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【SONY】風鈴、金鳥、線香花火

夏、私の地元では専らクマゼミが目覚まし時計替わりでした。
2階の窓よりも大きく育ったトネリコに毎朝やってきては、わめき散らしていたことが懐かしく思います。

もうあの夏からは7度も遠ざかっています。
こちらでは、クマゼミの代わりにアブラゼミが優勢。
世界的に見ても翅が透けずに色が付いているセミは珍しいようで、海外マニアからの人気は高いとか。
声は比べるまでもなくおしとやかで、あ、もうセミ鳴いてるね、くらいなものです。

このブログでセミは出てきません。
スクロールの際はご安心ください。

さて、なぜこんな話をしたかというと、私にとっての夏の象徴がクマゼミであり、関東に住んでいる今は欠けているということをお伝えする為です。
季節の移ろいや、その時期に行われるイベントが大好きな人間にとって「夏らしさ」は必要不可欠な養分。
それを補うために、これを揃えてきました。

風鈴、金鳥、線香花火。
まあ正直に申し上げますと風鈴はお隣さんから聞こえてくるので保留、金鳥の蚊取り線香はもう家にあったのでそれでよし。
要は線香花火を買って来ただけなのですが、せっかくなので今ではもう珍しい国産に挑戦。煙が少なめな気がします。

写真を趣味とする者として手持ち花火は永遠のテーマ。だと思っています。
夕暮れの砂浜で撮るもよし、ピントを外してボケを楽しむもよし、唯一の問題と言えば一人で遊びながらだと撮りにくいこと。
動画であれば一人でも簡単で、三脚の上で回しておけばいいというわけです。



打ち上げもいいですが、手持ち、なかでも特に線香花火が大好きです。
わびさびとか、夏の風情とか、難しく捉える必要はなく、ただ瞬きの間に焼き付く閃光に心が動けばよいのです。






火薬のにおい、夏のにおい。
関東の夏、クマゼミが少ないのは不満ですが、線香花火とヒグラシで“とんとん”といたしましょう。

次回はもっと暗くなってから、風の弱い日に再チャレンジします。
楽しい夏はまだ始まったばかり。

[ Category:Carl Zeiss & Voigtlander SONY | 掲載日時:22年08月04日 16時16分 ]

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