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【SONY】Cyber-shot DSC-RX100M6で満喫する、曇り空の一日

【SONY】Cyber-shot DSC-RX100M6で満喫する、曇り空の一日

コンパクトデジタルカメラと言えば、SONYのRXシリーズ。
筆者にはそんなイメージがあります。

2012年に初代RX100が発売した時、そのコンパクトネスと高性能に驚かされ、“コンデジ”もここまできたか!と感動したものですが…。

代を重ねるごとに熟成が進み、ファインダー内蔵やチルトディスプレイの採用と言ったトレンドを盛り込みつつ「大きさ重さ」はデビュー当時からほぼそのまま。

当初は25点のコントラストAFのみだったオートフォーカスも、RX100M5より315点像面位相差AFが搭載される等「もはや一眼レベル」の性能を持つに至りました。

 

そして今回私が使用したRX100M6からはレンズが大きく刷新され、従来は24-70mm(初代とM2は28-100mm)だった焦点距離は24-200mmに、F値は2.8-4.5になりました。

「進化したRX」の試用をワクワクしながら待っておりましたが、当日は何と雨天。

DSC-RX100M6は防塵防滴でない為、試用が危ぶまれましたが…。

雨が降りやんだ隙を見計らってサッとスナップして参りました。

・・・

高架下の怪しい世界観と、メルセデスの美しいボディラインに惹かれて思わずシャッターを切った一枚。

クリエイティブスタイルはディープを使用しております。

SONYのホームページに記載されている説明には、“落ち着きや渋さ、重厚感を表現するのに適した明度設定です。例えば、神社・仏閣などの荘厳な空気感を、より強調したいときに効果的。ローキーなシーンのシャドウ部をさらに引き締めたいときにも、ぜひ活用したい画像スタイルです。”とありますが、この説明通り写真全体としての「重さ」を表現できたと思います。

因みにこのカット、何とISO2500なのです!

街灯に照らされたルーフ上の水滴など、もう少し表現があいまいになると思いましたが…。全くの杞憂でした。

この日は動画を含む全ての撮影をISO AUTOでこなしましたが、高感度の仕上がりを見るたび驚きの連続。

何と素晴らしいカメラなのでしょうか。

 

のっぺりとした写りになりそうなシーンですが、そんなことはありません。

むしろシャープな中にも、どこかオールドレンズ然とした雰囲気が漂っています。

この画、好きです。

 

筆者は普段フルサイズの一眼レフを使用しているのですが、今回の試用でセンサーサイズの違いは気になりませんでした。

勿論等倍にして細部を見ていけば違いがあります。

ですが写真として全体を見渡した時、とてもまとまりが良く見えるのです。

センサー、レンズ、画像エンジン全てが秀逸でないと、このような画にはなりません。

天候には恵まれませんでしたが、沢山の驚きがあった撮影でした。

 

・・・

さて、せっかくムービーでも高性能なカメラを手にしているので、動画を撮らない選択肢はありません。

曇り空でも楽しめそうな場所を…と考えた結果、電車ではけ(東京都武蔵野地方の方言で、がけや丘陵地の事を表します)の聖地へと赴き、湧水を収めてまいりました。

フルHDのXAVC S HD:60p 50Mで記録し、ISOオートかつ絞り開放で撮影しております。

うっそうと茂った森の中での撮影なので、ピクチャープロファイルの8番(S-Gamut3.Cine)を使用し、カラーグレーディングで色を調節しました。

(編集ソフトは Blackmagic DesignのDaVinci Resolve 16を使用しております)

柄杓のそばを水が流れるシーンで、黒岩の暗部ノイズが少し目立ってしまいました。

しかしながら同じシーンでも、灰色の岩の方はほとんどノイズが出ておらず、1インチセンサーとしては驚異的な画質であることが解ります。

また、RX100M6からは内蔵NDフィルターが省かれている為、シャッタースピードが高速になってしまうのではないかと危惧しましたが、暗所での撮影だったこともあり、極端には影響しませんでした。

(水の流れ方に少しだけ違和感があります)

 

 

~編集忘備録~

動画初心者の筆者がDaVinci Resolve 16を使用しグレーディングをする中で、行った作業を記載致します。

①編集中の動画全てに、同じLUTを適用する

クリップ一つ一つを選択し、それぞれにLUTを当てるのは手間がかかります。

そんな時は上記の様に設定すると、入力カラースペースの欄で選択したLUTが全クリップに反映されます。

 

 

②全体に同じLUTを当てた後、自分好みに設定した色を、同じようなクリップに適用する

一括でLUTを適用した後、「ホワイトバランスを暖色寄りにしたい」と思ったため、カラーホイールにて個別編集をしました。

その後似た色のカットに同じ色味を当てたいと思ったのですが、それぞれの数値が同じになるように手打ちするのは非常に手間です。

そんな時はスチルを作成し、同じ編集をしたいクリップを選んでノードの上にドラッグアンドドロップ!

これで同じ編集結果が適用されます。

 

 

③調節範囲を自分で決めて色を編集する

新芽の黄緑だけを調節したいカットがありましたので、クオリファイアーモードにトライしてみました。

こちらのやり方は、画像をご覧ください。

ついつい彩度を高めにしてしまいがちですが、あまりいじり過ぎると色飽和を起こすので、「腹八分目」にした方がバランスの取れた画になりました。

今回行ったグレーディングは以上となります。

 

 

・・・

さて、冒頭でも申しましたが、コンパクトデジタルカメラと言えば、SONYのRXシリーズ。

そのイメージは、今回の試用で更に強いものとなりました。

手軽に持ち運べて、高画質。充実のオートモードに、使い易いユーザーインターフェース。

筆者がこのカメラを手に入れるのは、そう遠くないかもしれません。

[ Category:etc. SONY | 掲載日時:21年04月17日 14時00分 ]

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