【SONY】α7Ⅳ×FE24-105mm F4 G OSS
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Beyond basic「次代の、新基準へ」———。
新たなベーシックモデルとして登場したSONYのα7Ⅳ。
ベーシックモデルとしては素晴らしく人気を博したα7Ⅲの発売から三年半の月日が過ぎ、SONYのベーシックはどのように変わったのでしょうか。
今回、我々Map CameraのSONYコーナー担当スタッフが各々好きなレンズとα7Ⅳを組み合わせて撮影をしてきましたので
それらを作例と共にご紹介出来たらと思います。
幅広い撮影領域でオールラウンドに活躍する標準ズームレンズ
絞り:F4.0 / シャッタースピード:1/1250秒 / ISO感度:100 / 焦点距離:24mm
発売は2017年。
広角域である24mmと中望遠域にあたる105mmが一本に集約されたズームレンズでF値はF4.0通しとなっています。
本体重量は約670g、α7Ⅳと合わせると非常に持ちやすい軽快な印象を受けるレンズです。
絞り:F4.0 / シャッタースピード:1/250秒 / ISO感度:100 / 焦点距離:24mm
非常に安定した描写力があり、最初の一枚も同様に広角端の開放でも素晴らしい写りをしているのが分かります。
発色も良好で、特に個人的には空の青の発色がとても素晴らしいと感じました。
広角端:24mm
望遠端:105mm
続いて広角側と望遠側の写り方の比較画像です。
24mmから105mmと幅広くカバーしておりこの領域を自由に使えるのは単焦点には無い魅力で、屋外の歩きながらのスナップなんかですと筆者はレンズ交換を億劫に感じるタイプなのでレンズ一本でやりくり出来、非常に便利に感じました。
絞り:F4.0 / シャッタースピード:1/800秒 / ISO感度:100 / 焦点距離:31mm
絞り:F8.0 / シャッタースピード:1/400秒 / ISO感度:100 / 焦点距離:63mm
この日は天候に恵まれたので主に空とビルを合わせるようなスナップがメインとなりました。
もうちょっと上下を切りたい、左右を切りたい、もう少し寄せたい、引きたいこんな絶妙な悩みもズームレンズであれば解決できる事がグッと増えます。
絞り:F4.0 / シャッタースピード:1/160秒 / ISO感度:100 / 焦点距離:29mm
絞り:F4.0 / シャッタースピード:1/60秒 / ISO感度:2500 / 焦点距離:26mm / Creative look:VV
スチル作例の最後は、夜景をクリエイティブルックという機能の中のVV(ビビッド)で撮影をしました。
時間帯が多少異なるので単純比較は難しいですが、上の写真と比較してかなり青が鮮やかになっているのが分かるかと思います。
トワイライトタイムと呼ばれる日没後約15分ほど空がロイヤルブルーのような濃い青色になる時間帯に撮影を行いました。
続いて本レンズでオススメしたいのが動画かつアクティブ手ブレ補正との併用です。
本レンズはレンズ側にも手ブレ補正が入っている為、ボディとレンズ側の両方で協調するような形で補正をしてくれますのでサードパーティ製であったりレンズ内に手ブレ補正が無いレンズより強い手ブレ補正を期待できます。
スチルのおいては大きく気にならない部分ではありますが、動画においては非常に重要な要素の一つであると言えます。
更に、α7Ⅳはアクティブ手ブレ補正が搭載されているので手ブレ補正を更に強くすることが可能です。
今回は比較用の動画作例ですが、同一焦点に設定しアクティブ手ブレ補正のON(右半分)/OFF(左半分)を切り替えて撮影を行っております。
アクティブ手ブレ補正の方が若干画角が狭くなっているのが分かるかと思います。
クロップ率はおよそ1.2倍程度、広角側でもしっかり効いているのが目に見えて分かるのですが望遠域に行けば行くほどブレの抑制のされ方が顕著になるのが分かると思います。
いかがでしょうか?
標準ズームとしてスチルにも動画にもオススメできる一本で、今まで単焦点のような明るいレンズのみでやってきた方にとってはボケ量では物足りなさを感じると思いますが、単焦点には無い便利さと単焦点に匹敵する描写力の高さは是非体感してほしいレンズだと言えます。
これから始める方も、この組み合わせは非常に手堅く間違いの無い組み合わせではあるのでカメラとレンズは何で始めよう?と悩んでいる方は是非ご検討ください。