【SIGMA】Art 40mm F1.4 DG HSMのすゝめ
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標準域の単焦点レンズの定番と言えば35mmや50mmを思い浮かべる方が多いかと思いますが、昨今は40mmも代表的な標準単焦点レンズの画角となってまいりました。スナップシューターの名機、GRシリーズから間もなく発売されるRICOH GRIIIxの画角にも採用されたこの画角は、今後さらに定番となっていくかもしれません。
銘玉揃いの40mm単焦点レンズの中でも、私の一推しは「SIGMA Art 40mm F1.4 DG HSM」
製品発売当時の2018年までは、著者の中での40mm単焦点はCanon EF40mm F2.8 STMやMINOLTA M-ROKKOR 40mm F2などの薄型レンズをイメージしておりましたが、そこに突如現れたのが私の40mmに対するイメージを覆す重量1,200gの本レンズでした。
「ハイエンド・シネレンズの 要求を満たす光学性能」
「シネレンズとして要求される画角と性能を前提として開発をスタートさせた初めてのレンズ」
「8K以上に対応する解像感と美しいボケ味が両立した、究極の大口径標準レンズ」
製品のキャッチフレーズが著者の購買意欲を掻き立てていきました。
(そして、気付いたら所有するレンズの買取価格を調べるお決まりの流れへと続きます……。)
著者は当時、「標準単焦点の画角と言えば50mm」と言わんばかりに所有カメラでは基本的に50mmの単焦点レンズを常用しておりましたが、当時使用していた中判フィルムカメラのPENTAX 645N に smc PENTAX-FA645 75mm F2.8を使用した際の画角(フルサイズ換算:45mm)が思いのほか心地良く、40mmという画角に対しての抵抗が少なくなっておりました。
また、同社のArt 50mm F1.4 DG HSMも使用しており、SIGMA Artシリーズに対する信頼感がありました。それに加えて男心を擽る上記のキャッチフレーズ、買わない理由がなくなっていきます。
そして、所有するレンズを手放し、本レンズを迎え入れることを決断致しました。
(購入当時は他業界で働いていた著者。当店で買い替えを行ったのですが、購入時の会計スタッフは著者の現在の上司。まだ本人には伝えておりません…)
前置きが長くなってしまいましたが、本レンズで撮影した写真をご紹介致します。
上記の写真は全て絞り開放F1.4にて撮影しております。
SIGMAのArtレンズを使用していると、気付いたら開放で撮影していることが多いです。
「ピント面は絞り開放からシャープに結像し、アウトフォーカス部のボケ描写とのコントラストにより被写体の立体感が際立ちます。」
まさに製品ページのフレーズの通りに開放からシャープに写し、自然なボケと相まって被写体の立体感が際立つ描写を提供してくれます。
少し絞った写真もいくつかご紹介致します。
長野県、乗鞍岳にて早朝の雲海。ゴーストやフレアも少なく、逆光下でも積極的に使いたくなります。帰り道に立ち寄った松本城、外壁の黒塗の下見板が背景の青空と相まってとても映えます。
山口県、元乃隅神社(旧称:元乃隅稲成神社)にて。
ここまでの写真は、Canon EOS 5D MarkIIIで撮影しております。
高画素機のSONY α7RIII(有効画素数約4240万画素)でも何枚か撮影致しましたのでご覧ください。
今回は著者のストックフォトからSIGMA Art 40mm F1.4 DG HSMの作例をご紹介致しました。
レンズ単体で1,200gの本レンズは、常用レンズとして万人におすすめできるレンズではありません。しかし、一度このレンズの描写を体感してしまうと、どうしても常用レンズとして連れ出したくなってしまうのです。
現在50mm単焦点レンズを常用レンズとして使用されている方、また、常用レンズとして標準単焦点レンズのご購入を検討されている方がいらっしゃいましたら、ぜひこちらのレンズを候補に入れてみてはいかがでしょうか。