オールドレンズをお探しの方に最初にオススメしたいレンズがあります。ズバリ「Super Takumar 55mm F1.8」です!
「Super Takumar 55mm F1.8」はオールドレンズとして有名な、コストパフォーマンスに優れたオールドレンズです。
今回はSONYのカメラボディ「α7II」とマウントアダプターはRAYQUAL (レイクォール) マウントアダプターを使用しています。
オールドレンズは各メーカーのマウント規格にあったマウントアダプターが必須となりますので、注意が必要です。
オールドレンズのような癖はなく、ただ現代にある描写力を追い求めたレンズとも違い、オールドレンズならではの柔らかさを感じることが出来ます。
癖はないとご紹介させていただきましたが、大きな特徴もあります。
逆光で撮影するとフレアやゴーストがはっきりと現れ、幻想的な光を捉えてくれるのです。
この様に、2重や3重で虹色の綺麗な円が現れます。
現代のレンズではこのようなフレアは嫌がられますが、この独特な光を映してくれるのはオールドレンズならではの魅力です。
強い西日や逆光で顕著に表れるので、夕焼け×フレア。というエモーショナルな雰囲気を一気に味わえます。
オールドレンズに使い慣れてない方でも簡単に出現させることが出来るので、『初心者でも使いやすく、飽きが来ないレンズがいい。』という希望に全力で答えてくれるレンズです。
最短撮影距離も魅力の一つです。45cmまで寄ることが出来るので他の50mm~55mmくらいの画角を持つレンズの中では接写が出来る印象です。
接写が出来るとテーブルフォトや物撮り、立体感のある写真など、様々な用途で楽しむことが出来ます。
便利なズームレンズとは違い画角を調整することが出来ないので、初めて単焦点を使う方は使いにくいと感じてしまう事が多いのですが、最短機撮影距離が短いと利便性が上がり、使いやすさが断然違います。
カメラ自体のサイズは、マウントアダプターを付けると大きくなりがちです。しかし、レンズ自体のサイズ感も小さいので、気軽に持ち出せます。
マニュアルフォーカスですが持ち運びに苦にならず、お散歩ついでにスナップ撮影ができるのが嬉しいポイントです。
いつも何も考えず歩いている街ですが、特別なレンズを使うと目に留まるものが変わってきます。
夕焼けが綺麗だったので思わずシャッターを切りました。ピントはカーブミラーに写る電線に合わせています。
撮ってだしでオレンジ色に染まる不思議な空の色を撮ることが出来ました。アトムレンズに見られる特徴で、黄色に映ることがあります。デジタルカメラにつける場合はホワイトバランスで調整が出来ますが、わざとこの色を楽しむのもいいかもしれません。
色も線も柔らかく写りオールドレンズの良さを感じるお気に入りの一枚です。
いつも歩いている道が少し特別なものに感じるオールドレンズ。最初の一本にオススメのSUPER-TAKUMAR 55mm F1.8はいかがでしょうか。