【SONY】望遠レンズをその手に。~FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS~
SONYSONY G Master/G lensα7 IVα7R IVα9IIIα9III 120コマ/秒対応ズームレンズを楽しむネイチャーフォト望遠レンズをその手に
スポーツ会場やイベント会場でスタッフが使用しているのを見かける望遠レンズ。
大きく太いその容姿から時には「バズーカ」と呼ばれることもあります。
店頭でご案内していても「プロの人が使うんでしょ?」といったお声を頂戴することもあります。
いいえ、そんなことはありません。
今では望遠レンズもバラエティが豊富で、ズームレンズから単焦点レンズ、小さいものから大きいものまで様々なレンズが登場しております。
ぜひ、望遠レンズを手にして、まだ見ぬ世界を覗いてみていただければと思います。
今回ご紹介するのは、SONY『FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS』です。
100-400mmは、70-200mmと並ぶ望遠レンズとしては定番の焦点距離を持つレンズ。
今回ご紹介する本レンズは望遠レンズの中ではいわゆるバズーカと形容するには少し小振りで取り回しのしやすいサイズ感なのが特徴。
ILCE-7M4 / FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS
そんなFE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSSにオススメしたい被写体が「動物」とりわけ動物園内で撮影を行う動物にオススメです。
広い園内を軽快に歩き回るには、大きすぎるレンズでは億劫に感じてしまいます。また、被写体のサイズや展示場の展示方法が様々な動物園ではズーム出来る点がかなり有利に働いてくれます。
最初はオジロワシ。
猛禽類をはじめとした鳥類は多くの場合、網が張られている状態で展示されているケースが多いです。こういったシチュエーションで、400mmまでいっぱいに望遠して撮影。被写体と網まで距離があると網を消して撮影する事が出来ます。
ILCE-7M4 / FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS
ILCE-7M4 / FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS
次はレッサーパンダです。
この撮影のシチュエーションは小型の被写体とはいえ比較的距離が近い環境であった為、150~200mm程度で調整しながらの撮影でした。
休みなく動き続ける被写体に対して、常時カメラを構えつつシャッターチャンスを伺います。1400gという望遠ズームレンズの中ではかなり軽量な部類である為、疲れることなく長時間撮影を続けることが出来ました。
さらに、組み合わせたα7Ⅳの動物瞳AF性能の高さも相まって撮影中は常時レッサーパンダの瞳にフォーカスし続けてくれていました。そのため、撮影中は細かく煩雑な操作に意識を向ける必要が無いので構図や被写体の動きに注力でき終始軽快に撮影が出来ました。
ILCE-7RM4 / FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS APS-Cクロップ
ILCE-7RM4 / FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS APS-Cクロップ
100-400mmでは物足りないシチュエーションも、もちろん場合によっては出てくることもあるかもしれません。
そういう時はカメラ内のAPS-Cクロップという機能を使うことで追加で疑似的にズームをさせることが出来ます。
クロップを用いた場合、100-400mmの焦点距離であれば150-600mm相当の焦点距離になります。
もちろんデメリットはあります。クロップというのは使用するセンサー領域を減らすことなので単純に使用画素が減ります。例えば上記のα7RⅣ、総画素数が約6000万画素なのでクロップをした場合2400万画素相当になります。α7Ⅳであれば約3300万画素なのでクロップをした場合、約1300万画素になります。
撮影後にトリミングをしたり、大きく印刷するのであれば出来れば避けた方がいい機能ですが、そういった用途で使わない場合咄嗟に使えると非常に便利な機能の一つです。
ILCE-9M3 / FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS × 1.4x Teleconverter
ILCE-9M3 / FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS × 1.4x Teleconverter
オススメは動物園だけかと言われると全くそんなことはありません。
メジロのような小型な野鳥等だと物足りないかもしれませんが、本レンズに1.4倍のテレコンを用いて撮影をすれば140~560mm相当の望遠レンズになるので、ムクドリやオナガくらいのサイズ感の野鳥であればこれくらいの大きさで撮影する事が可能です。画質の低下が顕著になってしまうので、あまり常用はオススメは致しませんが本レンズ対応のテレコンは2.0倍のタイプもあります。そちらを用いると、200~800mm相当になるので超望遠レンズに匹敵する焦点距離にすることも出来ます。
いかがでしょうか。
今回は望遠レンズの中でも取り回しが効きやすいSONY『FE 100-400mm F4.5-5.6 GM OSS』ご紹介させていただきました。
本レンズは俗にGMレンズと呼ばれている、SONYのハイエンドレンズラインG Masterの一本です。
G Masterならではの高い描写力と、高精度かつ高速なAF駆動により撮影を快適にしてくれるレンズですので、選んで間違いない一本であると断言できるクオリティとなっております。
普段届かない距離をもグッと引き寄せる望遠レンズ。
遠くの被写体も写真内に大きく撮影することが可能です。
普段使い、とはなかなか難しいですが、何も特別では無い望遠レンズ。
ぜひ貴方の手にも、望遠レンズが届きますように。
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