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【SONY】スチル撮影でもα7SⅢが最高だと感じた4つの理由

【SONY】スチル撮影でもα7SⅢが最高だと感じた4つの理由

動画機として現在も多くのクリエイターから支持を受けているα7の「S」のシリーズ、その最新モデルであるα7SⅢ。

感度を意味する「Sensitivity」から名前を取り「S」という名を冠してα7シリーズで展開され現行モデルは第三世代に当たるα7SⅢ(2020年発売)のみになっております。前の世代のα7SⅡから5年もの歳月が経過している為、第三世代の位置づけでありながらメニューのUIなど機能面や画像処理エンジンやオートフォーカス、連写等の性能面は第四世代以降のモデルと同じになっています。
この高感度のノイズ耐性や約1200万画素という低画素設計、メーカーサイトにも「映像クリエイターの創造力を突き動かすフルサイズ一眼。映像世界を、意のままに」と書いてある通り多くの方には動画機として認識されているミラーレス一眼かもしれません。

今回あえて、このカメラα7SⅢをスチル機としておすすめしたいと思い、その理由を大きく4つに分けてご紹介いたします。



①15+ストップ高ダイナミックレンジで高い諧調表現が可能
高感度時に低ノイズが実現できる点以外の低画素機の魅力の一つとしてダイナミックレンジと呼ばれる、色の諧調表現が豊かになるというメリットがあります。つまり明るいところから暗いところにかけての色のグラデーションがカメラ側で表現できる幅が広くなっている為、光と影や色の変化などの細かい部分を忠実に描写してくれるという事です。

とはいえ、低画素と聞くとどうしても写真としての質が下がってしまうのではないか、なんて気になってしまう方もいると思います。
確かに1200万画素というとA2サイズ以上に引き伸ばして印刷を行ったり、撮影後トリミングを行ったりといった用途ですと、切り出した後どうしても残る画素数が少なくなってしまうので画像データが粗くなってしまいます。
例えば、カメラ内にあるAPS-Cクロップ機能を用いた場合、使用画素領域を減らして手持ちのレンズで1.5倍の焦点距離を得ることが出来ます。そういった用途で使用する場合、2400万画素のモデルであれば約1000万画素で撮影する事が出来ますがα7SⅢだと500万画素未満にまで画素数が減ってしまいます。500万画素くらいまで落としてしまうと昨今のWeb媒体で利用するのも少し物足りないシチュエーションが出て来てしまいます。
なぜ500万画素では物足りないと感じてしまうかもしれないのか、と言いますと昨今高画質の代名詞としてよく出てくるのが「4K」
4K画質は昨今テレビやゲームなどでも広く普及しており一部のSNSでも4K画質を投稿・閲覧することが出来るようになっています。多くのユーザーにとって身近な存在の4Kは画素数に直すと約800万画素。α7SⅢの1200万画素があれば十分に4K画質に届いていることになりますので写真の使用用途の主なところがSNS等への投稿であれば1200万画素でも何ら問題はありませんが、500万画素だと4K画質で使うには少し画素数が足りないというわけです。

なのでもし上記の様な、ある程度画質を残しつつトリミングなどの編集をする必要があったり、大きく引き伸ばしたりして利用するといったり、クロップして利用するかもしれない・・・なんて用途が無い方にとっては、1200万画素は特に不便しない申し分ない画素数だと思います。

②PCのHDDに余裕が出来る上に画像データが軽い為、高性能なPCじゃなくても扱いやすい
先ほどから繰り返しおすすめポイントとして挙げている1200万画素である点は、写真の描写力の他にパソコンのデータ容量を圧迫しにくいというメリットもあります。
PC以外にも、SDカードの撮影枚数も低画素ゆえに一枚のカードでいっぱい記録する事が出来ます。
例えば、SDXCの64GBで記録を行う場合α7SⅢですとRAW+JPEG(圧縮RAW+X.FINEで設定)で約2400枚記録する事が出来ます。一方、α7RV(6000万画素)では同設定で記録する場合記録可能枚数は約500枚前後とおよそ1/5程度にまで記録できる枚数が減ってしまいます。

旅行などで長期間データを貯めこんだり、思い付いたままパシャパシャと撮り歩くスナップ撮影を行う場合高画素機ですと、記録設定を変えるかもっと大容量のSDカードが必要になってしまいます。


③クリエイティブルックが搭載されている
特定のαシリーズに採用されているクリエイティブルック、この機能が低画素機ではα7SⅢとZV-E1に搭載されております。
その中でも特にFLというルックが非常に筆者の好みにドンピシャ。スナップやポートレート、多くの撮影でとりあえずFLで撮ってしまいます。レタッチ不要で理想の色がここまで出てくれることに最初感動を覚え、それ以来常時この設定で撮影を行っております。

FLというルックの特徴は「落ち着いた発色と印象的な空や緑の色味に、メリハリのあるコントラストを加えることで雰囲気のある画像に。」の記載の通りシャドウ部とハイライト部のコントラストに加え落ち着いた色味がフィルム写真のような印象を与えてくれます。

他にもFLを含めた10種類のルックがあり、そのいずれも非常に使い勝手のいい色味が揃っており撮影のシチュエーションに合わせて変える事が出来ます。また、この各ルックを更にシャドウ・ハイライト・シャープネスや明瞭度などを自分好みにカスタマイズをする事が可能なので、設定を変えてさらに自分の好みのルックに寄せて行く事が出来ます。

④レンズが豊富で様々な描写で撮影を楽しむことが可能
最後の4つめの理由は、α7SⅢに限った話ではないのですが非常にたくさんのレンズがフルサイズEマウントから発売されている為、自身の用途や予算、はたまた目指したい作風にピッタリフィットしてくれるようなレンズを見つけやすいです。

例えば、先程から作例として出しているこれらの写真は「Thypoch Simera 28mm F1.4」というマニュアルフォーカスレンズにて撮影されております。電子接点が無いレンズなので、使用する際は「レンズなしレリーズ」をオンにすることで使う事が出来ます。
また、手振れ補正もレンズを付けていないのと同じ状態なので自動で認識する事が出来ないため、マニュアルで手ブレ補正を設定する必要があります。
クラシカルで高級感のある見た目に強く惹かれ試しに使ってみたのですが、程よく周辺減光がありながら目立つ湾曲収差や色収差等が見受けられず、開放時に強い明暗差がある部分にだけ僅かにパープルフリンジ等が確認出来ましたが、それも微々たるものでオールドレンズライクな周辺減光でありながら開放からシャープな描写で、普段マニュアルレンズが苦手な筆者でもピント面が確認しやすいと感じるほど優秀なレンズでした。さらにこのレンズ特有の描写が今回組み合わせたクリエイティブルックのFLと非常に相性抜群で自身の目指すスナップの作風にピッタリとフィットしてくれました。


いかがでしょうか。
今回スチル機として見たα7SⅢの魅力を筆者なりの視点からご紹介させていただきました。
本機は動画性能にかなり重きを置いた性能をしているので、少し贅沢な使い方かもしれませんがそれでも唯一無二の描写感は癖になる事間違いなしです。ぜひスナップ用の一台に、α7SⅢをご検討ください。

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[ Category:SONY | 掲載日時:24年12月27日 11時00分 ]

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