初めてということもあり、まずはカラーモード「STANDARD」で公園をぐるっと探索しながらの撮影。
シャッターを押してモニターを確認する一連の流れ、そこまでに驚きの連続でした。

立ち上げからの起動も早い。
狙ってみた被写体へのAFが早い。
持ちやすい。

そして何より、十分な解像度と質感、色再現。

「STANDARD」はその名の通り、メーカーが自信をもって展開している謂わば核となるものと考えています。
勿論ベストな仕上がりになっていますので誰しもが気軽に、そして楽しく撮影できるように作られています。

何枚か写真を撮りボタン操作の感覚やボディのデザイン/設計の工夫を実感した筆者は、多彩なカラーモードを試そうと次のステージに進んでみました。

・・・

「RICH」

「CALM」

「709 LOOK」

「BF」の新たな誕生と共に、今回新しくカラーモードも登場。それがこの「RICH」「CALM」「709 LOOK」の3種類。

「RICH」は全体的にコントラストの高い描写ができると感じました。
桜以外の樹木でなんとなく撮影した写真がこの後述べるように筆者の好みの仕上がりとなりました。
緑豊かな部分を左下に配置し、空が少し見えるかどうかの構造ですが、強弱もしっかり出ており写真からでも自然を堪能できるのではないかと思います。

「CALM」は落ち着いた色合いのトーンに仕上がっております。
ギターケースを横に置いてシートに座っている方々が印象的でしたので、桜の木下の素敵な練習の時間を邪魔しないように、シーンに溶け込んだ出来上がりとなっています。

「709 LOOK」は水色など穏やかな色を強調しつつ全体的に柔らかい描写となりました。
メインの桜をきれいに写したいと考えた時に使用してみて、空の薄い水色がワンポイントとなり桜の美しさを引き立たせています。

パソコンへ取り込み、写真を見比べた時にも感じましたが、今回の撮影で筆者は「RICH」を多用していました。
合計13種類と豊富なカラーモードの中でも筆者の一番のお気に入りとなりました。

限られた時間での撮影でしたが、それでも期待を遥かに上回る満足感を「BF」は与えてくれました。
他メーカーでは成し得ないSIGMAだけの「唯一無二」の存在感。
それは人々を夢中にさせる話題性だけでなく、実際に手に取って撮影したいという気持ちも高めてくれます。それが所以でボディ・レンズを手にする方が増えている理由だと今回の撮影で確信しました。

「BF」の登場で新たにSIGMAに心を奪われ、虜の一人になりました。

写真を撮って楽しいと思えるユーザーへの工夫がされているのです。
その一つにラインナップが多彩なカラーモードは、私たちを飽きさせません。

横道に少し逸れてしまいましたが
全13種類のさらに他のカラーモードも試していますので続きをご堪能ください。

・・・

「POWDER BLUE」

「WARM GOLD」

それぞれカラーモードの名前の通り、色彩の違いを楽しめます。
手に届くくらいの位置まで桜が咲いている木の真下や満開の桜木が連なる箇所の人気スポットでは、人だかりが多く、歩きながら気になった被写体にレンズを向けていました。

AFが早いので、他の通行人の方への邪魔にもならず撮影を行えました。
コンパクトなレンズを厳選して持参しての撮影であったので、最初は満足のいく写真が撮れるか不安はありましたが結果大正解でした。

ーーおすすめミニ情報②ーー

「BF」と同時に発売されるラインナップの中で、色の展開「ブラック/シルバー」があるのは
今回使用した「Contemporary 45mm F2.8 DG(ライカSL/TL用)」の他に、
「Contemporary 35mm F2.8 DG(ライカSL/TL用)」と「Contemporary 50mm F2.8 DG(ライカSL/TL用)」がございます。
※今後登場予定のIレンズを含めると、Sigma BF本体の色に合わせた9本のレンズが発売予定とのこと。

好きな色のレンズをつい揃えたくなるラインナップだと思いました。

さらにボディとレンズの色の統一感は、
どことなく持って出かける時の[おしゃれ][こだわり]に近いような、そんな満足感を引き立たせてくれます。

・・・

SIGMAのWEBサイトでスペック表を見ながら気がついた事があります。以下抜粋します。

●防塵防滴構造 あり
※防塵・防滴に配慮した構造となっており、小雨などでの使用は可能ですが、防水構造ではありません。

さて「BF」の商品名の由来は皆さんもうご存知の方もいらっしゃるかと思います。
「Beautiful Foolishness」(美しい愚かさ)

岡倉天心『茶の本』における茶道の精神から引用され、書籍では日本文化を世界に広めたい強い願いが込められているとのこと。
「BF」が時代を超えても尚、価値があることを願って作られている。SIGMAが手がけるこのボディには様々な想いがあるようです。

話を戻し、今回筆者は貴重な体験を桜と共に過ごす事が出来ました。

撮影を通して
握った時の滑り止めが施されているデザイン、フレームによる手への負担がない、丸みを帯びた工夫など
実際に使用してみて、初めてそうだったのかと分かったことが沢山ありました。

筆者にとって嬉しい発見となりました。色んな場所で、アクティブに行動を共にできると思ったのです。

何から何まで研ぎ澄まされた、シンプルながら遊び心をくすぐる
そんなSIGMAの「BF」をぜひ手にしてみてください!

素敵な写真ライフをあなたに。

 

▼ボディのご予約はコチラ▼

▼同時発売のレンズもコチラ▼

[ Category:SIGMA | 掲載日時:25年04月18日 15時30分 ]

新規会員登録
マップカメラのおすすめイベント

GWSALE ポイント差大10%還元

RECOMMEND

PAGE TOP